笛吹き朗人のブログ

器楽は苦手でしたがサラリーマンを終えた65歳から篠笛を習っています。篠笛を中心に日々のリタイア生活を紹介します。

靖国神社の遊就館に行って来ました

2015-05-29 22:17:25 | 日記
今日は、午前中、日比谷に用事で行ったので、午後、靖国神社の遊就館に行ってみました。


きっかけは、大学の同級生の勉強会で、6月に「中国は、いま」(岩波新書)を読むことになっているためです。


首相の靖国神社参拝にたいする批判問題とは別に、この際、中国やアメリカなどから疑問符が出されている遊就館を見ておくことにしたものです。


遊就館は、山県有朋の提言で(靖国神社に合祀されている)「ご祭神の遺徳を尊び、また古来の武具などを展示する施設」(靖国神社hp)として、明治15年に作られたそうです。


従って、絵画・美術品・武具甲冑・武器類などが展示されているのは当然で、先の大戦で使われたゼロ戦・加農砲・戦車などの現物が沢山陳列されていました。


陳列は、日本史の時代区分に従って物と説明パネルが有りますが、明治以降が詳しく、特に、今は「大東亜戦争七十年特別展」だったので、その時期の展示がメインでした。

私が全く意外に思った物は、シベリア抑留者から日本の家族宛てのハガキの現物です。

「支那事変」のVTRは、軍が纏めた宣伝用映画ですが、当時のリアルな一面が良くわかるので、お勧めです。(全部見るのに30分位かかります)


歴史の評価、戦争の原因の説明については、明らかに、いわゆる「東京裁判史観」批判の立場が徹底していました。


その点が、中国やアメリカなどから疑問符が出ている理由だと思います。


憲法の関係で、今は、国家とは無関係な「一民間宗教団体」なのですから、思想の自由、表現の自由があるので、許されるのでしょうがーーー。


見学者の7割近い若者には、いろいろの立場の意見を聞いて、自分の頭で考えて欲しいと思います。
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「ローマの休日」ならぬ、「トチギの休日」

2015-05-27 13:06:45 | 日記
昨日、笛の仲間のSさんと宇都宮の栃木県立美術館の平澤熊一展を見に行ったことは、昨日のブログに書きました。

そのついでに、関西の出身で海外生活も長いSさんに、、私の生まれ故郷を「ご視察」いただきました。


私にとっては、本当に心に残るランデブーでした。
バイクではありませんが、美人を乗せて、あちこち彼女の初体験のところを回ったので、「ローマの休日」ならぬ、「トチギの休日」の思いでした。


宇都宮駅前で、レンタカーを借りて、まずは平澤熊一展に行きました。
彼の絵は、「自分には、この道しか出来ない」と言う、越後人らしい意固地さ=ある意味の「不器用さ」を感じます。
Sさんは、「絵描きは、最後には、空を描くと言われているけど、平澤もやっぱり空を描いていた」と同じ絵描きらしい感想を述べていました。


市の西方の大谷石採石場跡の地下空間を見に行きました。
予めネットで見て、Sさんは、「もし、石の天井が落ちてきたらどうしょう」と言っていましたが、外気が30度近いのに8度の巨大な地下空間を見て、「これは、凄い。一見に価する」と喜ばれました。


次に、市の南部にある私の母校・宇都宮高校のキャンパスは横目に見て、走りました。
この学校の、校庭の真ん中を日光線が横切っているので、是非、Sさんに見て欲しかったのです。
予想通り、「何、これ?!」と驚いていました。


そこから宇都宮市の東方郊外芳賀町にある、青木繁ゆかりの「ロマンの碑」の付近を見に、かなり走りました。

昼食時なので、お店を見つけながら走りましたが見つかりませんでした。

国道123号線と五行川の交わる所に、ロマンの碑のレリーフが在ります。

道路を挟んで近くに、青木繁の内縁の妻・福田たねの実家跡(青木繁がしばらく逗留し、福田蘭堂が16歳まで育った所)が在ります。
建物はなく、屋敷跡の隅に、福田たねの父親を顕彰する大きな石碑がありました。


ロマンの碑から五行川を挟んだ田んぼの中に、青木繁が「わだつみのいろこの宮」を描いた部屋があると言う、黒崎家を訪ねました。

あいにく、お年寄りだけでお話を伺えませんでしたが、黒い塀で囲まれた長屋門を背にして写したSさんは、トレビの泉の前のオードリー・ヘップバーンよりも美しいと思いました。


この後、ハプニングが起きました。
ロマンの碑の駐車場に向かって国道ワキの歩道を歩いていると、ダンプが轟音をたてて走り去り、風に煽られて私のハットが、田植えして間もない田んぼの中に飛ばされてしまいました。(実は、先週、Sさんも動物園で帽子をなくしたそうです)


