プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

昨日は「プロレス記念日」ということで•••

2018-07-31 10:40:00 | 日記
昨日 何気なくネット見ていたら、「プロレス記念日」だったのですね。力道山が「日本プロレス協会」を結成した日ということ。
で、1日遅れましたが、今日は 私のプロレスファン歴のお話にお付き合いください。
プロレス好きになったのは、小学生の頃。馬場 猪木の全盛期です。日本プロレスの春の本場所と言われた「ワールド大リーグ戦」など真剣に観てましたね。金曜の夜はプロレスタイム。強豪外国人レスラーを 打ち破るBI砲が、何よりカッコ良かった。
当時、私の叔父がコックさんで、赤坂のステーキハウスに勤めてまして、時々外国人レスラーが食べに来るんです。叔父さんもプロレス好きだったんですが、可愛い甥っ子(もちろん私のこと^_^)のために、サイン貰ってきてくれる。
一番印象に残っているのは、まだ若手時代のハリー•レイス。この人 最初の来日では「ハンサム ハリー•レイス」と名乗っていて、サインにも そうある かなりレアな一品。今、あったらマニアには垂涎ものではなかったかしら
^_^
そうそう これも小学生の時。家の近所の小学校のグラウンドで「日本プロレス」の興行があった。で、私の親戚の家に、レスラーたちが風呂入りに来ることになって 学校終わってランドセル放り投げて、観に行ったことがありました。懐かしいなぁ。

差別と闘うキング夫人「パトル•オブ•ザ•セクシーズ」

2018-07-30 10:47:53 | 日記
日比谷シャンテで上映中の「バトル•オブ•ザ•セクシーズ」です。「ラ•ラ•ランド」でアカデミー賞受賞したエマ•ストーン主演。演じるのは、女子テニス界のスターだったキング夫人。彼女が、かつての男子テニス世界王者ボビー•リッグス(スティーブ•カレル)と戦った実話を映画化した作品です。

時は1973年。冒頭 テニス界における女子の扱いの酷さに怒るビリー•ジーン•キング。なにしろ、男子の優勝賞金が12000ドル。女子は、わずか1500ドルなのだ。責任者のジャックに抗議するが、埒があかない。ビリーは、仲間たちと「女子テニス協会」を設立する。友人のジャーナリスト•グラティスがスポンサーを見つけ、さらに 「男女平等」を訴える時代背景にも後押しされ、協会は無事船出をします。

宣伝活動に励む日々。そんな時、ビリーは 美容師のマリリンと出会い、夫のラリーの事を思いながらも、恋に落ちてしまう。さらに、青天の霹靂が。かつての男子世界王者ボビー•リッグスが、突然挑戦表明してきたのだ。既に50代半ばになっていた彼は、現役引退後、ギャンブル三昧。妻のプリシラと険悪な仲に。このピンチを逆転するための行動。
当然、ビリーは断る。と、鉾先は、彼女のライバル マーガレット•コートに。マリリンとの恋で動揺しているビリーは、試合でマーガレットに破れ、彼女が女子テニス界の頂点に。そして、マーガレットはボビーとの試合に負けてしまう。
もはや、逃げられない。ビリーは、リッグスとの試合に挑む。そして•••

いくら70年代の話とはいえ、この男女の対戦 周囲の予想がリッグス有利というのに、まず驚きました。例えば、今 大坂なおみと松岡修造が戦ったとしたら、まず間違いなく大坂なおみの勝ちだと思いますもんね。
スティーブ•カレル演じるボビー•リッグスが そっくりなのにも驚いた。そして、E•ストーンの肉体改造ぶりにも!色々驚かさせてくれる映画でした。




松坂桃李熱演!「マクガワン•トリロジー」

2018-07-29 10:42:29 | 日記
台風の迫ってくるなか、世田谷パブリックシアターで上演中の「マクガワン•トリロジー」観てきました。
突然ですが、私の家から最寄り駅まで歩いて15分ほど。会社行く時はバスですが、普段はなるべく歩くようにしています。坂もあるんで、ちょっとした運動になります。で、昨日も 早めに家を出て歩いたんですが、5分ほどしたら、あっという間に大雨 強風。危うく傘壊れそうになって酷い目に遭いました^_^、
しかし、この程度なら、公演中止にはならないだろうと思いましたが、念のためHP確認。予想通り、上演とのこと。それは良いのですが、既に行われた兵庫公演の中止のお知らせが残ってました。改めて被害の大きさが偲ばれます。今回の台風も、進路が西寄りに逸れたとのこと。大きな被害が出ないと良いのですが•••

さて、劇場のある三茶に早めに着いた私、一昨日同様、観劇の前に腹ごしらえ。17時半開演なので、早めの夕食といったところ。が、なにしろ雨が強いので、おちおち選んでいる余裕もない。結局 劇場近くの「やよい軒」へ。うーん、一昨日の「壁の穴」といい、我ながらリーゾナブル^_^

