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フンガトンガの火山ガスにより寒い夏がやってくる

2024年05月21日 | これから何が起きるのか?

 世は「二酸化炭素増加による温室効果で、人類の生存に危機をもたらすほどの高温現象がやってくる……」
 ことになっている。

 国連の代替機関を狙うダボス会議(世界経済フォーラム)は、SDGsという指標を作って、世界中の化石燃料を廃止し、エネルギーを電気に一元化し、その電気を原子力発電で作ることが唯一の解決策だと吹聴してきた。
 https://www.jaif.or.jp/journal/feature/sdgs/

 ところが、数年前まで記録的な猛暑が更新されてきたのに、なぜか、今年は寒い。
 だが「二酸化炭素温暖化論」一色で染められてきた学会で、この寒さについて、「もしかしたら温暖化してないんじゃないか?」と疑問を発するのは、ごく一部の学者にとどまっている。

 二酸化炭素、温暖化犯人説を大声で吹聴してきた大半の学者は、「いや、温暖化の過程で降雪量が増えて、一時的に寒くなるのだ」と、証明されたことのない奇妙な学説を提起し、温暖化論にしがみついている。

 地球温暖化なのに なぜ寒波? NHK 2021年2月22日
 https://www.nhk.or.jp/minplus/0019/topic017.html

 上のリンク内で主張されていることは、【温暖化が進むと海水の水蒸気量が増えて降雪が増える。増加した降雪地帯が太陽光を反射して一時的に寒冷化が起きる】
 というような内容らしい。

 だが、私が自然を観察している範囲で、私の住む中津川市で気温に影響を与えるほど降雪が多くなっている印象は存在しない。移住した20年前に比べて、冬期の降雪量は明らかに少ない。山は昔よりも雪による白さを失っているのだ。
 温暖化論者は、問題は南北極の太陽光反射量だなどとも言っているが、そのデータによる説明もネット上に見当たらない。寒冷化をもたらしている理由が、降雪量の増大にあるとは、とうてい思えないのである。

 これを書いている今、地球温暖化の続く5月だというのに、妙に寒すぎる毎日が続いている。この寒さのせいで野菜類が生長せず、キャベツなど一玉千円超という史上最高値を記録している。
 我が家の畑でも、蕪や大根の葉が生長しないまま紅葉のように、赤く黄色くなっている。代わりに、ワラビが猛繁殖してしまっている。普段の春とは、まるで様相が違うのだ。
 
 キャベツが空前絶後の高騰 「今までで一番高い」1玉の値段は? アキダイ社長「目が飛び出るというか…」 2024年5月17日
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/327679

 現在、ネット上の情報を見渡しても、「火山活動のせいで寒くなっている」という表題の記事は見つからないのだが、これはネットの統制支配者、グーグルなどが「二酸化炭素のせいで地球温暖化が起きている」という決めつけを拡散していることで、都合の悪い矛盾する事実を、意図的に統制排除しているのではないかと疑わざるを得ない。

 この寒さは、もしかしたら巨大噴火を起こしたフンガトンガや福徳岡の場、硫黄島や鳥島近海、西の島付近で続く火山活動のガスによるものではないのだろうか?
 と、火山ガスによる地球寒冷化のデータを見れば、誰でも理解することだ。
 日本史研究者なら、天明の大冷害=大飢饉が浅間山やラキ火山の巨大噴火と関係していることを知っている。

 2023.11.19 高緯度での火山噴火、劇的な寒冷化につながることが判明
  https://forbesjapan.com/articles/detail/67383/page2

  火山活動が気候変動に及ぼす影響|メカニズムをわかりやすく解説 04 April 2022
  https://mygreengrowers.com/blog/volcanic-activity/#:~:text=%E7%81%AB%E5%B1%B1%E3%81%8C%E5%99%B4%E7%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%80%81%E3%80%8C%E4%BA%8C%E9%85%B8%E5%8C%96,%E5%A4%89%E5%8B%95%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%8D%E8%B5%B7%E3%81%93%E3%81%99%E7%89%A9%E8%B3%AA%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

  2021年に起きた南硫黄島から北5Kmの「福徳岡の場」の国内最大級と思われる巨大噴火は、莫大な量の軽石を放出し、漁業に大きな影響を与えた。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%BE%B3%E5%B2%A1%E3%83%8E%E5%A0%B4#:~:text=%E7%A6%8F%E5%BE%B3%E5%B2%A1%E3%83%8E%E5%A0%B4%EF%BC%88%E3%81%B5%E3%81%8F%E3%81%A8%E3%81%8F,%E3%81%8C%E7%99%BA%E8%A1%A8%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82

 現在に至るまで、過去10年以上にわたって、諏訪瀬、硫黄島近海、鳥島近海、西の島などで非常に規模の大きい活発な火山活動が続いていることが知られている。
 残念ながら、まとまって一覧できるデータがないので紹介できないが、2021年~23年は、過去に記憶がないほど火山活動が活性化しているように思える。

