Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

狩猟

2008年01月20日 | Weblog
裏の空き地で、鳥たちが、
「ギャーギャー」とけたたましく啼く声がするので、
窓からのぞいてみたら、
顔見知りの猫が、狩りの獲物をくわえて歩く後ろ姿が見えた。

急いで、息子を呼んで一緒に窓から、そっとみた。
鳩ほどの野鳥が、羽をひろげたまま、
つかまったようだ。
周りで、仲間の鳥たちが、泣き叫んでいるのだった。
鳥の禍々しい鳴き声は、いやなものだ。
仲間の死がわかるのであろうか?

その猫は、メスの飼い猫だ。
彼女には、いろんなことで、驚いてきたし、
たくましいのは、わかっていた。
あるとき、モグラの死体が、ご近所の自転車置き場にあり、
そこの奥さんが、片付けた。
うちの前にねずみが死んでいたことがあった。
私は、もちろん、片付ける勇気がなかった。
しかし、獲物をとるのは、猫本来の仕事であるから、
叱るわけにいかない。

猫は、狩猟する動物であるが、
目の前で、獲物をくわえた猫をみることは、
最近では、あまりないのではないだろうか?

「ライオンみたいだね」とうちの子が言った。
「虎みたいって、いって」と私。

どちらにせよ、猫というより、
狩猟をした肉食動物のオーラを放っていた
後ろ姿だった。
彼女は、猫といえども、いまどきの「愛玩動物」ではないのだ。

裏の空き地が、「野生の王国」みたいな
ドキュメンタリーの現場になってしまった。
鳥の屍骸があると思うと、怖くて、いけなくなった。


私も、うちの猫も、ひ弱なものだ。
私もうちの猫も「農耕」のほうがあっている。
とつくづく思うのである。
ちなみに猫は雑食なので、
野菜も大好きだ。
うちの猫は、花や葉っぱをかじるのが大好きだ。