プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

長澤まさみ&吉田鋼太郎のコンビが魅力的「嘘を愛する女」

2018-01-31 10:52:07 | 日記
長澤まさみ&高橋一生主演の「嘘を愛する女」です。5年間同棲していた彼の全てが嘘だった。女は、彼の真実を探す旅に出る というお話。主人公の由加利を演じた長澤まさみ 魅力的でした。
あの震災の日 駅で具合が悪くなった由加利を助けてくれた桔平(高橋一生) 不思議な縁で再会し、今は由加利のマンションで同棲生活を送っています。由加利は、大企業に勤めるキャリアウーマン。桔平は、医者の卵。生活費も、由加利が出しています。彼女が主導権を握っている2人の同棲生活。彼女の母親に会うという日 彼は約束の場所に現れませんでした。くも膜下出血で倒れ、意識不明になっていたのです。彼の状況を知らせてくれた刑事たちから、由加利は、更に衝撃的なことを知らされます。小出桔平という名前は、偽名だったのです。
では、彼の本当の名前は? なぜ偽名を使っていたのか? 由加利は、謎を解くため 探偵(吉田鋼太郎)を雇い 旅に出ます。そして•••
探偵と由加利の道中が、なかなか面白い。共に 性格に難ありの両者 喧嘩しながらも、真実に近づいていきます。正直、明かされた真実は、それほどのインパクトはありません。想像できる範囲です。ここで、もう一捻りあれば、もう少し評価がアップする映画でした。

ハイジャック事件を扱った緊密な舞台「テロ」

2018-01-30 10:39:55 | 日記
ドイツの弁護士でもある作家シーラッハの戯曲「テロ」です。紀伊國屋サザンシアターでの上演。「ラッパ屋」に続き、新宿の劇場。なぜか続きます。
ドイツで起きたハイジャック事件のお話。テロリストにハイジャックされた旅客機。164人の乗客を乗せたまま 7万人の観衆を飲み込んだサッカースタジアムへ自爆しようとします。どう対処すればいいのか? 被告のコッホ少佐は、独断で、旅客機を撃墜します。それは、旅客機がスタジアムに突入する直前でした。この件で罪に問われた少佐の裁判が始まります。
少佐の上役の軍人(堀部圭亮) 旅客機に乗っていた夫を失った被害者側証人(前田亜季) 被告の少佐(松下洸平)が、裁判長(今井朋彦) 検察官(神野三鈴) 弁護士(橋爪功)の尋問を受けます。次第に浮かび上がってくる事件の真実。被告は「有罪」か「無罪」か。決めるのは「参審員」役を務める観客。一、二幕を通じて、弁護士の最終弁論まで終わると、観客の投票時間となり、ロビー 客席に設置された投票箱に、観客は入場時に渡された赤い紙を投票します。
集計が終わり、三幕。裁判長が結果を発表します。私が観た日は「有罪」でした。この戯曲 2つのエンディングが用意されています。裁判長が所感を述べ 裁判は終了。同時に芝居も幕を閉じます。
舞台に登場するのは、廷吏を含め七人の役者。軍人らしい貫禄のある上役 悲嘆にくれる未亡人 凜とした検察官 老練な弁護士 あくまで公平な裁判長 己の正義を貫いた被告 皆、持ち味を出した見応えのある舞台でした。

伏兵•栃ノ心が優勝!「大相撲初場所千秋楽」

2018-01-29 10:48:33 | 日記
大相撲 千秋楽観に行ってきました。
先週月曜日に私が書いたブログ読み返してみると、鶴竜は10日目以降 スタミナ面に不安ありと書いていました。これはアタリ。で、中日まで1敗だった御嶽海に注目しています。が、御嶽海は、結局8勝止まり。大ハズレ。同じく この日まで1敗だった栃ノ心には、何も触れていない。これまた大ハズレ。ま、あの時点で栃ノ心の優勝を予想した人は、いなかったでしょうから仕方ないところ。でも、優勝決めた松鳳山戦 千秋楽の遠藤戦と、実に力強い相撲でした。膝の古傷があるから、なかなか今場所のような相撲は取れないでしょうが、来場所以降も期待したいところです。
場所前 話題を集めた貴景勝ら若手は、揃って討ち死に。出直しです。御嶽海も、同様。鶴竜は、私の心配が当たりましたが、11勝は合格点でしょう。大関陣 高安は12番勝ちましたが、序盤で3敗したため、あまり印象に残らない。そんななか、共に2桁勝って 敢闘賞受賞した阿炎 竜電の新入幕コンビはお見事! 特に 場所前「三賞3つ獲る」と公言して、結果残した阿炎のビッグマウスぶりは面白い。今後に期待です。