 わけても、凄まじい規模だったのがフンガトンガ火山だった。
  https://ja.wikipedia.org/wiki/2022%E5%B9%B4%E3%81%AE%E3%83%95%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%B3%E3%82%AC%E5%99%B4%E7%81%AB

 2022年1月15日17時ごろに南太平洋、トンガのフンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ火山で発生した海底火山の大規模な爆発的噴火による噴出量は6-7km3、火山爆発指数は少なくともVEI-5と推定され、噴火によって発生した衝撃波(空振)は1883年クラカタウ噴火に匹敵する規模、過去100年以上の自然現象としてはもっとも強力な例であり、米国が保有する最大の核爆弾にも匹敵するほどであった
 (アメリカの水爆ブラボー16Mtに匹敵するという)

 火山活動は高度17 kmにも達する噴煙が上がった。トンガの地質学者チームによると、直径5kmの噴煙が18~20kmの高さに昇るのを確認した。トンガ政府は住民に津波警報を発出した。

 そして1月15日17時ごろ(日本時間15日13時ごろ)、さらに大規模な噴火が発生した。噴火に伴う轟音は、トンガ国内のみならず、火山から500km以上離れたフィジーや、さらに遠く離れたニュージーランドとオーストラリアでも聞こえたとの報告が多数ある。

 噴煙は高度約16,000mまで上昇し、半径260キロに広がった。なお、イギリスのNERC国立地球観測センターによると、噴煙の傘は高度35kmに達し、その頂上部は高度55kmまで上昇した可能性がある。
 噴煙の高さは57キロに達したことが日米韓の静止気象衛星の観測データで分かった。英オックスフォード大などの研究チームが4日付の米科学誌サイエンスに発表した。観測史上最高で、地球大気の対流圏や成層圏を突き抜け、中間圏に到達していた。
 衛星の観測によると、約40万トンの二酸化硫黄が放出された。

 また、この噴火によって成層圏に146テラグラムの水蒸気が流入した。これは、成層圏全体の水蒸気量の10%程度に相当し、滞留期間も硫酸塩エアロゾルの2~3年を超えると予想される。この水蒸気滞留による温室効果によって温暖化が生じる可能性があるとしている。
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 一部抜粋引用以上

 フンガトンガ噴火は高度17Km、噴煙は高度57Kmに達した歴史上でも最大級(鬼海カルデラ噴火なみ)の超巨大火山活動だった。噴煙と水蒸気は宇宙空間(中間層)にまで放出された。
 火山活動が気象に影響を与える主役は、二酸化硫黄ガスといわれている。
 その最大例が、1991年のピナツボ火山噴火だった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%8A%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%9C%E5%B1%B1

 このときの気象障害は私の記憶にも焼き付いている。翌年1992年は、記録的な冷夏となり、国内で米が減産し、タイや韓国から緊急輸入されたのだが、韓国米が吉野家で使われ、そのまずかったことが強く記憶に残っている。韓国は最低のクズ米を日本に送ったらしい。

 大量の溶岩と火山灰を噴出した大噴火によって、成層圏に大量のエアロゾルと塵埃が放出された。成層圏で酸化した二酸化硫黄が作り出す硫酸エアロゾルは、噴火から一年をかけて成層圏をゆっくりと拡散していった。
 成層圏へのエアロゾル注入は、1883年のクラカタウの噴火以来の規模で、二酸化硫黄の量は約1700万トンと見積もられている。現代の観測機器で測定された中では最大の量である。

 成層圏へのエアロゾルの大量放出の結果、地表に達する太陽光が最大で5%減少した。北半球の平均気温が0.5から0.6℃下がり、地球全体で約0.4℃下がった。同時に、エアロゾルが輻射を吸収して成層圏の温度が通常より数℃上昇した。噴火で作られた成層圏の雲は、3年間も大気中に残存した。

 噴火はオゾンレベルに重大な影響を与え、オゾン層の破壊率が大幅に上がった。中緯度のオゾンレベルは最低を記録し、1992年の南半球の冬季には、南極上空のオゾンホールが過去最大の大きさになり、オゾン層破壊の最高速度を記録した。1991年のチリのハドソン山の噴火も南半球のオゾン層破壊に影響した。ピナトゥボ山とハドソン山それぞれのエアロゾル雲が圏界面に到達した際、オゾンレベルの急低下が観測された。

 成層圏の塵埃によって、顕著な影響がもうひとつ見られた。月食の見掛けへの影響である。通常は半分の食であっても暗いとはいえ目に見えるが、噴火後は火山灰が太陽光を吸収するため、食の間は通常の月食に比べて暗く、見えにくかった。
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一部抜粋引用以上

 ピナツボ噴火で、地球気象に甚大な影響を与え気温低下をもたらした二酸化硫黄ガスの量は、1700万トンと見積もられている。これがフンガトンガでは、火山ガス中の二酸化硫黄の量が少なかったせいで、影響は少ないと報道された。その量は40万トンだった。
 ならば、ピナツボ噴火に比べて、二酸化硫黄による成層圏の太陽光遮蔽効果はとるにたらないということになり、我々も、そう信じかけていた。

