うまくは言えないけど

日々思う事をとりとめもなく書いています

退職

2005年02月10日 | 日記
会社を辞めました。

今の気持ちは寂しさと解放感と敗北感が入り交じった複雑な気持ちです。

仕事は印刷会社で本のデータ作成に携わっていました。ボクはこの仕事が好きでした。拘束時間も長いし、給料だってそんなに良くないけど、本好きのボクにとって本をつくる事に関わるのは楽しい仕事でした。デザイン(たいしてやってないですけど)や文字組などからフィルム出力まで色々な事をやりましたが、どれも楽しかったです。ここ数年は大手出版社がクライアントで少し特殊な仕事をしていましたが、ユーザビリティという点では非常にやりがいのある仕事でした。一生懸命やってきましたし、社内はもちろん他の会社の誰よりも読者の人が使いやすいものをつくろうと思いやってきました。でもその気持ちが伝わらない人がたくさんいました。

ボクの好きな歌の一つに「サヨナラCOLOR」という曲があります。

そこから旅立つことは とても力がいるよ
波風たてらること 嫌う人ばかりで
でも 君はそれでいいの? 楽がしたかっただけなの?
僕をだましていいけど 自分はもうだまさないで

みんな事なかれ主義だと腹立たしく思ったりもしました。でも、結局はボクも誰かに何とかしてほしかったんだと思います。人に嫌われたらイヤだと思う気持ちもありますし、おとなしくしていれば時間は過ぎていったでしょう。でもそんなふうに上手くやり過ごせませんでした。

自分をつらぬくことは とても勇気がいるよ
だれも一人ボッチには なりたくはないから
でも 君はそれでいいの? 夢の続きはどうしたの?
ボクを忘れてもいいけど 自分はもうはなさないで

気付いたら文句ばっかり言っている自分がいました。ほんとカッコ悪いです。このまま文句ばかり言っていても何も変わらないと思いました。それで直接それぞれに納得いかない事をなるべく相手に伝わるように話をしました。そうすると表面上はちゃんとわかってくれます。でも結局みんなが「その場しのぎ」で本当の意図は伝わりません。ボクは自分が100%正しいとは思っていません。ただ、自分が正しいと思う事を伝えているだけです。みんなそれぞれ立場があって、その立場やその人の気持ちもあり、見方が違う事もあると思います。だから違うなら違うと言ってほしかったです。あっていると思うなら完璧にできなくても、せめてやろうとしてほしかったです。

サヨナラから はじまることが たくさんあるんだよ
本当のことが 見えてるなら その思いを 捨てないで

貯金もほとんどないし、次の仕事も決めず、親が食べさしてくれるわけでもないのに仕事を辞めるなんて、自分でも頭が悪いと思います。しかも、結局逃げるようなものですから、自分を正当化することもできません。でも、こうしないと自分がどんどんつまらない人間になるような気がしました。好きで始めた仕事ですし、会社のみんなも一人ひとりはみんないいひとでした。それでも決めた事ですから、この決断を後悔しないようにこれから頑張っていきたいと思います。

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