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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

南原清隆&近藤芳正 「あんまと泥棒」

2020-11-29 09:28:54 | 日記
本多劇場で、今日千秋楽を迎える「あんまと泥棒」です。
村上元三の脚本を倉持裕が脚色した作品。
南原清隆と近藤芳正の2人芝居です。

作品自体が短いからと、まずは2人のトークから。
若い頃の思い出を語った近藤芳正。
東京に来て、初めて住んだのが下北沢。
当時、銭湯で一緒になったのが
高橋克実 相島一之ら。
メラメラとライバル意識を燃やした話が面白い。

さて、「あんまと泥棒」
タイトル通り、あんまの秀の市(南原)の家へ泥棒に入った権太郎(近藤)
金貸しをして儲けているという噂の秀の市から金を奪おうとしたのだが
秀の市は、うまく言い逃れて、金の在りかを教えない。
挙句に、人の良い権太郎 秀の市の身の上話に同情し、持っていた金を恵んでやる羽目になる。
そして•••
というお話。

チラシに書いてある「ラストのどんでん返し」というのは
いささか大袈裟ですが
「2人の軽妙な駆け引き」というのは
まさにその通りで、面白かった。

亡き勘三郎丈のたっての希望で、歌舞伎にもなったという、この作品。
さて、勘三郎丈が、演ったのは
あんまだったのか 泥棒だったのか。
ちょっと気になります^_^