 ところが、この寒さだ。気象学者たちは、この異様な寒さの原因について、なぜか口をつぐんでいる。温暖化を主張している手前、寒冷化しているなどとは言えないのだろう。

 実は、フンガトンガ噴火の場合、146テラグラムの水蒸気が成層圏に噴出された。これは成層圏にある水蒸気量の10%に匹敵するという。しかも、その滞留期間は、硫黄ガスとは比較にならほど長いとされる。
 ところが、この水蒸気滞留は、寒冷化ではなく温室効果によって温暖化を引き起こすと公表されている。

 私はシロウトなので詳細は分からないが、水蒸気は太陽光の反射率を高める効果があるので、むしろ太陽光を遮蔽することになりそうな気がするのだが、ネット上の情報をいくつか見てみよう。

 成層圏の水蒸気、地球温暖化に大きな影響
 https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=3241

 成層圏の水蒸気が温暖化を阻止している!
 温暖化はやはり減速中?—原因は水蒸気か自然変動か 2010年3月1日
 https://www.cger.nies.go.jp/ja/people/emori/nikkei/ecolomycolumn_11.html

 (IPCC)第4次評価報告書で第1作業部会の共同議長を務めた米国のスーザン・ソロモン氏が、最近、興味深い論文を発表しました。ニュースにもなったので知っている人もいると思いますが、成層圏(高度10~50km程度の大気)の水蒸気が温暖化を減速しているという分析です。

 2000年以降、成層圏の水蒸気が10%ほど減っており、これが気温の上昇率を25%ほど下げたと考えられるという話です。一方、より限られた観測データからですが、1980年から2000年の間に成層圏の水蒸気が増えて、温暖化を加速していた可能性もあることが示唆されています。
 成層圏の水蒸気が変化した原因は、対流圏(地表から高度10km程度の大気)から流入する水蒸気量の変化のようですが、これが自然変動なのか、温暖化に伴うフィードバックなのかはまだわからないということです。
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 一部抜粋引用

 どうも、成層圏に外部から水蒸気が大量に流入すると、温暖化を減速させるらしいことが書かれている。
 あと、フンガトンガ噴火の場合、太陽光遮蔽効果をもたらす二酸化硫黄ガスは、ピナツボに比べて圧倒的に少なかったようだが、その他のガスについては書かれていない。
 火山ガスの種類は、以下のように説明されている。
 【一般に、火山ガスの主成分は水蒸気(H2O)で、90%以上含まれています。 H2O以外の化学組成はその温度によって異なり、温度の高い火山ガスにはHF、HCl、SO2、H2、COなどが多く含まれ、温度の低い火山ガスではH2S、CO2、N2などが主成分となります。】

 フッ化水素や塩化水素、二酸化硫黄、炭酸ガス、水素などが大量に含まれている。かつて三宅島の噴火避難時には、関東周辺で硫黄ガスが観測され、農業にも影響を与えたことがニュースになった。
 
 フンガトンガや、南西諸島方面、硫黄島、鳥島近海での、この数年の火山活動の激化は、たぶん成層圏に少なからず影響を与えていると考えるしかない。
 成層圏に流入した、水蒸気や二酸化硫黄ガスは、地球気温の低下に一定の役割を果たしているように思える。

 かつて、江戸時代全期にわたって、日本での小氷期(マウンダー極小期)が起きた。
 このとき、全国で百姓一揆が勃発し、わけても天明天保の大飢饉では、悲惨で残酷な被害が起きた。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E6%98%8E%E3%81%AE%E5%A4%A7%E9%A3%A2%E9%A5%89

 現在、当時のマウンダー極小期(黒点活動の衰退)が、2030年から世界で再現されるとの情報が広く定着している。
 すでに、2024年現在、小氷期は密かに始まっているともいわれる。

 二酸化炭素温暖化説=気候変動のウソ 2024年04月30日
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6130172.html

 あと5~10年で地球は極寒に? 最新の太陽研究が予測 2015/7/17
https://www.sankei.com/article/20150717-64YWEYG3K5PNFIB2NNMDRR6ZTM/#:~:text=%E5%A4%AA%E9%99%BD%E3%81%AE%E6%B4%BB%E5%8B%95%E5%91%A8%E6%9C%9F%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B,%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%84%E3%80%82

 今起きている寒さは、まさに上のリンクが予言したとおりの事態である。寒さに強いはずのキャベツが育たず、一個1000円以上の値がついているという。
 我が家の蕪の葉は、まるで紅葉のようになってしまった。全然大きくならないのだ。 私は、本当に「小氷期」が始まったのだ……と実感せざるをえないのである。

 黒点活動と地震火山活動には相関関係があるとの報告が多い。
 https://jesea.co.jp/blog/room08/


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