プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

鹿賀丈史&市村正親「ラ•カージュ•オ•フォール」

2018-03-31 11:30:43 | 日記
日生劇場で上演中の「ラ•カージュ•オ•フォール」です。鹿賀さん 市村さんの主演。このミュージカルでは、お2人は夫婦役ですが、息の合った夫婦ぶりは 50年近い絆を感じさせます。歌の良さは、今更言うまでもないですが、アドリブも満載。楽しい舞台になっています。
脇役陣も、ダンドン議員に今井清隆 その夫人に森公美子。娘のアンヌが愛原実花。ジョルジュたちの親友ジャクリーヌに香寿たつき 女装したダンサーに真島茂樹 新納慎也とお馴染みのメンバー。ジョルジュたちの息子ジャン•ミッシェルは、木村達成。こちらは、初役です。
お話は、鹿賀さん演じるジョルジュと市村さん演じるザザの働く、いかがわしいナイトクラブで起こる騒動。ジャン•ミッシェルが、アンヌとの結婚を決めるが、父親ダンドン議員は、こうしたナイトクラブ撲滅の急先鋒。そのため、ジャン•ミッシェルは、一計を案じる。その作戦とは•••というものですが、やはり、このミュージカルの眼目は、ショーと歌。一幕終わりのザザが歌う「ありのままの私」メインテーマの「ラ•カージュ•オ•フォール」など、良い曲が多く、劇場後にするときは、メロディを口ずさんで、幸せな気持ちで家路に着けるミュージカルです。

戦争の哀しみを描いた「TEAM NACS」「PARAMUSHIR」

2018-03-30 10:48:55 | 日記
赤坂ACTシアターで上演中の「TEAM NACS」の「PARAMUSHIR〜信じ続けた士魂の旗を掲げて」です。3年振り16回目の公演。80000枚のチケットが、発売初日にソールドアウトになったという人気公演。森崎博之 安田顕 戸次重幸 大泉洋 音尾琢真 40代中盤のオジサンたちの公演が、なぜこんなに人気があるのか、私 イマイチ理解出来ません。
今回は、終戦直後 北海道の孤島にソ連軍の大部隊か攻め入ってきて、彼らを迎え撃つため、再び銃を持った兵士たちの話。5人は、森崎演じる小宮少尉のもと、チームとして闘う兵士たちを演じます。この兵士たちが立ち上がらなければ、北海道は二分されていたかもしれないということです。
舞台には、既に役目を終えた戦車が設えられ、これをバリケードにして、兵士たちはソ連軍と戦います。戦闘シーンは、ちょっと「レミズ」を思わす部分もあります。
一方、5人の兵士たちが 各々自らの人生を語る部分は「TEAM NACS」らしく笑わせ 感動させてくれます。
ラストシーンは、戦いが終わり50年後の設定。何も変わらない島に、兵士たちの子供らが慰霊に現れます。その中には、ただ一人生き残った安田顕演じる兵士の姿があります。彼が、思いの丈をぶちまけ、感動の中で幕。
で、ここからが「TEAM NACS」名物のカーテンコール。昨日は、感動のラストシーンの余韻をぶち壊すような音尾の下ネタから始まり、一気にムード激変^_^ キーワードは「12ミリ」大笑いで劇場 後にしました。

ミュージカルの佳作に出会いました「A CLASS ACT]

2018-03-29 11:40:17 | 日記
池袋のシアターウエストで上演された「A CLASS ACT」です。週末にかけて わずか4日間の上演だったので、最初 私は知りませんでした。偶々 チラシ見かけて、あの「コーラスライン」の作詞家・エドワード・クレバンの物語と知り、何となく嗅覚が働き 観に行くことに。結果 正解でした。
「コーラスライン」で成功を収めたエド。物語は、彼の栄光と失意の日々を描きます。彼が このミュージカルで成功したのは、まだ30代半ばでしたが、完璧主義者のエドは、それまでに自らを追い詰め、精神をやられることもあった。
「コーラスライン」では、エドは作詞を担当しましたが、もともと 彼は作曲家。従って、この成功にも忸怩たる思いがあります。今度は、自分の楽曲で成功したい。が、チャレンジは失敗。彼の努力は、空回り。失意の日々が続きます。「コーラスライン」での名声から、作詞の仕事も舞い込みますが、彼は良しとしない。いつしか10年の歳月が流れ、無理を重ねた彼の体は、病魔に蝕まれていきます。50を前に、エドは世を去ります。
ブロードウェイの裏を描いた佳作でした。楽曲もキレイなメロディが多い。中井智彦 秋夢乃など 元四季の実力派も出演し、感動する作品になっていました。

クリスティドラマ 二夜目は沢村一樹&黒木瞳 「大女優殺人事件」

2018-03-28 11:17:10 | 日記
もう1日 ドラマのお話です。「大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~」 
体調を崩して13年ぶりにカムバックした 大女優・まど香(黒木)おしどり夫婦と評判の夫の映画監督・海堂(古谷一行)の作品に主演するのです。クランクイン。ブランクを感じさせない演技を見せるまど香。その夜、まど香夫妻の屋敷でパーティが開かれます。夫妻に邸宅を売った神ノ小路夫妻(中原丈雄 平岩紙)も出席。特に妻の凛(平岩)は、まど香の大ファンで、昔の思い出を彼女に話しています。
まど香からもらったお酒に口を付ける凛。突如苦しみだし あっという間に死んでしまいます。毒殺! 誰が何のために・・・
事件を担当するのが、相国寺警部(沢村) 部下の多々良(荒川良々)らと、謎解きに挑みます。まど香とは犬猿の仲の女優・朝風沙霧(財前直見)プロダクション社長の段原(津川雅彦)ら、一癖も二癖もありそうな人たち。彼らを調べていくうちに 秘書が殺され さらには第3の犠牲者まで
何度も離婚・結婚を繰り返すまど香の複雑な人生 それが事件に大きく関係して・・・
沢村一樹演じる警部。私は初めて見たのですが、なんか妙な存在感がありました。長坂秀佳脚本 和泉聖治監督作品ということもあり、割と楽しめた作品でした。

テレビ朝日 二夜連続A•クリスティ 天海祐希「パディントン発4時50分」

2018-03-27 10:33:01 | 日記
テレビ朝日の二夜連続アガサ•クリスティドラマ「パディントン発4時50分」見ました。
主演は天海祐希。西田敏行 草笛光子 前田敦子 石黒賢 勝村政信 原沙知絵 鈴木浩介 黒谷友香 橋爪功らの出演です。
天海演じる天乃瞳子は、元優秀な刑事。が、病気になった夫の看病をするために退職。夫の死後は、民間企業の危機管理の仕事をしている。亡き夫の母(草笛)が、特急に乗車中 偶々すれ違った寝台特急で起きた殺人事件を目撃する。が、肝心の死体が見つからず、警察は信用しない。
そこで瞳子は、自ら事件の解決に乗り出す。彼女は、死体は投棄されたと推理。線路沿いにある豪邸が、事件の鍵を握っていると考え、知人の中村彩(前田)を家政婦として送り込む。この邸宅の持ち主は、富沢信介(西田)というトミー製菓の会長。さて、事件の真相は? というお話。
クリスティ作品としては、意外性もイマイチだし、そう上質のものだとは思えません。謎解きとしては、もう少し深みが欲しかったですが、人間ドラマとしては、西田敏行らの好演もあり、楽しめました。
第二夜「大女優殺人事件」については、また明日。