準備万端整って開演待ちます。「マクガワン•トリロジー」タイトルの通り、3つのエピソードから成っています。
主人公は、IRAの部長ヴィクター•マクガワン。1幕の最初のエピソードでは、組織を裏切ったと思われる男 司令官を尋問し、そこにいた人間まで巻き込んで、次々惨殺するというお話。ただただ残忍なヴィクターがいます。
休憩挟んで2幕。車のトランクから1人の女性(趣里)を連れ出すヴィクター。彼女とは幼なじみ。が、彼は、彼女を処刑しなければならない。彼女の犯した罪 それはイギリス兵に情けをかけたということらしい。処刑したヴィクターを後悔の念が襲います。
ここで、暗転の間 湖畔から病室に場面転換。これが実に鮮やかでした。病室にいるのは、ヴィクターの母親(高橋惠子) 彼女は、ヴィクターが誰だか分からず、自分の夫や他の兄弟と間違えます。そして、あろうことか、ヴィクターのことは大嫌いだったと言い放ちます。さらに、彼に想いを寄せていた女性の話を•••

もともとは、1幕の部分しかなかった戯曲を、作者が2幕を書き足したという作品。なるほどなるほど2幕のヴィクターは、まだ情のある男。彼が 冷酷な殺人マシーンに変貌していくのが分かります。松坂桃李も、その辺りを良く体現していたと思います。

鈴木京香主演 「大人のけんかが終わるまで」

2018-07-28 11:00:10 | 日記
「アート」などのヒット作があるヤスミナ•レザの新作「大人のけんかが終わるまで」観てきました。劇場はシアタークリエ。1時間45分の作品です。
開演は19時半。たっぷり時間があったので、食事しようと、シャンテなど色々見て回ったのですが、金曜の夜という事もあるのか、結構混んでました。結局 久々の「壁の穴」スパゲティを食べて腹ごしらえ。劇場へ向かいました。

「大人のけんかが終わるまで」登場人物は5人。アンドレア(鈴木京香)とボリス(北村有起哉)の不倫カップル。エリック(藤井隆)とフランソワーズ(板谷由夏)の事実婚カップル。そしてエリックの母イヴォンヌ(麻実れい)
ある夜 アンドレア達は 郊外のレストランでディナーを楽しもうとドライブして出掛けます。しかし、その店を推薦したのが、ボリスの妻パトリシアだと知って、アンドレアは気分を害してしまいます。
他の店を探そうと、再び車に乗る2人。が、イヴォンヌを轢いてしまう羽目に。今日は彼女の誕生日で、エリックたちは お祝いしようと この店にやってきたところだったのです。実は、フランソワーズはパトリシアの親友。エリックの提案で、誕生日パーティにアンドレアたちも参加することに。なんとも気まずいパーティが始まります。
その中で 色々な事実が明らかに。イヴォンヌの認知症 エリックのマザコンぶり ボリスが自己破産寸前の状態にあることetc
そして、一夜が明ける頃には•••

5人の役者のやり取りは、可笑しく見応えありました。一方、登場人物のほとんどが 精神安定剤に頼らなくてはならないなど、現代人の病巣も描かれており、どうにもやるせない部分もある。そんな戯曲でした。

ケラリーノ•サンドロヴィッチ作 坂井真紀出演「睾丸」

2018-07-27 11:24:43 | 日記
池袋シアターウエストで上演中の「ナイロン100°C 46th SESSION 睾丸」です。しかし、凄いタイトルですね 「睾丸」
女性客の姿も、数多く見られましたが、
「昨日 睾丸観てきた!」
と言ったら、頭オカシイと思われちゃいますよね^_^ 劇中 タイトルの意味分かるんですが、セリフは「キンタマ」でした。
タイトル「キンタマ」余計まずいか^_^

さて、物語。みのすけ 三宅弘城ら お馴染みナイロンの面々に坂井真紀 根本宗子らがゲスト出演しての公演です。
舞台は、1993年。赤本健三 亜子夫婦(三宅 坂井)は、かつて 一緒に学生運動を闘った仲。21才になる娘の桃子(根本)がいます。が、亜子には、新しい恋人が出来て、もう出て行くところ。そんな夫婦のところに、深夜 1本の電報が。
それは、彼らのリーダーだった七ツ森の死を知らせるものでした。かつての同士だった立石(みのすけ)夫婦 亜子の弟とその別れた嫁 さらに亜子の現恋人•••因縁浅からぬメンバーが集まり、話は過去と現在を行ったり来たりします。3時間超の長丁場でしたが、あっという間。この辺り ケラの作劇術は冴えています。
内容については、ケラの戯曲らしく入り組んでいますので、ここでは触れません。代わりに、劇中の 私のお気に入りのセリフを。
学生運動を共に闘った立石と赤本の会話。
赤「今の俺たちを、25年前の俺たちが見たら、どう思うかな?」
立「25年前の俺たち? 見せないよ!」