終戦記念日に深く頭を垂れる
日本人の目から見た「大東亜戦争」への道
(アルドリック・ハマ)
論文と書評(杉原誠四郎)
古賀 剛大 様
本論文は日本の第二次世界大戦直前の状況について、日本人は欧米人とは全く違った記憶を持っていると指摘して、そのあまりの違いを明らかにしようとしているものです。
欧米人の教えられている公式のストーリーは、端的に言えば東京裁判で示された見解をほぼそのまま取り入れているものです。日本の「犯罪的で軍国主義的な一派」が東アジアと残りの全世界を「支配」するために「侵略戦争」を始めたという、言ってみれば荒唐無稽な見解です。
日本人の中でも「政治的に正しい」見解を持つ人々は東京裁判の判決を受け入れていますが、多くの日本人が持っている考え方は今なお東京裁判で述べられた考え方とは著しい対照をなしていると著者は述べています。
そして日本人のこの考え方を丹念に検証していけば、戦後の日本の行動に関して理解が深まるであろうという考えで著者は本論文を書いています。
本論文の英語原文は、The Journal of Social, Political and Economic Studies,
Volume 42, Number 1, Spring 2017 に掲載されたものです。出版社の許可を得て、原文・日本語訳を「史実を世界に発信する会」 のサイトに掲載したものです。
本論文の書評を元城西大学教授杉原誠四郎氏にお書きいただきました。長文の本論文の前にお読みいただくと理解の助けにもなり、また参考になるかと思います。
*書評:http://hassin.org/01/wp-content/uploads/BuildupR.pdf
*論文:http://hassin.org/01/wp-content/uploads/Buildup.pdf
英文版は、下記の内容で海外4000のアドレスに発信しました。
平成29年8月14日 「史実を世界に発信する会」茂木弘道拝
http://hassin.org
The Buildup to the ‘Greater East Asian War’
from the Japanese Perspectives
By Aldric Hama
Reviewed by Sugihara Seishiro, Former Professor at Josai University
Aldric Hama's essay, "The Buildup to the 'Greater East Asian War' from the Japanese Perspective," notes how differently the people of Japan and the West view the origins of the so-called Pacific War, and attempts to explain this vast discrepancy in perceptions.
The Western image is, in a word, a regurgitation of the opinions put forward at the International Military Tribunal for the Far East (the IMTFE or Tokyo Trials) that World War II was an illegal war of aggression launched by Japan's militarist faction in order to dominate East Asia and the rest of the world.
Although it is true that Japan did ultimately initiate the Greater East Asian War, the series of events that led Japan to the war were not at all conveyed in an accurate manner by the IMTFE. Mr. Hama's essay makes this point very clear.
Prof. Sugihara’s review of this essay will be a useful introduction to this long essay.
The essay was first published in The Journal of Social, Political and Economic Studies, Volume 42, Number 1, Spring 2017. The essay has been uploaded to our website and now presented here.
*Essay:
URL: http://www.sdh-fact.com/essay-article/1011/
PDF: http://www.sdh-fact.com/CL/Greater-East-Asian-War-from-Japanese-Perspective1.pdf
*Review:
URL: http://www.sdh-fact.com/review-article/1013/
PDF: http://www.sdh-fact.com/CL/Review-of-the-Aldric-Hama.pdf
MOTEKI Hiromichi, Acting Chairman
for KASE Hideaki, Chairman
Society for the Dissemination of Historical Fact
Phone: +81-3-3519-4366
Fax: +81-3-3519-4367
Email moteki@sdh-fact.com
URL http://www.sdh-fact.com
Note: Japanese names are rendered surname first in accordance with Japanese custom.
60万読者へ
右翼思想が跋扈するような社会を求めているのではなく、なぜ、日本が戦争に嵌っていったかを検証し、正しい分析によって、未来に残せる現代の総括をするために、諸外国からも多くの論文や意見が寄せられる現在をを披露しているのである。戦争を美化するためのプロパガンダではない。
北方領土奪還や尖閣諸島は古来から日本の領土であると言を強くすると、あいつは、右翼だ、反社会的危険人物だなどと喧伝し平然とレッテルを張るのは、いかがなものか。左翼的思想に、国家が左右されるのは、未来志向から判断すると、非常に危険なことである。
いま、日本は、平和だというならば、この平和は、命を懸けて戦った人たちのお蔭ではないのか、
自動的に平和が降臨してきたわけではあるまい。他国に拉致された日本人を取り戻すことさえできない国家をどう思いますか。真剣に考えていますか。
お笑い芸人のテレビを見ている場合じゃないでしょう。いかがですか。
新聞、テレビなどのMedia も、深く解析、真実を報道すべきではないのか。
今日は、終戦の日だ。日本の呪縛を解くときが来たのだ。
事実、日本は、完全な独立した国家なのか、と問われたとき、諸氏は、何と答えますか。
日本時事新聞社 デスク 古賀剛大