８月反撃の狼煙（のろし）

第29節愛媛ＦＣを迎えてのホーム戦。


この試合、サブではあるが都倉がメンバー入り。
サポーターからも期待の声援が（トックンに）飛ぶ。

松下、スンジンを欠くスタメンながら、ゲームの入りはすばらしかった。
前半９分、キーパーと１対１になったヤスが冷静にゴール左スミに決めて先制！

その後もザスパペースでゲームが進むが、３２分突然の不幸が草津を襲う。
最後尾でバックパスをファンブルした田中、ボールを奪われて絶体絶命かと思われた瞬間、あろうことか相手をラグビータックルで止めてしまった。
当然悪質なファウルとみなされて１発レッド。
このプレーでガラッとゲームの様相が変わってしまった。

ボランチの喜多をセンターバックに下げてクマの１ボランチにして対応。
しかしことごとくセカンドボールを奪われ、再三ピンチを迎えるが本田のファインセーブでなんとか凌ぐ。

前半終了間際の４４分、バックスの裏を突かれ本田と１対１の場面を作られ失点。
１－１で前半終了。

後半立ち上がりから涼に代えて都倉登場。
都倉１人を前線に置いてトップ下右にヤス、左はシマを配置。
後方からのロングフィードを都倉に当てて、両サイドに供給する作戦だ。
都倉のおかげで、今までやりたくてもできなかったポストプレーができている。

ゲームは１人多い愛媛が一方的に攻めたが、守護神本田とナイスポストがことごとく跳ね返す。
迎えたロスタイム４分終了間際、シマがゴール真正面の絶好の位置で倒されＦＫを獲得。
文字通りラストチャンス。
シマの左足から放たれたＦＫはゴール右スミに突き刺さって劇的な決勝ゴール。
ゴールまで近かったため、カベの上を狙わず足元を狙った頭脳的なキックだった。
そのまま試合終了。
スタジアムは歓喜の渦に包まれた。


　　　　　　　　　歓喜に包まれたバックスタンド　　　　　　　　　　　　　　　　　　挨拶に向かう選手達


　　　　　　　　　　　　攻守のヒーロー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　きょうも神降臨

７月は１勝もできなかったが、８月はこれ以上ないスタートをきることができた。
８月攻勢の始まりだ。

順位（８月３日現在）