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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

大竹しのぶ 「女の一生」

2020-11-14 09:35:35 | 日記
新橋演舞場で上演中の「女の一生」です。
杉村春子さんが1000回近く演じ続けた 布引けいを
大竹しのぶさんが演じる。
私、残念ながら、杉村春子さんのは観ていない。
チャンスはあったんですが、当時は、杉村さんが10代を演じるというのに
食指が伸びなかった。
今思えば、観ておくべきでした。
失敗しましたね。

さて、大竹さんの 布引けい。
後半、堤家の長男(段田安則)と結婚し、学究肌の長男に代わり
家の商売を切り盛りする。
この辺りの貫禄ある当主ぶりは、さすがでした。

他には、10代のけいを奉公人として雇い、
なにくれとなく面倒を見る、先代の女性当主を演じた
銀粉蝶さんが、当主としての厳しさ、けいに向ける優しさが
出ていて、印象に残る。

堤家の後見人のような叔父さんを演じた風間杜夫さん。
持ち前の軽い演技、どちらかといえば重苦しいお芝居なので
良いアクセントになっていました。

長男役の段田安則さん。
学究肌の長男は、ニンに合っていると思います。

次男の高橋克実さん。
さすがに10代は苦しいが、後年、共産党員として
追われるシーンなとは、存在感醸し出していました。

豪華メンバーで、3時間の上演。
古びてなく、見応えありました。