プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

連夜の柳家喬太郎「ザ・きょんスズ30」

2019-11-30 09:50:51 | 日記
2夜続けて 下北沢スズナリの「ザ.きょんスズ30」です。

例によって演目。
疝気の虫 小太郎
歌う井戸の茶碗 喬太郎
仲入り
スタンダップコメディ 寒空はだか
掛取りバンザイ 喬太郎

小太郎さん 相変わらず名前言わない。
不思議です。
贔屓目に見ても 半分以上の人が 名前知らないと思うんですが。

「歌う井戸の茶碗」
お馴染み「井戸の茶碗」の歌入りバージョン。
「木綿のハンカチーフ」の使い方が抜群に上手い。
「あなたならどうする」「モスラ」など
師とは世代が近いだけに 知っている曲が多く 楽しめた。

仲入り

寒空はだか
喬太郎師とは、大学時代からの付き合いだそう。
お得意の「タワータワー」などで笑わせてくれた。

「掛取りバンザイ」
ホール落語好きの番頭 ウルトラマン好きの円谷さん 寄席好きの末広さん 演劇好きの紀伊国屋さん などなどが登場。
円丈 雲助 アサダ二世 正楽師らの形態模写も交えての
大爆笑落語。
客席と演者が一体になってました。


柳家喬太郎「ザ・きょんスズ30」

2019-11-29 10:35:16 | 日記
15日に続き 下北沢スズナリで公演中の
「ザ・きょんスズ30」へ。
今回は、最前列。

例によって演目
小太郎 徳ちゃん
喬太郎 夢の酒
仲入り
二楽&八楽 紙切り
喬太郎 御慶

開口一番の小太郎さん
名前言わずにネタへ。
折角 皆んなに覚えてもらうチャンスなのに残念。

「夢の酒」
ゲストの二楽さん お囃子の恩田えりさんと一緒に
旅の仕事に行ったマクラが楽しい。
二楽さんとえりさんが 海に行ったまま 開演間際まで
戻って来なかった話 などなど。
昨夜の会は、演目が ネタ下ろしとあったので、
このままなにか旅の落語に入るのかと思ったら
「夢の酒」
若旦那は、嫁にヤキモチを妬かせようと話し
計略に引っかかるお花が可愛い。

仲入り

「紙切り」
喬太郎師がマクラで話した
「ヒッチハイク」などのお題が出て 客席大受け。
さらに 二楽師が その騒動について詳しく話すので
怒った(?)えり師匠が、紙切りの伴奏をSTOPしてしまう(笑)
その後も BGMは 「阿呆陀羅」
最後は、最近弟子入りしたという 二楽師の息子さん 八楽さんとの父子競演。

「御慶」
正月しか演じられない演目だけに、久しぶりに聴いた。
この演目がネタ下ろしだったのかもしれない。
富くじに当たった八五郎の出世話。
私も、あやかりたいものだ^_^

イザベル•ユペール&クロエ•グレース•モレッツ 「グレタ」

2019-11-28 10:55:31 | 日記
東宝日比谷シャンテで上映中の「グレタ」です。
イザベル•ユペールとクロエ•グレース•モレッツのW主演。

舞台は、ニューヨーク。
地下鉄の座席に置き忘れてあったバッグ。
拾った女の子が 親切にも 落とした女性の家に届けに行く。
が、それが不幸の始まりで•••
という映画。

置き忘れた女性 グレタを演じるのが イザベル•ユペール。
最初は、夫に先立たれ 娘は遠くで暮らす 孤独な中年女性だと
思われたのが 段々常軌を逸し サイコパスの本性を剥き出しにしていく。
この辺り ユペールの怖ろしさ 異常さの演技 素晴らしい。
凄みがあります。

一方 最愛の母を喪ったばかりの純真無垢な女子大生 フランシスを演じる
クロエ•グレース•モレッツ。丸顔の可愛いらしい感じがピッタリ。

共に 役にピッタリの女優さんだけに 話も無理なく進んでいきます。
異常性を増すグレタに翻弄されるフランシス。
とうとう 毒牙にかかってしまう。

どうやったら グレタの魔の手から逃れることができるのか。
ラストまで、ハラハラドキドキの展開でした。

愛希れいか&加藤和樹 「ファントム」

2019-11-27 10:18:04 | 日記
赤坂ACTシアターで上演中の「ファントム」です。
ファントム クリスティーヌ シャンドン伯爵の3役がWキャスト。
私が観た日は、
ファントム 加藤和樹
クリスティーヌ 愛希れいか
シャンドン伯爵 木村達成
でした。
3人とも 若さ溢れる演技は お見事!
特に 愛希れいか。愛くるしいクリスティーヌでした。

舞台はパリ 
オペラ座のパトロンであるシャンドン伯爵は、ある日 クリスティーヌに出会う。
信頼する オペラ座の支配人 キャリエール(岡田浩暉)に預けようとするが、
彼は解任され、新しい支配人ショレ(エハラマサヒロ)と その妻でプリマドンナのカルロッタ(エリアンナ)
が権力を握っていた。
が、彼らはファントムの事を知らず・・・

今回 演出を担当したのは、主演の城田優。
1幕 群衆たちが集うパリの街を描くシーンは、ちょっと雑然とした感じでしたが、
2幕 クリスティーヌとファントムのシーンは、緊密な感じが よく出ていました。

楽曲は モーリー・イエストン。
「君は音楽」「パリのメロディ」など
耳に馴染みやすい音楽が多く ミュージカルの楽しさ満喫させてくれました。







ケラ&多部未華子&瀬戸康史 「ドクター•ホフマンのサナトリウム」

2019-11-26 10:28:37 | 日記
神奈川芸術劇場で上演された「ドクター•ホフマンのサナトリウム〜カフカ第4の長編〜」です。
実際は、書かれていないカフカ第4の長編についての戯曲。
ケラ作 多部未華子 瀬戸康史 音尾琢真 大倉孝二 村川絵梨 犬山イヌコ 緒川たまき
渡辺いっけい 麻実れいらの出演。
上演時間 3時間半。
見応えありましたが、いささか疲れた公演でした。

冒頭から 映像などを駆使した演出 生音楽 プロジェクションマッピング•・・
そして ケラさんの紡ぎ出す物語の世界に圧倒されてしまいます。
カフカが書いたとされる
カーヤ(多部)とラバン(瀬戸)のカップルを中心とする物語の世界。
その原稿を発見したという
ブロッホ(渡辺)と その友人(大倉)の世界
2つの世界を行き来して、物語は進んでいき
さらに ブロッホたちが ふとした拍子で
カフカの時代にタイムスリップして、
彼が最期の時を過ごす サナトリウムに
出かけて行く場面があります。
この入り組んだ構造を 手際よく見せるケラの筆は、
さすがです。
役者さん みなさん素晴らしかったんですが、
特に 麻実れいさんの存在感は、凄いものがありました。