プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

ラストが悔やまれる相場英雄「クランクイン」

2017-02-28 10:22:35 | 日記
相場英雄の「クランクイン」読みました。「震える牛」で社会問題に斬り込んだ著者が、エンタメ業界に題材をとって話題になった作品。一読して、作者の映画好きな一面が感じられる作品でした。
主人公は根本崇という広告代理店の社員。映画好きな彼、社長直々に「永久の大地」というベストセラー小説の映画製作に携わる仕事を拝命し、一も二もなく受けます。が、全く畑違いの仕事。ワガママ放題の原作者 増えるばかりの製作費など、問題は山積み。そこへ、彼が赤ん坊の時に亡くなったと聞かされてきた母親の秘密も絡んできて、公私共に振り回される毎日が続きます。そして、ようやく迎えたクランクイン当日、超ド級のトラブルが起きてしまい•••というお話。
あの人を思わせるミュージカルスター 美人女優 さらには伝説のカメラマン 強権を発動するアイドル事務所の女性マネージャーなどが登場し、楽しく読みました。また、映画製作に関わるあれやこれやなど、さすがによく取材しているなと感心もしました。それだけに、ラストの着地点が、ちょっと残念。作者としては、会心のラストかもしれませんが、読むこちら側からみると、その意図が十分伝わったとは言い難い。一方通行な感じも否めませんでした。

約2時間笑いっぱなし 根本宗子作「皆、シンデレラがやりたい」

2017-02-27 10:18:28 | 日記
本多劇場で上演した「皆、シンデレラがやりたい」観てきました。根本宗子という、まだ20代の女性の作品。面白かった。約2時間笑いっぱなしでした。
主人公は、一ノ瀬陸というアイドルの追っ掛けをするオバさん3人組。「新感線」の高田聖子 「ナイロン」の新谷真弓 「大人計画」の猫背椿の3人が演じています。一ノ瀬陸をメジャーにするために頑張っているオバさんたちですが、当の本人は、なかなかメジャーになれません。そんな折、陸クンの「ベッド上の写真」が、ネットに流出して大騒ぎになります。犯人は、付き合っていた、こちらもアイドルの三村まりあ(新垣里沙)オバさんたちの怒りは、当然彼女に向かいます。ネット上に、彼女の悪口の雨あられ。が、スマホで悪口書き込んでいたため、位置情報が流出。その場に、まりあがマネージャーとともに乗り込んできます。そして・・・
私、この人の作品観るの初めてだったので、多少の危惧があったのですが、杞憂に終わりました。面白い!約2時間の公演 大笑いしてました。難点を上げれば、ラストに向けての展開がイマイチなところ。ちょっとした伏線が張られているのですが、ネタバレの感は否めません。それに、ラストも少し唐突すぎる。そういう意味では、まだ若さに任せて書いているところもあるのでしょう。今後に期待です。この作者 今回の公演に女優としても、参加しています。なかなか可愛らしい娘で、その点でも、今後に注目です。

チュートリアル オードリー ナイツ 笑いが一杯「ENGEIグランドスラム」

2017-02-26 10:53:09 | 日記
「ENGEIグランドスラム」見ました。4時間超 30組の芸人たち。面白かったけど、さすがに長い。ラストの中川家と爆笑問題の時は、完全に笑い疲れ。それでも笑いを取る2組は、さすがでした。
さて、まず私が受けたのはチュートリアル。「子供の頃なりたかった職業」という定番の流れから入っていって、福田が「パン屋」と言うと、そこから徳井の妄想が始まるというのはチュートリアルらしい。まさか「ライオンキング」にいくとは思いませんでしたが、この予想外の展開は良かった。後はナイツ。問題を起こした芸能人をあげつらうというのは、いつものナイツとは違い、いわば黒ナイツとでもいうべき部分が見れたのは面白い。そしてバカリズム。「いろはにほへと」を言い換えるという発想は凄い。アイデア賞ものです。
他にも、最近では漫才見る機会が減ったオードリー 久々の復活となった南海キャンディーズなどが、私の記憶に残りました。
もう少し短い放送時間で、また見てみたい番組です。

芸人の哀しさは変わらない「ショコラ」

2017-02-25 10:52:44 | 日記
シネスイッチ銀座で上映中の「ショコラ」です。まず、一言ぼやいておきます。開映前、トイレ入ったら、個室、身動き取りにくい狭さ。私、体格、普通ですから、あれ、ちょっと大きい人なら、かなり不便だと思いますよ。便が出せずに不便では、洒落にもならない。
では本題。「ショコラ」まだ人種差別が横行していた時代、フランスで初めて黒人芸人として人気を博したショコラの人生を辿ったもの。演じるのは「最強のふたり」のオマール・シーです。ショコラという芸名も肌の色がチョコレートと同じというところからつけられたもの。ショコラ 当代きっての人気道化師となるのですが、ギャラは相方の白人道化師フティットの半分。役柄も愚鈍で、最後はフティットに蹴られて終わるというもの。段々と、ショコラの中に不満がたまっていきます。こうなると、行き着く先は、酒 ギャンブル 女となるのは、洋の東西を問いません。一方フティットは、非常にストイックな芸人ですので、2人のコンビ仲も険悪なものになっていきます。
ついに、ショコラ 役者に転身することを決意。ツテを頼ります。演目は、なんと「オセロー」黒人には、ピッタリの作品です。苦しみぬいて、迎えた初日。その評判は・・・ここがノンフィクションの厳しいところでしょう。
なんとも哀しい結末を迎える作品です。かつて一世を風靡した芸人が、人気衰えて、最後の時を迎えるのは哀しいもの。それは、今の時代も変わりません。そこに、人種差別の壁が加わるのですからね。
今年は、忘れられた稀代の芸人が亡くなって100年目に当たるそうです。

選抜が待ち遠しい 自由が丘で「高校野球」写真展

2017-02-24 13:46:31 | 日記
昨日は、自由が丘に写真展観に行ってきました。私の友人の子供が、某高校の野球部に在籍しており、その練習風景が、写真展として開かれているというので、観に行った次第です。
自由が丘という駅 降りたのは何年ぶりでしょうか? お昼ぐらいに着いたので、昼ごはん食べようと、いろいろ探したのですが、値段が折り合わなかったり(私、基本1食1000円以内と決めております)また、前日パスタ食べたので、それは避けよう 肉は、糖尿なので、出来るだけ避けようなどと考えておりましたら、なかなか入る店がなく、結果的に「磯丸水産」に入るという 自由が丘で小洒落たランチをという計画は、大失敗に終わってしまいました。ま、道行く小洒落た可愛い女性は、見られたからいいんですがね。
さて、写真展。本職はスポーツライターの方が撮ったものということですが、なかなかどうして、立派なものでした。被写体の選手の顔が、皆イキイキしていて、アラカンの私には、眩しかった。泥にまみれる姿というのも、いいもんです。ザ•青春という感じです。
まもなく春の選抜。「球春」が待ち遠しくなる展覧会でした。