金沢のうどん屋「福は家」と蕎麦屋「鬼は外」

金沢には、30代の半ばに三年間仕事で生活しました。仕事だけでなく、観光もゴルフも飲食も沢山しましたので思い出一杯の土地です。その内、ここでは「うどん」のお店をご紹介します。写真のマッチは、金沢のお奨めの「うどん屋さん」のもので、先年再訪した際持ち帰ったものです。金沢は関西文化圏だけに、麺類はやはり「うどん」です。市内にあるうどん屋さんは何処も「うどんすき」など美味しいですが、汁は塩味で甘めですから、うどんの姿が良く見えます。そんな中でも私のお奨めは、彦三町の小橋のたもとにある「福は家」です。注文して暫く待つと、具の乗ったうどんの入った鍋が運ばれテーブルの上のコンロに掛けられます。火がつけられて煮える迄さらに暫くお喋りしながら待って、鍋からどんぶりに移して食べます。注文してからだと結構長い時間かかりますが、待っただけの価値がある美味しさです。
ちなみに、「私はやはり蕎麦だ」と言う人の為にはお隣に姉妹店で「鬼は外」という蕎麦店があります。
金沢にお出かけの際は是非お試し下さい。昼食時は大変込み合いますから、予約が必須です。

「大阪戦争」をどう見るか？

大学で政治学を学び、今も政治学に関心を持っている私としては、この度の「大阪戦争」について一言触れない訳にはいきません。大学生の気分で書いて見ます。
(1)、選挙の構造についてーーー今回の選挙で「大阪維新の会」を応援したのは「みんなの党」だけで、民主党・自民党に限らず共産党までが一緒になって反対側になりました。これは、私の知る限り「異常」な事態ですが、その分「既製の価値観」に反発する大阪人を燃え上がらせたと思います。また、マスコミの多くもアンチ橋下に回り、しかも凡そ考えられないような内容の特集をした雑誌までありました。これまた「異常な事態」で、「橋下氏の「異常性」の方がまだ健全だ」と感じさせたと思います。
(2)、選挙公約についてーーー
私は、マニュフェスト選挙は好みません。政治は、「直面する課題に優先順位を付けて具体的に解決する事で社会の安定を図る技術だ」と思います。この春の地震のようなことは極めて稀なことですが、予め想定出来ない課題が次々と出てくるのが人間社会では普通のことです。従って、マニュフェスト選挙が求める様に個別具体的な課題について予め年次計画まで掲げて選挙で信を競い、その後その実現状況を問うと言うのは、政治の役割を矮小化してしまうと思います。
その意味で、「大阪維新の会」が「大阪都構想」と言う「基本的課題」に集約した公約を掲げて信を問うたのは正しいと思います。(小泉さんの郵政民営化は個別具体的な課題であると思います)
(3)、「大阪都構想」についてーーー「大阪維新の会」が掲げている「大阪都構想」の中身は必ずしも明確ではないですが、どうやら「大阪府知事が大・大阪の利益を考えて政策展開をしようとするのに対し、大阪市が政令指定都市を盾にして言うことを聞かないのは、不都合だ」と言うこともあるように思います。もしそうだとすると、政令指定都市とは何か？と言うことになり、県内の政令指定都市の占める規模の大きな宮城県などの問題でもあります。また、町村合併を進め大きな基本自治体を作り、県を統合しょうとする道州制問題とも関わって来ます。
大阪市や府を超えた課題であると思います。
(4)、今後についてーーー今回の選挙の結果が今後の日本の政治に与える影響は大きいと思います。
特に、既存の政党が殆ど反対側に回り敗れたことは、建前とは別に各政党に大ショックを与えていると思います。社会的・経済的に不安感が充ちていますので、既存政党が基本的課題をしっかり捉えて公約として提起しないと、雪崩れ現象が起きかねないと思います。
マニュフェスト選挙では乗り越えられないと思います。