プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

主人公「メリーランド」を応援したくなる畑野智美「オーディション」

2016-09-30 13:17:26 | 日記
もう1日、読書のお話です。畑野智美著「オーディション」です。新城・溝口という2人の若者がコンビを組む漫才師「メリーランド」 ライバルの「インターバル」 同じ事務所の先輩 トリオでコントを演る「ナカノシマ」 彼ら若手芸人の生きざまを描いた作品です。シリーズになっていて、今回で、もう4冊目。まだ、素人同然だった「メリーランド」も、テレビの「オーディション番組」に出演するところまで成長し、優勝すれば、レギュラー番組を持てるようになれる位置まで来たというのが、今回のお話です。
第3集までとは違い、今回は、「メリーランド」「インターバル」「ナカノシマ」のメンバー さらには「メリーランド」と「ナカノシマ」のマネージャーである鹿島ちゃん、この中の誰かの視点で、オーディションに挑む彼らの闘いが描かれています。果たして、勝ち上がるのは、誰なのか? お笑い好きとしては、ページをめくるのが楽しみ。昨夜は、布団の中で、一気読みでした。
レギュラー番組目指して、奮闘する若手芸人たちの姿も、リアルで面白い。惜しむらくは、ドロドロした部分がないことでしょうか。「お笑い」の世界で、一攫千金を狙う面々ですから、そこには、当然、色々な感情 思惑も、あるはず。逆に言えば、「メリーランド」たちは、そういう意味では、本当のプロには、なりきれていないのかも知れません。
「メリーランド」が、プロのシビアさを身に着ける日を待ちたいと思います。





久々長編読破 有栖川有栖「鍵の掛かった男」

2016-09-29 12:14:29 | 日記
有栖川有栖氏の「鍵の掛かった男」です。久々に500ページを超す長編に挑戦してみました。単行本は重くて、持ち歩くのしんどいんですよね。なもんで、寝る前、お風呂の中、と、何日間かかけて、ようやく読了。なかなか楽しめました。
私、この「火村英生シリーズ」初挑戦です。作家の有栖川と火村がタッグを組んで事件を解決する。ただ、この作品に関して言えば、まず有栖川が一人で調査を開始。普段は、どういうパターンなのでしょうか。
今回、このシリーズ読もうと思ったのは、あらすじ見たら、面白そうだったから。70歳近い老人の梨田稔が、ホテルの1室で変死しているのが発見されたところから、物語は始まります。大阪中之島のホテルで、首を吊っていたのです。状況から、警察は自殺と判断します。このホテル 名前は「銀星ホテル」というのですが、なかなかアットホームなところのようで、この梨田老人も、5年も、このホテルの1室に滞在していました。そして、彼の死に不審を抱いたのも、いつも梨田と同じフロアの部屋を利用していた女流作家の影浦浪子。彼女が、同じ作家仲間の有栖川有栖に調査を依頼します。
彼の死は、自殺か他殺か。もし自殺なら、容疑者となる可能性もある ホテルのオーナー夫婦 支配人 死体が発見された時、居合わせた常連客 調査を依頼した影浦。彼らの証言からわかってくる「梨田稔」という男の真実。
なぜ、このホテルに5年も滞在していたのか? 天涯孤独なのか? すべての謎が解けたとき、意外な事実 人間関係が明らかになります。
500Pを超す長編を読んだのは久々でしたが、時間こそかかりましたが、だれることなく読むことができました。面白い作品でした。満足です。

日曜劇場「女と味噌汁」に、子役時代の坂上忍が!