既に、3時近くになっています。これ以上食事の出来る店を探すのは諦めて、セブンイレブンで「おにぎりとジュース」を買って、走る車内で昼食を済ませました。


次は、県の北東部にある、馬頭広重美術館に向かいました。
予めGooglenetで調べていた道ではない予想外の山また山の道を通って行くの、「Sさん、こんな道を通るのでは、どんな所に連れていかれるか不安じゃないですか?」と訊いたら、「全く!?」との返事で、ちょっとガッカリでした。

閉館間際に着いた馬頭広重美術館は、隅研吾氏設計の建物も写真のイメージとは違っていましたし、展示も広重の物は数点(残りは収蔵庫)で、「江戸のお化け妖怪」の浮世絵で、意外でした。
広重美術館と銘打つからには、是非、広重の物を堪能できるようにして欲しいと思います。(写真は、馬頭広重美術館の入口です)


帰路は、一路、宇都宮に向かって走りましたが、知らない土地を、延々と走りったので、運転経験があって助手席に座りっ放しのSさんは、本当にお疲れになられたことと思います。


ここでSさんから、「レンタカーを返したら、餃子で生ビールを飲みましょう」と提案がありました。


ご提案通り、レンタカーを返した後、駅前の餃子の専門店で、地ビールと水餃子、エビ餃子、ニラ餃子(合計、1人12個ずつ)を食べました。

Sさんは、「私、こういう所で食べてみたかったの。水餃子は、初めて。凄く美味しい」と、ヘップバーンがソフトクリームを食べた時のような笑顔でした。


帰りの新幹線の中では、次の仲間の旅行のプランに花が咲きました。
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「ローマの休日」ならぬ、「トチギの休日」

2015-05-27 13:05:04 | 日記
昨日、笛の仲間のSさんと宇都宮の栃木県立美術館の平澤熊一展を見に行ったことは、昨日のブログに書きました。

そのついでに、関西の出身で海外生活も長いSさんに、、私の生まれ故郷を「ご視察」いただきました。


私にとっては、本当に心に残るランデブーでした。
バイクではありませんが、美人を乗せて、あちこち彼女の初体験のところを回ったので、「ローマの休日」ならぬ、「トチギの休日」の思いでした。


宇都宮駅前で、レンタカーを借りて、まずは平澤熊一展に行きました。
彼の絵は、「自分には、この道しか出来ない」と言う、越後人らしい意固地さ=ある意味の「不器用さ」を感じます。
Sさんは、「絵描きは、最後には、空を描くと言われているけど、平澤もやっぱり空を描いていた」と同じ絵描きらしい感想を述べていました。


市の西方の大谷石採石場跡の地下空間を見に行きました。
予めネットで見て、Sさんは、「もし、石の天井が落ちてきたらどうしょう」と言っていましたが、外気が30度近いのに8度の巨大な地下空間を見て、「これは、凄い。一見に価する」と喜ばれました。


次に、市の南部にある私の母校・宇都宮高校のキャンパスは横目に見て、走りました。
この学校の、校庭の真ん中を日光線が横切っているので、是非、Sさんに見て欲しかったのです。
予想通り、「何、これ?!」と驚いていました。


そこから宇都宮市の東方郊外芳賀町にある、青木繁ゆかりの「ロマンの碑」の付近を見に、かなり走りました。

昼食時なので、お店を見つけながら走りましたが見つかりませんでした。

国道123号線と五行川の交わる所に、ロマンの碑のレリーフが在ります。

道路を挟んで近くに、青木繁の内縁の妻・福田たねの実家跡(青木繁がしばらく逗留し、福田蘭堂が16歳まで育った所)が在ります。
建物はなく、屋敷跡の隅に、福田たねの父親を顕彰する大きな石碑がありました。


ロマンの碑から五行川を挟んだ田んぼの中に、青木繁が「わだつみのいろこの宮」を描いた部屋があると言う、黒崎家を訪ねました。

あいにく、お年寄りだけでお話を伺えませんでしたが、黒い塀で囲まれた長屋門を背にして写したSさんは、トレビの泉の前のオードリー・ヘップバーンよりも美しいと思いました。


この後、ハプニングが起きました。
ロマンの碑の駐車場に向かって国道ワキの歩道を歩いていると、ダンプが轟音をたてて走り去り、風に煽られて私のハットが、田植えして間もない田んぼの中に飛ばされてしまいました。(実は、先週、Sさんも動物園で帽子をなくしたそうです)


既に、3時近くになっています。これ以上食事の出来る店を探すのは諦めて、セブンイレブンで「おにぎりとジュース」を買って、走る車内で昼食を済ませました。


次は、県の北東部にある、馬頭広重美術館に向かいました。
予めGooglenetで調べていた道ではない予想外の山また山の道を通って行くの、「Sさん、こんな道を通るのでは、どんな所に連れていかれるか不安じゃないですか?」と訊いたら、「全く!?」との返事で、ちょっとガッカリでした。

