gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

相当にヤバい 太陽黒点 AR3664=13663/13664

2024年05月17日 | これから何が起きるのか?

 現在出ている太陽黒点の規模が、過去最大級165年前のキャリントン事象を上回る壮大なものであることは、すでに伝えた。
  http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6132478.html

 この黒点は、発生後、5月11日X5.8フレアを放出して裏側に回った。裏側でも5月15日にX8.7のフレアを放出した。
 https://swc.nict.go.jp/extreme.html

 【太陽黒点群13663および13664で、日本時間5月8日10時41分以降、15日17時37分までに、Xクラスの太陽フレアが13回発生しました。Xクラス以上のフレアが72時間で7回発生したことはGOES衛星による観測史上初めてです。
 また、一連の太陽フレアで最大の規模は5月15日に発生したX8.7であり、これは現在の太陽活動周期25が始まってから現在までに観測された最大規模の太陽フレアです。】

 だが、問題はこれからだ。黒点が太陽を一周する時間は、おおむね25日程度とわれている。(極地では少し遅い)
 太陽黒点の寿命は、小さなものなら一日程度だが、AR3664クラスだと数週間、月の単位になる可能性があるといわれる。

 つまり、一周しても、まだ生き残っていたり、成長していたりする可能性が大きいわけだ。一周して、もしも成長したAR3664が、X数十クラスのフレアを出す可能性は小さくない。
 72時間で7回もX級フレアが発生するのだから、フレアをバカスカ放出しながら地球を向いてくるので、フレアが地球軌道を直撃する確率が大きく高まっている。

 この影響は、すでに巨大オーロラという形で数日前に現れている。
  https://www.youtube.com/watch?v=0w070_kMBoY&ab_channel=ANNnewsCH

 https://www.youtube.com/watch?v=b2nJlR5LGQE&ab_channel=FNN%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3

 日本では、兵庫県など西日本でもオーロラが確認されている。こんなことは数十年に一度程度しかない。ハワイでは164年ぶりにオーロラが出現したと報道された。
 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c06e9aeee9e4dfd603770dc596220122f2504cc5

 5月7日ころから地球に影響を与え始めたAR3664は、地球向きで十日ほど激しく活動しながらCME太陽風を放出し、現在、地球の反対側だが、6月1日頃から再び地球を向き始め、もしも成長していれば、X数十規模のフレアを地球軌道に放出する可能性がある。

 この半月ほど、大半の人が、スマホやパソコン、テレビなどの通信機器に異変を感じていたはずだ。Wi-Fiが突然切断したり、ときにはデリンジャー現象といって、電磁波をブロックして、テレビやラジオなどを数分~数時間ブラックアウトする現象も起きる。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E7%8F%BE%E8%B1%A1
 私も、Wi-Fiが切断されたり、パソコンがめちゃくちゃに遅くなったりで悩まされたが、まだ終わっていない。

 6月上旬、AR3664が再び地球を向いて、X50程度のフレアが放出され、地球軌道を直撃した場合、何が起きるのかは知っておく必要がある。
 太陽風コロナCMEの質量は非常に大きくて、地球への影響が数千万トンに達する場合があり、これが地球軌道に巻き付いて自転を狂わせ、巨大な地殻変動の原因になるという説がある。

 https://solar.nro.nao.ac.jp/solar_basic/flare_earth.html

 「村井俊治の部屋」地震は太陽活動のせいで起きる  2022年11月24日
  https://jesea.co.jp/blog/room01/
 https://jesea.co.jp/blog/room07/
 
 また、太陽風は荷電粒子なので、地球軌道に巻き付くと、南向きの強力な磁場を生成する。
 すると、高緯度地方の長い金属体で誘導電流(サージ電流)が生成される。(ファラデー・レンツの法則)
 https://www.youtube.com/watch?v=6RF6HZSonuM&ab_channel=%E3%80%8C%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%82%88%E3%81%B3%E3%80%8D%E7%90%86%E7%B3%BB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB

 誘導電流は導電体が長いほど大きくなるため、コイルを直撃するので、地上の変圧器などが、まともにサージ電流によって破壊される可能性がある。
 また、ICの微細回路にも激しく作用し、回路を破壊する。この場合は修理不能なので、壊れたICは取り替えるしかないが、地球規模であり、日常生活のほぼすべて、上下水道、電気、車、通信のすべてに使われているため、天文学的な損失が発生する。
 最悪、元通りにするのに数十年という単位が必要になる。