中年男女が右往左往!ラッパ屋「父の黒歴史」

2018-01-28 11:01:15 | 日記
まだしばらくは、寒さが続くとのこと。2月は、もっと寒いと新聞に書いてありましたが、一体どうなっちゃうのかしら? ま、そんなことばかり言っていても仕方ない。劇場通い再開!ということで、ここからしばらく予定が詰まっております。
まず、紀伊国屋ホールで上演中のラッパ屋第44回公演「父の黒歴史」です。なんか このところ客入りがイマイチだったんですが、今回は、割と良い入り。ファンとしては嬉しい限りです。
おかやまはじめ 木村靖司 福本伸一 大草理乙子 三鴨絵里子 岩橋道子ら劇団員勢揃い。毎度お馴染み 中年男女が繰り広げるコメディ 笑わせていただきました。
今回は、90歳の富坂光文が主人公。因みに、光文とは昭和と改元された時に、一時候補として上がっていた名前。で、光文さん 息子に昭和 孫に平成と名付けている。この主人公 なかなかの艶福家で、妻2人 愛人4人の間に、息子2人 娘6人を作り、全て認知しているという豪傑。「百円ライター」で財を成し、90歳になった今も、現役社長。で、この男が 市長選に立候補すると言いだしたので、家中大騒ぎ。行きつけのスナックで知り合った選挙プランナー さらに参謀に抜擢されたスナックのママ。彼らも大張り切りで、騒ぎは大きくなるばかり。一方、選挙応援の準備をしていた息子が、物置きから光文の日記と共にピストルも発見したものだから、騒ぎは別の方向に。「父の黒歴史」は発覚するのでしょうか?
ドタバタコメディから、ラッパ屋お得意のハートフルコメディへ。このあたりは、脚本の鈴木聡が上手い!我々アラ還が、落ち着いて観られる稀有な劇団として。益々のご活躍をお祈りしたいと思います。


もう1日 旧い邦画の話 森繁久彌「社長行状記」

2018-01-27 12:00:48 | 日記
今週は出かけるのを止めて 早帰りで溜まったビデオ観ることにしていました。そんなわけで、もう1日 旧い邦画の話にお付き合いください。森繫久彌社長 加東大介常務 三木のり平部長 小林桂樹課長とお馴染みの面々が活躍する「社長シリーズ」 あ、もちろん国籍不明のフランキー堺も活躍します^_^今回は、「社長行状記」です。
大手服飾メーカーのお話。「栗原サンライズ」 不況の風もなんのその 社長は業務拡張を目指し お得意先のある名古屋へ向かいます。デパートの社長を接待(古き良き時代です!)が、そこに現れた芸者さんが、以前赤坂で出てた時、栗原社長にぞっこんだったものだから、接待は大失敗! ここで「接待の鬼」のり平部長がその「心得」を説くところが可笑しい。で、今度は大阪のクラブ(ほんとに、古き良き時代です!)そこにいたのが、フランスの一流メーカーの日本支配人。演じるのはフランキー堺。今回は、日本人役でした。ここに活路を見出そうとしますが、この支配人 異様な女好きで無理難題。業務拡張の道は厳しい(笑)
そうこうしているうちに決算日!ある人に借金を返さなければいけないのですが、厳しい状況に。ここで、森繫社長 男気を見せて 自ら売掛金回収のため、日本行脚。その行程で、新幹線で気分を悪くした老女を助けます。結局、借金返済のメドが立たない社長 意を決して名古屋のデパート社長を訪ね、借金を申し込みますが、色よい返事が得られない。万策尽きたかと思ったとき、新幹線の「老女」が現れ「女神」に大変身! 実は、この女性 このデパートの女帝。「鶴の一声」で借金問題も片が付き・・・というお話。
いつもの「社長シリーズ」よりは、ちょっと重めの内容ですが、製作が1966年。そんな時代だったのでしょうか。もちろん、最終的には都合良くまとまる話ですが、ま、いいじゃないですか。昨日の「男はつらいよ」が107分 この映画が95分。両作品とも出演者が上手いし、「肩の凝らない」娯楽作品として、上出来です。