2016-09-28 11:11:17 | 日記
週末 何気にBS放送見ていたら、「女と味噌汁」やってました。前にも書きましたが、私が子供の頃TBSで日曜夜9時「東芝日曜劇場」で放送していたドラマ。1965年から始まったシリーズです。
池内淳子演じる「はなのや」の「てまり」という芸者さんが主人公。お座敷が退けた後、ライトバンで「味噌汁とおにぎり」のお店を出していて、そこに集う人々 「はなのや」の人々の人間模様を描くというお話。一話完結で、今考えたら、子供が見ても分かるような内容ではないのに、毎回見てました。
「はなのや」の人々は、「おかあさん」が山岡久乃 妹芸者の「小桃」が長山藍子。ベテラン芸者「金とき」に一の宮あつ子。金とき 小桃に「ばあさん」と呼ばれてます。ライトバンの客には奥村公延らがいます。
で、今回のお話は、親から継いだ鞄屋「太巻き屋」の二代目・井上順が主人公。てまりは、先代の作ったバッグを愛用しています。おかあさんと口げんかした小桃が、お詫びにバッグプレゼントしようとして、てまりと店に向かう途中、小さな子供を連れた女性(弓恵子)に頼まれ、子供を「太巻き屋」へ連れていきます。実は、この女性 この店の娘。二代目のお姉さんにあたります。家を出て、親の死に目にも会えなかった、このお姉さん 当然何やらワケアリで、子供を弟に預けようと手紙を持たせていました。ところが、弟の方も、職人が丹精込めて作るバッグは、もう時代遅れと、転職を考えていたところ。そして・・・というお話。
出演メンバーも、いかにも平岩弓枝作品という感じ。弓恵子の綺麗なこと。で、問題は、子供。顔見ていて、どうも面影があるなと思ったら、やはりそうでした。今を時めく坂上忍の子役時代。wikiで調べると、この作品73年に放送されたものですから、彼が6歳の時。今の子役に比べて、特にうまいとは思いませんでしたが、かわいらしかった。ドラマ自体も、懐かしく見ました。
このBS 京塚昌子の「肝っ玉母さん」の予告も流れていました。よし、これも見てみよう

「粗忽の釘 ロザリオ版」に大爆笑!「瀧川鯉昇独演会」

2016-09-27 12:15:26 | 日記
私、昨夜は、銀座博品館劇場で行われた、先日亡くなられた柳家喜多八師匠の追悼公演に行くつもりでした。が、一緒に行く予定だった友人が、急遽仕事で行けなくなり、もともと友人がゲットしたチケットだったので、私も義理立てして断念。代わりに、西新宿で行われた「瀧川鯉昇独演会」へ行ってきました。こちらは、定員35人の小さな会場なので、電話予約したら、残り1枚とのこと。ラッキーでした。
さて、鯉昇独演会 師匠1人で3席。休憩入れて約2時間の公演。「粗忽の釘 ロザリオ編」「武助馬」「佃祭」の3席。なんといっても、大爆笑したのは、師が改作した「粗忽の釘 ロザリオ版」引っ越してきた長屋で、ホウキを掛けるために釘を打ったが、その釘が大きすぎて大騒動になるというおなじみの噺ですが、このほうきがなぜか「ロザリオ」に変わるのが、師の「粗忽の釘」あまりのばかばかしさに大笑い。
続けて「武助馬」 これも、師の独演会では、よく聴く演目。トイレタイムはさんでトリネタは「佃祭」「助けた女に助けられ・・・」という、後味のいい1席。終演後、新宿駅に向かう足取りも軽くなりました。

大相撲千秋楽と両国界隈

2016-09-26 11:12:16 | 日記
もう一日 相撲の話を続けます。このところ、東京場所の千秋楽は、国技館へ行くことが習わしとなっております。先場所は、1時半過ぎには着いたのに、まさかのあんぱん売り切れ。それに懲りて、昨日は、お昼には両国到着。まず、国技館と反対方向の「国技堂」で、両国名物「おせんべアイス」と「みたらし団子」締めて税込540円。昨日は、久々に陽気もよかったので、アイス美味しかった。
お店、待つかと思ったら、意外に空いていたので、12時半には「国技館」入り。さすがに、まだあんぱん有りました。で、あんぱんと、これまた国技館名物「焼き鳥」買って、これが、締めて800円。いいですね、これだけで幸せな気分になれるんだから。私は、安上がりな男です(笑)
貰った取組表見ると、十両の土俵入りが1時45分予定。まだ、時間はあります。で、食堂へ。これも恒例「醤油ラーメン」これが850円。全部1000円札出してお釣り貰えるところが、堪らない。「余は満足じゃ」という感じです。
で、肝心の相撲。十両の土俵で、宇良が変則相撲で館内を湧かせ、幕内前半では、遠藤が万全の相撲で13勝。後半戦は、今場所の主役・豪栄道が全勝優勝を成し遂げ、館内は「豪栄道コール」一色。九州場所が、今から楽しみな千秋楽の土俵でした。