車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

神戸市内あちこちウォッチ in 兵庫県神戸市

2023年06月17日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・兵庫県

神戸市中央区、JR神戸駅東側に位置し、海を見下ろす立地の観覧車が目印の「神戸ハーバーランド」。昭和57年(1982)11月に貨物駅としての営業を終了した旧国鉄の湊川貨物駅や沿岸一帯の工場の跡地約23haを、昭和60年に再開発。1992年9月に街開きされました。

対岸のメリケンパーク側に神戸ポートタワーや神戸海洋博物館といった観光施設が揃うのに対し、ハーバーランド側には神戸モザイクなどの複合商業施設が林立しており、少し大人のお洒落な神戸といった感じでしょうか。

で、今回モザイク側を選んだ理由は、何かのチラシで目にしていた「モザイクジャズフェスティバル」。海を見ながらジャズに触れられるなんて、いかにもお洒落な神戸に似合いのイベント(⌒∇⌒)

と・・・とても楽しみにしていたのですが、すでに演奏者の周囲は黒山の人だかり。軽快な音楽は聞こえますが、人垣の中に立っていると、香水なのか、葉巻なのか、それとも体臭なのか・・・何とも形容しがたい匂いにむせて咳が止まらなくなり、早々に退散(^^;) しばらく海風に吹かれて呼吸が整うのを待つことに。

そんな時、高浜岸壁の南端にちょっと不思議な建造物を発見。側の説明で神戸港に現存する最古の信号所建造物「旧新港第五突堤信号所」と知りました。1990年に新港第5突堤で信号所としての役割を終え、今はハーバーランドのシンボルタワーとして人々を出迎えています。

折角のハーバーランド訪問でしたが、もう一度あの人ごみの中に戻る気力も無いので、早々に帰路に着くことに。バイクに戻る道すがらに見かけた「史跡 明治天皇御用邸跡」の碑。

二つの「稲荷大明神」の鳥居額が掛かる朱の鳥居。祠は清潔にお守りされています。

神戸市内にはかなりの数の歴史的な建造物(ビルディング)が残されています。まだデジカメがなかった頃、ビルディング巡りをして沢山の写真を残しましたが、今はその元気もなく(^^;) 手元にはバイクのタンデム席から通りすがりに写した写真がわずか二~三枚。ここは三宮の高架下、当時大学生だったご亭主殿が二度目のデートで連れて行ってくれた場所ですが、おもちゃ箱をひっくり返したような商店街にワクワクしたのを覚えています。

「神戸朝日ビルディング」は明治44年(1911)旗手組の施工。昭和9年(1934年)に建てられた旧神戸証券取引所の外観部分を低層部に再生利用し、1994年に「旧日豪会館」として竣工されました。アーチ型のファサードが印象的で、クリスマスシーズンには毎年可愛らしいクリスマスツリーが飾られることでも有名です。

「商船三井ビルディング」は、大正11年(1922)に大林組によって、旧大阪商船神戸支店として竣工。大正期のオフィスビルとして唯一現存する建物で、海岸通沿いに面して建つレトロな建物のなかでも、ひときわ目をひくアメリカルネサンス様式の華やかなビルです。

東洋一の貿易港として賑わった神戸の中心部、旧居留地の最南端を走る海岸通。そこには他にもまだ幾棟かの建物があり、ほぼ全部が国の登録有形文化財に指定されています。1995年、未曽有の大震災を経て、それでもなお不死鳥の如く復活した神戸の町並み。その建物をもう一度ゆっくりと見て歩きたいと思いながら、結局・・叶わずに終わってしまいました。

訪問日:2007年5月5日

 


