PGA選手権は、最終までもつれ白熱したゲームが眠りを断った。優勝は、アマンダ夫人と二人三脚のダフナーがヒューリックを二打差で振り切り、第95回のチャンピオンになった。
英樹は、追いあげて19位、来年のシード権をほぼ、集中に収めた。来年、主戦場は、外国になるので、英樹の雄姿は、日本で見られるときを逃がさず、見ていたほうが、よさそうだ。
ツアー最終戦、ウインダムは、かって、丸山茂樹がチャンピオンに輝いた戦歴があり、遼も最後の結集力で上位に食い込んで、シードをものにしてもらいたい。フェデエクスランキング、125位まで選手が、来期のツアーカードを手にするが、落ちた場合は、ウェッブドッドコムツアーの上位選手とツアーカードをかけて闘いを始めなければならない。つまり、天国の扉は、薄めに開いて、地獄の扉は、大きく開いているまさに、生きるか、死ぬかの決戦である。生活がかかったゲームだから、命をかけて戦うのは、もちろん、家族や肉親にとっては、気が休まるときがない。
遼は、まだ21歳だ。5年にわたり、日本男子ゴルフを引率してきた張本人だから、苦さいっぱいのエッジの戦いを、神に祈り、シード権を取らしてやりたいのは、記者だけか。遼は、引き出しをうんと作りかけているゴルファーである。この5年間は、技術とマネジメントの二点から、引き出しの数を増やしていけば、27歳では、面白いほど、いいスコアが維持され複数の勝利も見えてくると思う。
英樹の難点は、70ヤード以内であろう。環境同調の技術さえ、掴めば、早い時間で、複数の勝利が約束されると言える。海外ツアーも、メインイヴェンターとして、扱ってくれているのは、英樹が、これから、舞台を創りあげるプレーであると認識しているからだろう。
旬は、自分の創作であるから、TPOの現実をしっかり把握してこそ、旬に生きることになる。遼と英樹は、旬の人間であることには、異論はあるまい。遼と英樹だけが、PGA選手権の予選通過者であるからだ。
これからのUSツアーは、手に汗を握る週が、ゴルフファンをうならせるゲームとなろう。
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