プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

オン•ザ•ハイウエイ その夜、86分

2015-07-31 19:12:14 | 日記
なんとも珍しい映画でした。何しろ登場人物は、男一人だけ。で、その男は、延々ハイウエイを車で走り、その間に起こるトラブルを、次々とカー電話で対処して解決していく。
主人公は、明日大きな仕事を控える建設会社のサラリーマン。明日に備えて自宅で妻子とくつろぐはずが、アクシデントが起き、出産間近に破水した愛人の所へ向かう羽目になる。愛人と言っても、一夜限りの過ちで、できてしまった子らしい。で、病院に向かう間に、明日の仕事にトラブルが起き、会社からの電話 帰ってこない男を心配する妻子からの電話 急な出産に怯える愛人からの電話•••こうしたトラブルを、男は全て解決する。で、86分 彼は家族を失い、職を失う。こう書くと救いようのない話だが、ラストシーンには、仄かな希望が見える。ただ、なぜ、主人公が、いわばゆきずりの女のために、全てを犠牲にするのかは、わからない。

タカラヅカの経営戦略 森下信雄著

2015-07-30 15:42:08 | 日記
元宝塚総支配人が書いた本ですが、とても興味深く読みました。昨年、創設100年を迎えた宝塚。大地 天海 真矢 最近でも花總 柚希などなど舞台にテレビに、OGたちの活躍ぶりは、留まるところを知りません。本書では、トップスターを創るシステムなど、実例を挙げて書かれています。ただ、私が一番驚いたのは、総選挙 センターなど宝塚と同じようなパターンで、歴史を創りつつあるAKBの話。なんと彼女たちの劇場公演は、ビンゴシステムで席番を決めているというのです。恐るべしAKB 秋元康!

吉川潮 芸人という生きもの

2015-07-29 17:53:52 | 日記
元立川流顧問 芸人モノの著作が多い吉川氏の新刊。談志 志ん朝の落語家のみならず、勝新 緒形拳らの役者陣 そしてマルセ太郎などなど30人の第一人者を取り上げている。私が、もっとも好きなエピソードは、若くして自ら命を絶った四代目桂三木助を巡る小朝と談志の話。芸人愛に溢れた話で、思わずジーンとした。

フレンチアルプスで起きたこと

2015-07-28 13:11:57 | 日記
ちょっと金持ちのヤングエグゼクティブとでも言うべき一家が、休暇を取ってスキー旅行としゃれ込む。若い夫婦と小さな姉弟。絵に描いたような幸せな一家だ。で、事件は起こる。テラスで食事を楽しんでいる一家を、スキー場が起こした人工雪崩が襲う。妻は、小さな子供の手を引いて逃れようとするが、あろうことか、夫は、一人で逃げまどう。で、雪崩が去った後、なにもなかったように戻って来るのだが、無責任な夫の態度に、妻の怒りは収まらず、スキー場で出会った人々に、誰彼構わずぐちをこぼす。追い詰められた夫は、とうとう泣き喚く始末。この一件、妻が再度のピンチに陥ったとき、夫が大活躍して収まるのだが、この映画、最後にもう一つ仕掛けを残している。が、この仕掛け、私にはうまく伝わらなかった。

禁忌 浜田文人

2015-07-28 00:28:51 | 日記
この作者の本は、初めて読みました。夜の銀座をテーマにしているところが興味深く、楽しく読みました。我々、安サラリーマンには、なかなか縁のない世界です。せめて、本の中だけでも経験してみたく読んでみました。やり手のホステスさんの死 その背景には、なにがあったのか? 人気タレント 麻薬などが絡み、事態は意外な方向に進みます。そして真相は••いや、私などには、想像もつかない世界です。