プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

ヴィム·ヴェンダース「誰のせいでもない」

2016-11-30 12:20:42 | 日記
ヴィム·ヴェンダース監督作品「誰のせいでもない」です。といっても、私、別にこの監督のファンという訳ではありません。観たのは「ベルリン·天使の詩」ぐらいかな。でも、この映画より、この作品にインスパイアされて書かれた鴻上尚史の「天使は瞳を閉じて」の方が、印象に残っていますが。
さて、「誰のせいでもない」舞台は、カナダ モントリオール。主人公の作家トマスは、書きかけの小説も、恋人との仲も、上手くいかずムシャクシャ。そんな精神状態で出掛けた運転中、いつもの道が雪のため通れず迂回。すると、小さなソリが目の前に飛び出してくる。慌ててブレーキ。ソリに乗っていた子供は無事。子供を家に送り届けると、母親は絶叫! 実は、ソリには、もう一人子供が···トマス その恋人 母親 子供と、彼らの運命が狂いだし、12年の月日が流れます。
ヴェンダース監督の作風というのを知らないので、正直、こう淡々と物語が流れていくのかなというのが印象。ラストに起こる事件にしても、そう大仰なものではない。もっと劇的な展開を期待していたので、その点は、ちょっとガッカリ。3D作品なので、そちらで観れば、また印象は変わったかもしれません。母親役を演じたシャルロット·ゲンズブールが素敵でした。

5時間半は長すぎる「全日本プロレス 両国国技館大会」

2016-11-29 12:08:46 | 日記
日曜日は、「全日本プロレス 両国国技館大会」観てきました。3時試合開始。終了が8時半近く。いくら何でも長すぎる。帰りの電車のなか、漂うのは、メインの三冠戦の激闘、セミの世界タッグの肉弾戦の余韻ではなく、ただただ疲労感のみ。試合内容は充実してましたが、興行的に見れば、充実しているとは言えない大会でした。
全11試合 久々の大舞台での興行ですから、各レスラーが張り切り、興行自体が長くなるのは、容易に想像がつきました。が、まさか8時を回るとは。メインの三冠戦が始まる頃には、場内の緊張感も途切れ気味。折角の熱戦を展開してくれた宮原 諏訪魔両選手には、ちょっと気の毒でした。
この種の興行 いかにメインにいい状況でバトンを渡すかが、一番重要なポイント。その点では失敗だったと言わざるを得ない。来年8月に、再度「両国国技館大会」が発表されましたが、今回の反省点を生かして、ファンが充実感をもって家路につける大会を期待したいものです。

「ジャパンC」キタサンブラック本命だったのに···大相撲 遠藤無念!

2016-11-28 11:11:26 | 日記
「ジャパンC」1番人気を本命にして的中したところで、威張れませんが、1着的中。ま、当てたことは事実。が、何故か儲かっていない。いえいえ、今回は、サウンズオブアースも、シュヴァルグランも、きっちり抑えていました。理由は、3連複にしてしまったから。今年のG1は、負け続き。自分の予想に自信失っているし、普段私が参考にしている予想者達も、キタサンブラック本命にしていなかった。そんなこんなで、馬券買う直前、3連複にしてしまいました。普段なら、直線、買った馬応援するのに、昨日ばかりは、キタサンブラック差されないかな、と思いながら観ておりました。情けない!
で、大相撲。優勝鶴竜は、もちろん立派。が、今場所、一番目を引いたのは、遠藤。序盤の勢いは、凄かった。残念ながら、終盤失速して負け越してしまいましたが、怪我さえなければ、来年は、一段と成長した姿を見せてくれるでしょう。楽しみです。

中川晃教×平野綾×橋本さとし×濱田めぐみ「マーダー·バラッド」

2016-11-27 11:14:09 | 日記
天王洲アイルの銀河劇場で公演中の「マーダー·バラッド」です。出演メンバーが凄い!中川晃教 平野綾 橋本さとし 濱田めぐみ いずれも、ミュージカルの殿堂·帝国劇場で主演を張ったことのある実力派ばかり。が、だからといって、芝居が成功するかと言えば、そうとも言えない。正直、私には、イマイチでした。
このミュージカル 90分の公演時間が全編歌で紡がれ、ノンストップ·ソング·スルー·ロック·ミュージカルと銘打たれています。私、ロックに弱いので、イマイチだったのかも知れません。ロック好きなら、ノリノリだったかも···
ただ、ストーリーがありふれていたことは、事実。まず、このミュージカル 全てを司る存在のナレーター(濱田)のナンバーから始まります。ニューヨークで出会った歌手志望のサラ(平野)と俳優志望のトム(中川) 2人はすぐに恋に落ちますが、やがて別れの時が。サラ、自暴自棄になりますが、そんな時、優しく包んでくれるマイケル(橋本)が。2人は、結ばれます。フランキーという娘もでき、幸せな生活を送りますが、サラ、現状に満足出来なくなり、トムと再会。愛が甦ります。妻の浮気に気付いたマイケル。トムと決着をつけに行きます。そして、悲劇が···
今一つひねりのないストーリー。折角実力派を揃えたのですから、もう少し、インパクトのある物語が、観たかった。

菊五郎 吉右衛門 人間国宝の競演にうっとり「仮名手本忠臣蔵」

2016-11-26 11:16:14 | 日記
先月に引き続き、国立劇場開場50周年記念 三ヶ月連続完全通し上演「仮名手本忠臣蔵」第二部観てきました。今回は、浄瑠璃の道行から七段目まで。まさに、息つく暇もない5時間のロングラン。菊五郎 吉右衛門という人間国宝の競演に、ただただ、うっとりしてました。
まず、浄瑠璃の「おかる·勘平の道行」菊之助が、おかるを演じます。続いて五段目「山崎街道」ここから、菊五郎が登場。勘平を演じます。斧定九郎は、松緑。やはり、定九郎は、カッコいい。「中村仲蔵」に感謝です。で、六段目「勘平腹切」菊五郎が、勘平の懊悩を見事に演じきってくれます。勘平の悲劇が引き立ちました。
この段まで観て、忠臣蔵の世界に入り込みすぎて、すっかり疲れた私は、休憩時間に、売店でアイスモナカ買って糖分補給。糖尿病が治らない訳だ(笑)
気合い入れ直して七段目「一力茶屋」由良之助役で、吉右衛門が登場。おかると兄平右衛門の兄妹愛の場面から、由良之助が、獅子身中の虫·斧九太夫を成敗する場面まで、まさに一気呵成のスピードで、観せてくれました。
いや、改めて思いましたが、「忠臣蔵」見せ場が多い。