プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

こまつ座「吾輩は漱石である」

2022-11-30 08:52:22 | 日記
紀伊國屋サザンシアターで上演された
「吾輩は漱石である」です。
小沢昭一さんの依頼で井上ひさしさんが書き下ろした戯曲。
こまつ座では初演。上演自体も、39年ぶりだそうです。

漱石役は、鈴木壮麻 妻の鏡子役が賀来千香子。
ほかに、石母田史朗 若松泰弘らの出演。

舞台が開くと、温泉宿の部屋。
漱石が病気で臥せっている。
そばで付き添っているのが、妻の鏡子。
この出来事は、「修善寺の大患」と言われ
有名な出来事だそう。
そう言えば、聞いたような気がします。
吐血して、30分ほど意識を失っていた
漱石のもとへ、出版社の人間らが次々と登場します。
彼らに応対し、一方で夫の病状に気を遣う。
そんな気丈な妻を、賀来千香子さん、見事に演じました。

二幕では、漱石の脳内での出来事が描かれていきます。
舞台は、中学校の職員室。
「坊ちゃん」らの登場人物が現れ、姿を見せない校長に
ついて、色々話をしている。
が、とうとう校長は、最後まで姿を見せない。

多くの漱石作品のエッセンスが散りばめられた戯曲ですが
考えてみたら、私、きちんと読んだ漱石作品は
「坊ちゃん」だけ。
故に、イマイチ分かりにくい部分もあった。
己の不勉強ぶりを恥じた私、帰りにプログラム売り場で
売っていた漱石の文庫本買って帰りました。

まずは「吾輩は•••」から^_^

国立劇場「小朝&芝翫コラボ忠臣蔵」

2022-11-29 10:28:13 | 日記
国立劇場で上演された「コラボ忠臣蔵」です。
落語と歌舞伎のコラボ。

落語を演じるのは、小朝師匠。
菊池寛作の「殿中でござる」と「中村仲蔵」の2席。
間に太神楽が挟まります。

2部は歌舞伎。「仮名手本忠臣蔵」より
五段目「山崎街道鉄砲渡しの場」「二つ玉の場」
六段目「与市兵衛内勘平腹切りの場」
の二幕三場です。
勘平 中村芝翫
お軽 市川笑也
神崎弥五郎 中村歌昇
斧定九郎 中村歌六
らの出演。

「殿中でござる」は、本当に吉良が悪いのか
という話。
度重なる吉良の忠告を無視した浅野内匠頭には、
責任はないのか。
一理あります。

「中村仲蔵」
名題に昇進した仲蔵に来た役が五段目の斧定九郎一役。
くさる仲蔵を、女房が励まし、将来に残る役ができる。
「女房の役割は大きいですよ」と小朝師。

「五段目」
与市兵衛を殺して50両奪った定九郎。
が、すぐに、勘平の鉄砲に撃たれ死んでしまう。
なるほど、名題の役者の演る役ではない。

「六段目」
義父を撃ってしまったと勘違いしてショックを受ける勘平。
追い打ちをかけ、勘平を責める義母。
さらに、義士への復帰が叶わないことを知る勘平。
このあたりのたたみかける物語の進み具合は、思わず引き込まれてしまいます。

今年も、あっという間に「忠臣蔵」の季節。
本当に1年早いです。


「阿炎優勝」&「ジャパンC」

2022-11-28 09:16:08 | 日記
昨日も、午後からはテレビの前。
まずはジャパンC。
このレース このところ荒れない。
で、前日オッズでは、シャフリヤール ヴェラアズール ダノンベルーガが4倍台後半で並んでいる。
いかにも荒れそう。
しかし、荒れないレースということを信じて、上記3頭に
ちょっと離れた4番人気ヴェルトライゼンデまでを加えた4頭のボックスで勝負。
いつもウダウダ買う^_^私にしては、よく決断しました。
が、厚めに買ったのは、日本の総大将シャフリヤールから。
直線、先頭集団にいたシャフリヤールが、ズルズル下がっていく😔
結局、ちょい浮いただけ。

気を取り直して、大相撲。
28年ぶりの巴戦。
高安に優勝してほしい気持ちはありましたが
このシチュエーションも見たかった。
最初の一番は、阿炎対高安。
当たりどころが悪かったのか、土俵上に崩れ落ちた高安。
勢いに乗った阿炎が、続く大関戦も撃破して初優勝。

このところの巴戦の歴史見ていたら、番付上位力士が制している。
やはり、2番連続勝つのは、実力上位の力士なのかと思いましたが
貴景勝は、まだ結びの一番の疲労が残っていた。
勝負の神様は、阿炎に味方したのでしょう。

優勝インタビューで、病気休場中の錣山親方について訊かれ
目を潤ませた阿炎。
一方、敗れた高安は、悔し涙を流して支度部屋に消えたそう。

次回こそは、高安に勝利の女神が微笑むことを期待します。

「大相撲九州場所千秋楽」

2022-11-27 11:18:19 | 日記
泣いても笑っても千秋楽。
大相撲九州場所は、いよいよクライマックスを迎えます。

昨日までのサバイバルレース。
優勝戦線に残ったのは
2敗の高安
3敗の貴景勝 阿炎
この3力士でした。

今日は高安と阿炎が直接対決。
貴景勝が若隆景と対戦します。
高安が勝てば、文句なしの初優勝。
ようやく悲願達成で、メデタシメデタシとなる訳ですが
高安ファンには申し訳ございませんが、
できれば、もう一波乱欲しい。

昨日の高安。
輝戦。
13日目の王鵬戦が盤石の一番だとすると
少しバタバタしていた。
阿炎は、昨日の豊昇龍戦見ても分かる通り
引き技なども、思いっきりが良い。
高安が勢いこんで攻めていくと、土俵際で落とし穴
というケースは、充分考えられると思います。

貴景勝は、このところの相撲は内容が良いですから
恐らく若隆景に不覚は取らないと考えます。
となると、巴戦の優勝決定戦になる可能性大。
こうなると、もう結果は神のみぞ知る。

今日は、北の富士&舞の海 両氏の解説楽しみながら
優勝の瞬間見守りたいと思います。

勘九郎&七之助「平成中村座」

2022-11-26 09:34:40 | 日記
浅草寺裏に設えた仮設劇場で上演中の「平成中村座」です。
2000年に、故勘三郎が誕生させた「江戸の芝居小屋」
現在は、息子の勘九郎 七之助が遺志を継いでいます。
今回は、4年ぶりの公演。
私は、確か以前、1度だけ観に行った事があります。
コンパクトな劇場で、とても見やすいのですが
いかんせん、入場料が高い^_^
1番安い席でも9500円!
ウーン、キツイ^_^

演目は
「唐茄子屋〜不思議国之若旦那」
「乗合船恵方萬歳」
の2本。

「唐茄子屋」
宮藤官九郎作•演出。
落語の「唐茄子屋政談」の世界を描いたもの。
吉原通いが過ぎて勘当された若旦那(勘九郎)
花魁(七之助)にも袖にされ、吾妻橋から身を投げようとする。
通りかかった叔父さん(荒川良々)に助けられ
唐茄子を売ることになる。
そして•••
というお話。

「唐茄子屋政談」に「不思議の国のアリス」の要素を散りばめられた作品
ですが、残念ながら^_^「不思議の国のアリス」の話をよく覚えていない。
それでも楽しめた作品でした。

休憩後は「乗合船」 
勘九郎らが七福神に見立てた登場人物として登場。
踊りを披露するというもの。
賑やかな幕切れでした。