 生活インフラが完全破壊されると、数年以内に住民の9割が死滅するとの米軍試算もある。この現象は、ロシア、北欧、カナダなど高緯度地方ほど顕著になる。
 逆に、100年前の原始的なライフスタイルなら、ほとんど影響を受けないので、文明は100年前に戻らなければならなくなる。

 車もIC制御なので破壊される可能性が高い。耕運機も同じだ。だから移動の主力は自転車となり、耕耘は鋤や鍬の出番だ。水は井戸を掘るしかない。調理暖房は薪炭を利用する。トイレは、土壌に穴を掘って埋めるしかないだろう。
 被害範囲が地球規模なので、救援は期待できず、ほぼすべてのIC回路が同時に破壊されることで、修理も不可能である。
 
  想像を超える太陽フレアの威力とその被害とは?
 https://www.youtube.com/watch?v=sD5MfyCvrN8

 2025年に世界のインターネットを破壊する過去最大の太陽嵐
 https://www.youtube.com/watch?v=xHX0jF8dfKw
 (このコンテンツが一番わかりやすい) 

 もしも、太陽風磁場によって電力供給が破壊されたなら?

 ① 電気の供給が不可能になるので、月が出ていない限り、夜は完全な暗闇になる。それが、どれほど恐ろしいものか、都会に住む99%の人は知らない。本当に何も見えず、一歩も動くことができない。
 夜の山を歩くのに、電灯を持たずに行くようなものだ。私は、移住した最初の頃、田舎の暗闇を知らなかったので向かいの池に落ちた。

 とりあえず、停電時の非常用灯火は絶対に必要だ。私の場合は灯油ランタンを何台も用意しているが、煤が肺に悪いので、最近、ダイソーの電池ランタンに変えた。
 500円程度で売られているので、少なくとも数ヶ月分の予備電池とともに購入しておこう。もちろん、ダイソーのヘッドランプやペンライトも必要だ。

 ② すべての通信が遮断される。電話も不能、インターネットもダメ。誰とも連絡を取れなくなる。
 コミニュケーションは、近所の歩いて行ける交友範囲に限られる。通販が不可能になるので、通販に頼った商品購入はアウトだ。もしも太陽風破壊なら、回復には数年以上を必要とする。
 こうなると、あらゆる商店の商品(食品)が数時間で買い占められてしまう。こんなときは、備蓄に頼るしかない。

 ③ 移動が不可能に近くなる。自分の足か自転車くらいしか使えない。飲料水がなくて、きれいな水の田舎に行きたくとも足がない。もちろん公共交通機関も止まる。自治体が飲料水や食料の救援をしたくとも、救援の足も失われる可能性が強く、他人の援助は期待できない。
 だから自転車に乗らなくとも、倉庫に折りたたみ自転車があった方がよい。
 また汚い河川の水でも飲める浄化装置は、あった方がいい。余裕があれば、井戸を確保すべきだ。

 ④ 暖房は都会では事実上不可能になるかもしれない。薪炭が供給できる地域では、薪ストーブや七輪で対処できる。とりあえず、羽毛服などで対処するしかない。
 生活にもの凄い苦労が必要となれば、間違いなく認知症が減る。糖尿病のような生活慣習病も減る。これだけが良いことだ。
 逆にいえば、人間は、この種の苦労によって、認知症や習慣病を防いできたともいえる。

 ⑤ 私は、非常事態に備えて、若者たちに「ダーチャ」という別荘農園を共同で所有することを勧めてきた。
 過疎の田舎に安く売られている古い農家を共同で所有し、肉体労働によって畑で芋類を作り、収穫祭を楽しむようなライフスタイルだ。
 ソ連崩壊時に、本当に人々を救ったのはダーチャだった。
 今の若者たちには、共同体ダーチャが必要だと思う。コンピュータAIなど、巨大太陽風の前には無力であることを知っておくべきだ。

 ⑥ 北半球、高緯度地方の原発の冷却電源が破壊された場合、我々は、南無阿弥陀仏と唱える以外のいかなる方法も残されていない。人類の未来は終わりだ。あまりにも原発数が多すぎるからだ。