優勝は、1876日、５年と一ケ月が過ぎていた。
タイガーを日本に最初に紹介したのは、いまは亡き最高のゴルフジャーナリスト、
デユーク石川である。唯一のアメリカゴルフライターズクラブの日本人であった。彼は、４歳のころからのタイガーを見てきた。いずれ、世界最高のゴルファーになると折り紙をつけていたのだ。
不屈の精神は、どこで生まれたのか、！！！！！
悪夢の腰痛や背中の痛みで、不眠症になったタイガー、どん底からのカムバックといえるような状態ではなかったはずだ。４回に及ぶ、大手術は、再起不能のレッテルさえ、当然と思われた。その気遠くなるような復活劇は、またに述べよう。彼が、ここに至るまでの世界最強のゴルファーと最初に日本に紹介したの不出生のジャーナリスト、The Golf Times 筆頭執筆責任者、デユーク石川である。希代一流のゴルフジャーナリストは、昨年、帰らぬ人となり、世界は、優れた伝記者を失った。彼の遺稿を慰めるのも、記者の務めである。だから、タイガーの不屈の精神は、どこで生まれたのか、を知ってもらいいた。
タイガーに４歳半から教えたルデイ、デユランやスタンフォード大学のオウ―リ．グッドウイン監督がタイガーにいかに基礎を教えたかデユークは克明に記している。ベトナム戦役で病床にありながら、２７ケ月生き抜いた元陸軍少佐、アール．ウッズは、もし息子がマッチプレーで試合が行われ場、全勝するだろう、タイガーが２年間学んだスタンフォード大学のオウ―リグッドウインは、アールの言葉と同意見である。実際に、公式１０試合を逆転で勝利をした。彼は、心理的，学究的、そしてゴルフの芯になるものを身につけている。どんな不利な情勢になっても狼狽しないばかりか、どんな状況で自分がやるべきことをポジテヴに、強く打ち出す能力を完璧に備えている。だから、あのような猛追が可能になるのだ。ちなみにマッチプレーで行われた全米アマ選手権の勝率は９９％だったし、さらに１８連勝で３年連続の優勝を果たしている。ルデイは一度もOKパットを許していない。こうして、ゴルフの厳しさをしっかり、身につけていったタイガーの幼年期がある。（つづく）