閉館間際に着いた馬頭広重美術館は、隅研吾氏設計の建物も写真のイメージとは違っていましたし、展示も広重の物は数点(残りは収蔵庫)で、「江戸のお化け妖怪」の浮世絵で、意外でした。
広重美術館と銘打つからには、是非、広重の物を堪能できるようにして欲しいと思います。(写真は、馬頭広重美術館の入口です)


帰路は、一路、宇都宮に向かって走りましたが、知らない土地を、延々と走りったので、運転経験があって助手席に座りっ放しのSさんは、本当にお疲れになられたことと思います。


ここでSさんから、「レンタカーを返したら、餃子で生ビールを飲みましょう」と提案がありました。


ご提案通り、レンタカーを返した後、駅前の餃子の専門店で、地ビールと水餃子、エビ餃子、ニラ餃子(合計、1人12個ずつ)を食べました。

Sさんは、「私、こういう所で食べてみたかったの。水餃子は、初めて。凄く美味しい」と、ヘップバーンがソフトクリームを食べた時のような笑顔でした。


帰りの新幹線の中では、次の仲間の旅行のプランに花が咲きました。
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栃木県立美術館ー平澤熊一展

2015-05-26 23:36:20 | 日記
今日は、笛の仲間のSさんと、朝から電車を乗り継いで、宇都宮の栃木県立美術館の平澤熊一展に行きました。


実は、Sさんは、オーストラリアの美術学校を出ておられて、現在もご自身で絵を描き、絵の先生をしています。


私の中学時代の友人の父親である平澤熊一展のお話をしたら、「宇都宮まで一緒に見に行きましょう」と言うことになったのです。


栃木県立美術館は、私が中学時代は、戦前の陸軍の親睦設備の偕交社の跡地でした。


今回、初めて訪ねてみたら、ユニークかつ立派な美術館になっていました。

今回の展覧会では、平澤熊一の絵描き人生の全てをフォローして、油絵92点とデッサン41点が見られます。

写真は、Sさんが「最も気に入った」と言われ、会場に来ていた友人から「実は、練馬美術館が、高く評価してくれたんです」と言っていたと言う「卓上の花」(1958年)です。


作品は、第1部・台湾の青春、第2部・日本に帰って、第3部・病院と卓上のモダニズム、第4部・分割と統合の試み、第5部・鳥たちの饗宴、第6部・わななく木々、第7部・身辺へのまなざし、第8部・空を見上げて、第9部・老木とともに、素描の部と、テーマに分けて展示されていますが、それは、同時に平澤熊一の芸術家としての歩みを現しております。


自分の人生の軌跡と合わせて見てみるのも面白いと思います。
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篠笛の新しい仲間達

2015-05-22 21:01:27 | 日記
今日は、4月から始まった、「篠笛の新しい仲間達」(名前はまだない)の、第2回目の合同練習会でした。


会社のOB会のメンバーで、私がリーダー役、仲間は私を入れて8人です。


4月の練習で宿題にした「さくらさくら」を、一応最後まで吹けた方、途中まで吹けた方、基本的音出しまでの方、家では出たのに音が出なくて苦労された方、と様々でした。
自分の習い始めの頃を思い出します。


4月の合同練習日から40日余り経ち、皆さん、お互いの音色に注文をつけたりして、見た目はすっかり「笛吹人」らしくなりました。


次回は、35日以上後の6月末の午後です。
今度の宿題は、4月に引き続き「さくらさくら」と新しく季節向きの「夏はきぬ」をお願いしました。


来月までの間の練習については、私が習い始めた頃の先生の指示を請け売りにして、次のようにお願いしました。


キーワードは、「楽しみながらも、基本を大事にしてください。」と言うことで、具体的には、以下のようにお願いしました。


まず、基本となる七×(七の半音)、六(6)、五(5)、四(4)、三(3)、二(2)、一(1)、0の音出しを繰り返しやって、「運指表を見なくても吹けるように」なって下さい。


また、楽器は物理現象ですから、「吹き方次第で、音が出なかったり、音が出ても音色が違う」ので、基本を大事にしてください。(最初の内、キチンと守らないと癖になります)


1、椅子は右45度向きに置いて座り、上体を正面に向けて構える。


2、椅子には、半分位に座り、背当てに背中を着けず、背筋を伸ばして座る。


3、左右の腕の脇はシッカリ開けて、ゆとりを持って構えることで、肺に空気がタップリ入るようにする。腕には力を入れない。


4、笛の唄口(唇を当てる穴)と唇の位置関係がズレないようにする。


5、唄口目掛けて息をシッカリと吹き込むが、唇は硬くしない。


6、音を伸ばして吹けるようになるためには、「六の音を出来るだけ長く吹く(長音)のを繰り返す」練習を、毎日5分間位繰り返す。


7、稽古は、ウソをつかない。(稽古した分、必ず上手くなります。)



皆さんとても熱心なので、来年3月には、会社のOB会のパーティーで、「きっと、笛吹童子が吹けるようになる」と思い、楽しみにしています。
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