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7 コメント

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ご縁がない神戸 (まっち)
2023-06-17 11:56:41
受験生時代、第一志望の大学が当地の某国立大でしたがあいにくご縁がなく東京の私大に行くことに。
その際親は学費や下宿代のかかる東京の私大に4年通うなら、予備校代を出すから浪人して家から通える神戸や大阪の国公立目指せと宣う始末…
一つ下の妹と同級生になるのはまっぴらごめん、その前に高取から神戸は通学できんやろ…笑
以来何かと神戸とは縁がなく、ダム巡りでも以前お話したように市内の土木遺産物件も未訪のまま。
いつか、ご縁が繋がる日があればいいのですが。
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思い出多き神戸 (tibineko)
2023-06-17 12:28:42
まっちさんがもっと年長であれば、もしかして主人と同級生になっていたのかも(笑)
それにしても・・
「高取から神戸には通えんやろ」には、親御さんとのやり取りの様子が浮かんできて、思わず笑ってしまいました。
失礼な奴でごめんなさい(^^;)

主人との初デートは神戸の異人館巡り。
子供が歩けるようになって初めて行った場所が布引ハーブ園。
私にとって神戸は、懐かしい思い出の地です。
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須磨離宮公園 (onecat01)
2023-06-17 15:50:32
tibinekoさん

 昔の夢を辿るような気持ちで、貴方のブログを拝見しています。

 私にとってさらに懐かしかったのは、前回紹介されていた須磨離宮公園の方でした。幼かった三人の息子を連れ、貴重な休日を過ごしました。

 源平の歴史の地であることに無関心だった自分が、残念である気もします。その代わりというのでしょうか、現在住んでいる千葉で、絶滅種と言われる「熊谷草」と「敦盛草」を近くの里山に観察することができます。

 源氏の武将『熊谷直実』と、彼に討たれた『平敦盛(16歳)』に因んだ名前だそうです。

 不思議な縁があるものだと、感慨深くブログを楽しませていただきました。これからもよろしくお願いいたします。ご自愛専一にされますよう。
返信する
あわて者 (onecat01)
2023-06-17 15:55:39
tibinekoさん。

 垂水区のブログは、明日だったんですね。あわて者の私をお笑いください。
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「熊谷草」と「敦盛草」 (tibineko)
2023-06-17 16:24:03
4月に訪ねた長野県塩尻市洗馬にある「釜井庵」で、
ひっそりと白い蕾を付けた「熊谷草」の実生を見ました。
「敦盛草」は実物を一度も見た事が無くて・・
でも写真で見ると、エビネ欄に似た可憐な花は、
敦盛の名に相応しいイメージです。
面白い事に「熊谷草」は、
ラン科アツモリソウ属に分類されているんですよね。
onecat様の近くの里山では、両方とも見る事が出来るんですね。
羨ましい(*^^*)
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Unknown (まかろん)
2023-06-17 21:13:58
うーん、お二人のような感想は書けません・・。
なのでいきなり違う方向でコメントに参加します💦

tibinekoさん、匂いに弱いのですね。
私も、匂いではないですが、喘息持ちで。
埃や煙に弱いです💦

繊細な感性のtibinekoさんはお身体も繊細なのだなと、
思いました。

旦那さまとのお話は甘酸っぱいですね😊
感性もぴったり合うご様子で、良い方と出会えて良かったですね〜😊

tibinekoさんは、今評判の牧野博士のように独特で、
きっと世間とずれて合わない気持ちで生きた時期があったのではと思います。
(違ってたらごめんなさい💦)

