Record China という中国最大情報のネットで、日本を訪問したり、滞在者からの記事が、掲載されている。2020年のオリンピックに向かって、ますます、日本国民が外国からくるであろう人々に、よりよいおもてなしをするのに、参考にすべき記事が市民感覚感情で表現されているので、抜粋をして紹介させていただいた。順次参考になる記事の中で記者が読者諸氏に理解を求めるコラムである。
これは、抜粋の一例である。
2014年2月13日、重慶晨報は「私が日本で発見した3つの小さなこと」と題する記事を掲載した。以下はその概要。
旧正月期間中、妻の強い要望で私たちは東京と北海道を7日間旅行した。実を言うと、私個人は日本についてあまり良く思っていなかった。しかし、私が出会った日本の人々は、とても友好的で親切だったと言える。その上、景色や自然保護に対する取り組みも素晴らしい。日本では3つの興味深いことを目にした。
1.おしゃれを忘れない日本人女性
東京は1度、札幌は-5度、旭川は-12度。雪が舞い、強風が吹き付けた。しかし、このような環境でも街で見かけた日本人女性たちは、太ももをあらわにして歩いていた。私は旭山動物園にいた女学生に「寒くないのですか?」と聞いてみると、彼女たちは「寒いけどおしゃれのために我慢している」とつたない英語で答えた。なるほど、どうりで街で見かける女性は、おばあさんも含めてみんな化粧をしているわけだ。年齢や天気にかかわらず、日本の女性は“おしゃれ”を忘れることはないようだ。
2.細かいことに気を配る
日本人はみな公共の場所では、物を食べず、たばこを吸わず、列に並ぶ。しかし、もっと意外だったのは、電車やバスの中に「電話をしてはいけない」という表示があることだ。優先席近くでは、電源さえも切らなければならない。公共の場所では人の邪魔になるような行為はしてはいけないとの配慮である。電源まで切るのは、恐らくマナーモードにしていても妊婦さんを驚かせてしまうからだろう。
また、日本ではごみの分別を徹底して行う。ごみ箱は、「一般ごみ」「新聞・雑誌」「プラスチック」「ガラス」の4つに分かれている。もっと細かく分けられているところもある。日本人は小さいときからごみの分別処理を学ぶため、自然と身に付くのだろう。だからこそ、日本の街は清潔に保たれているのだ。1日中街を歩いた靴で雪を踏んでみたが、残ったのは塵ひとつない真っ白な足跡だった。
3.自分から交流しようとしない
街を歩いていると、いくらも歩かないうちにたくさんの自動販売機に出くわす。飲み物からたばこ、新聞までさまざまだ。コンビニでは同じ商品が少し安く売っているのに、多くの若者は自動販売機を利用する。おそらく、手軽で列に並ぶ必要がないからか、人と接触する必要がないからだろう。ラーメン店などでも、食券の自動販売機を多く見かけた。食券を店員に渡しさえすれば、会話をする必要がない。多くの日本人が壁に面した席を選び、黙って食べ、黙って立ち去っていった。
しかし、日本人は見た目ほど冷たくはない。少なくとも、私が何回か道を尋ねたときは、彼らの親切さを感じた。
札幌に着いたばかりのとき、私と妻は中島公園近くのホテルに行きたかったのだが、歩けど歩けど見つからない。そこで私は、コンビニから出てきた男性にホテルへの道順を尋ねた。彼の手には、買ったばかりの弁当がぶら下がっていた。彼の英語はうまいとは言えず、長い時間をかけてようやく意図を伝えられた。しかし、彼にもホテルの場所はわからない様子だった。私たちが礼を言って立ち去ろうとすると、彼は「待つように」とのジェスチャーをして、携帯電話の地図でそのホテルを探してくれた。
その後、男性は私たちを心配して、ホテルまで送ってくれた。その日は雪が降っていた。5分ほど歩いてホテルに着くと、男性は笑顔で立ち去った。私は、唯一知っている日本語で何度も感謝を表した。そのとき、私は「弁当、冷めてしまったのではないですか?」と聞きたい気持ちでいっぱいだった。(翻訳・編集/北田)
記者はこう考える。
中国、韓国とも、政治的には、日本は、ぎぐしゃくして、うまくいっていない。中国は、南京虐殺をプロパガンダに日本を罵倒し、韓国は、中国と一緒になって、強制連行の上、売春婦にされたと戦時中の日本軍と政府の責任追及、など日本バッシングが加熱して治まる気配がない。産経のソウールの加藤支局長が、現大統領を誹謗中傷したと起訴されて報道の自由も市民感覚との乖離に問題が沸騰している。
しかし、中国、韓国の市民レベルでは、より多い訪日の人々と、心温まる友誼は、ますます盛んになって、日本では、訪日の人々をあたたかく歓迎し、敵意を持って、接遇している日本人はいない。そのことが、中国、韓国の自国で表裏がまったく違うので、市民のレポートが刺激になって、訪日者がますます、増えている現実を我々も知っておく必要がある。
そのためには、何気ないおもてなしが、友誼の根本である真実を忘れてはならない。確かに、国家の成合は、違う。互いのイデオロギーもポリシーも違う。しかし、エイリアンではあるまい。市民感覚では、友誼を重ねることが、いかなる誹謗中傷、罵詈雑言を壊滅させるエネルギーであることを、日本人なら、忘れてはならない。
日本が成熟した国家であり、社会である事実を、この友誼の中から、諸外国から認識してもらえば、なお一層、世界は、我が国を正しく評価してくれると断言できる。 それは、我々個人個人が、人を大事にする日本人古来の友誼の結集が、分厚い雲を振り払うのは、言をまたない。
日本に生まれてよかったという日本人、次は、日本人として日本に生まれたいと思を寄せる外国人、つまり、現実のユートピアになる日本国を目指してさらに努力をする誓いを立てよう。さて、
この次は、小学生に注意された中国人、を掲載します。ご期待を!!当分、Record China にご注目を!!
日本時事新聞社
国際報道部
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