Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

2008年04月24日 | Weblog
近所の藤が咲き始めた。


うちの近所の藤は、
野生と人の手によるものと
ふたつある。
私が、藤をしげしげとみたのは、
野生の木である。

桜の木に、薄紫の煙のように
ところどころ、まとわりついて咲いている。

私の高校には、藤棚があった。
子供の学校にも、藤棚がある。
いろんなところに、「藤棚」があると思う。

藤は、「つる」である、というの
野生に生えている花をみて
しみじみと思ったのだった。

とても、強そうだ。
なるほど、この蔓だと、なにか生活に
役にたつものをつくってみたくなることだろう。

今年も、その藤が、すこし、煙ったように
色づいた。
近づいて、手にとってみると、
房の下のほうは、まだ、咲いていないのだった。

私は、その強い藤の蔓が、実は苦手だ。
その生命力が蛇を彷彿とさせて恐ろしいのである。

自転車を走らせていると、あるお宅の庭先に
見事に手入れされて、棚になっている一本の
太い幹になった藤をみかけた。
その木をみたら、なんだか、ほっとした。
上品な大人の女性のようである。

野生の藤のほうも、大人の女性を
感じさせるが、それゆえに怖いのである。

しかし、藤色は、
大好きな色だ。