なので、方向性の合う旦那さまと出会えて良かったなと
デートの話に思いました😊


昨日のコメントに、思いのたけを込めた返信を、
ありがとうございます。

1行1行、うなずけるものでした。

天皇ご自身が
>男系男子による皇統の意義も考えず、

の状態に、眩暈がしそうです。

技術漏洩の件はもちろん、ご存じでしたよね。

>今の日本人は己の手足を使って戦う術を知らない赤子のような

tibinekoさん、私は昨日あのコメントを書いてから、
ずっと絶滅した鳥、ドードー鳥のことを思っていました。

「絶滅動物物語」という青年漫画の試し読みを見たことがあって・・。

悲惨でした。

ずっと隔絶した島で進化したので、
飛べず、警戒心が薄く、地面に置くだけの巣を作る種となっていたのです。

漫画(絵)で見ると本当に悲惨です。

卵が、取ってくれといわんばかりに
地面に置いてあるだけなのです。

外敵もなく、よたよた歩いて巣を離れて・・
入植した人間や犬に卵を割られ、雛や仲間が殺されても、

ドウドウと声をあげるだけ・・。

遺憾砲を打つだけの日本を思いませんか。

ドードー鳥は人間たちに発見されてから、
たったの83年間で絶滅しました。


天皇ご自身すら、
日本人の拠って立つところが何処にあるのか、
考えようとしない。

それは日本人が誰も、日本を守ろうとしないからです。

巣とも言えない巣を地面において、
歩きまわっていた、飛べないドードー鳥のように。

太った、歩く食用肉です。


ごめんなさい、一言お礼を言いたいだけだったのに。
当方ブログへの真摯なコメントも、本当にありがとうございました。

私にできるのは、ああいう物語を書くことだけです・・。

人を集めたり、多くの人と活動をするのは
生まれてこの方、不器用な性質で。

ずっと一人でした。

心ある議員たちが、ガイドライン作りで最後の抵抗を試みているようですが・・。

皇家もふくめて日本人の心の荒廃が心配です。
軸が、ない。

だからLGBT法案だの脱炭素だのと外来の綺麗事に、
反論ができずに流される。


どうぞ安らかに、というにはほど遠いコメントですが、
よくお休みください🙏
返信する
匂い・・は、色々微妙! (tibineko)
2023-06-17 23:49:31
根本的にある種の匂いは苦手ですね。
この時は、帰宅後に肺炎を併発して入院騒ぎになりました(-_-;)

子供の頃の私は乗り物酔いが酷く、学校のバス遠足も、いつも途中で下車させられていました。乗り物酔いの理由は色々あったのでしょうが、引き金はいつでもバス独特の匂いだったと思います。最初から「酔うので行きたくない」と言っているにも関わらず、「私が着いていますから大丈夫です」と言って無理矢理参加させ、結果・・車内で激しい嘔吐に苦しむ私を持て余し、「お家の人に連絡しておいたので、迎えに来てもらって帰りなさい。」と言って、立つ事もできない程酔って辛い私を、馴染みのないバス停に一人置き去りにする。
小学校低学年の私は、涙と嘔吐でぐちゃぐちゃになった姿で、少ない本数のバスに乗って迎えに来る母を待つ。そうして乗りたくないバスに乗って、嘔吐を繰り返しながら家まで帰る。
もうね・・・悲惨以外の何物でも無いですよ。これで登校拒否にならなかった自分を褒めてあげたいくらい(笑)
成人して、原因の一つがメニエールと判明してからは色々と治療法も試し、それほど酷い状態になる事は減りましたが、それでも疲れたり、体調が良く無い時は「ある種の匂い」は受け付けられず・・寝込みます。
と・・コメントの返信が病語りになってしまいました(((((^_^;)


ドードー鳥の話・・漫画ではなく別の媒体で、もうかなり昔に読んだ事があります。
何も疑わずに、なすがままに絶滅していくあのひょうきんとも言える姿、文字だけなのに、その姿が見えるようで泣きたいくらい哀れでした。
一国の元首相が殺されても、殺人者を英雄に祭り上げる日本。罪もない多くの人を、己の妄想で焼き殺しておいても、殺人者は人権という便利なもので護られる日本。自分の土地を誰に売っているのか考えもせずに、金が手に出来たと能天気に喜ぶ日本人。外国ならば法律で阻止できる愚かな行為も、法が整備できていないからと言い訳に始終する日本。他国籍者に買い占められ、全てを失うまで気が付かないのだろうか・・
ドードー鳥の運命は、決して寓話ではない事を・・・本当はもっと学ばなければならないのに・・
返信する

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