千鶴おばさんのダイエット&日々の徒然日記 (過去の太極拳)

メタボ検診で黄信号「痩せなさい」先生より命令が出ました
幾多のダイエット繰り返してもままならないこの体何とかしなきゃ

組踊・造形芸術大学・春秋座

2012-06-09 18:57:06 | 造形芸術大学講義


遙か沖縄の地から人間国宝のお二人がこられ「手水の縁」と「女物狂」の上演がありました。
組踊は琉球王国の宮廷で生まれました。琉球王の代替わりに新国王任命のために訪れる冊封使をもてなすため17世紀初頭に踊奉行・玉城朝薫(たまぐすくちょうくん)により創作されました。
能を参考に中国と大和という2大大国の狭間で 実に巧みに両国に偏りを見せず沖縄の音楽や伝統を取り入れ国家を維持してきました。



まさに昨年読んだテンペストの世界です。
能と同じくすり足で静かに優雅に舞われる音楽劇なのですが言葉が全くわからないので舞台両端に電光板があり日本語のテロップが流されました。

手水の縁は若い女性が川辺で髪を洗っているところへ青年が花見に来ます。
一目で見初め水を手ですくって飲ませてほしいと頼みます、恥ずかしがる娘ですが勇気をでして手で若者に水を飲ませお互いに惹かれ合います。

この恋は父親の知るところとなり家来に成敗を申し渡します。
子供の頃からかわいがってそばに使えていた家来は娘の首を刎ねることなどとても出来ません。
騒ぎを聞きつけ駆けつけた青年が娘は死んだことにして自分に預けてくれるよう懇願します。
もとより殺すことなど出来ないので二人を逃がすことにするという物語です。

単純な物語でしたがほろりとさせられました。
女物狂はお能や歌舞伎でよく見る「隅田川」が下地になっています。

子供を人さらいに拐かされ気を狂わせた母親が子供を訪ね歩き1年半とうとう見つける物語です。
拐かされる子供といじめっ子の2人小学生でしょうか可愛いくしっかりとした演技をしていました。
着物が美しいですね琉球紅型が衣装や背景の幕に鮮やかに見せて頂き興味をひきました。

太極拳を休んでこちらに来てしまいました。
さっさと動けば間に合うとは思いましたが無理は禁物です。
ゆっくり私ペースでしか移動は無理と割り切って掛け持ちはしないと決めました。

※ 冊封使
【さっぽうし】 冊封とは中国の皇帝が臣下の国の国王を任命することで詔勅(しょうちょく)を携えてやって来る使者を冊封使と称した。また冊封使は新国王に授ける王冠も携えて来ることから、冊封使が乗って来る船を御冠船(ウクヮンシン)といった。1404年から1866年の間に24回の冊封が行われた。一度に数百人が渡来し、滞在期間は4か月から8か月にも及んだという。冊封使が渡来すると、琉球王府では冊封使をもてなすために豪華な遊宴を催した。


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