大学時代の仲間とやっている勉強会の1月テーマは、「人が人を裁くと言うこと」(岩波新書)なので、このところ裁判に関する本を読み漁っています。その一環で、「十二人の怒れる男」をDVDで見ました。1957年の白黒映画で、アメリカの陪審制度を描いたものです。
ストーリーは、18歳の男が父親をナイフで刺し殺したとして起訴された事件に対する陪審員の評議模様を追いかけるもので、最初の意見は有罪11人、無罪1人だったのに、無罪を唱える1人の陪審員の様々な疑問の提出と粘り強い説得で、最後には12人全員が無罪の意見になるプロセスを描いたものです。12人の様々なキャラクターと意見の激しいやり取りに引き込まれて、あっという間に90分が過ぎました。今日、25年前の福井の中学生殺害事件に再審が認められました。この事件は一審が無罪だったのに、二審、最高裁で有罪とされたものです。
アメリカの陪審裁判では一審で無罪となった場合には検察側は控訴出来ないそうです。
陪審員裁判では検察側と弁護側の証拠と証人の証言を踏まえて、陪審員だけで評議し、有罪か無罪だけを決めます。有罪の場合には量刑を裁判官が決めます。日本の裁判員裁判では、裁判員と裁判官が一緒に評議して、有罪、無罪と共に量刑も決めます。
民主主義の基本は、立法・行政・司法の三権が分立すると共に、それぞれの権利に国民の参加が保障されていることだと思いますが、具体的参加の仕方は、それぞれの国の歴史や文化などで違ってもいいと思います。事実、フランスやドイツは参審制です。
大事なことは、国民が過大な無理を感ずることなく参加出来て、適正な裁判がされることだと思います。
ストーリーは、18歳の男が父親をナイフで刺し殺したとして起訴された事件に対する陪審員の評議模様を追いかけるもので、最初の意見は有罪11人、無罪1人だったのに、無罪を唱える1人の陪審員の様々な疑問の提出と粘り強い説得で、最後には12人全員が無罪の意見になるプロセスを描いたものです。12人の様々なキャラクターと意見の激しいやり取りに引き込まれて、あっという間に90分が過ぎました。今日、25年前の福井の中学生殺害事件に再審が認められました。この事件は一審が無罪だったのに、二審、最高裁で有罪とされたものです。
アメリカの陪審裁判では一審で無罪となった場合には検察側は控訴出来ないそうです。
陪審員裁判では検察側と弁護側の証拠と証人の証言を踏まえて、陪審員だけで評議し、有罪か無罪だけを決めます。有罪の場合には量刑を裁判官が決めます。日本の裁判員裁判では、裁判員と裁判官が一緒に評議して、有罪、無罪と共に量刑も決めます。
民主主義の基本は、立法・行政・司法の三権が分立すると共に、それぞれの権利に国民の参加が保障されていることだと思いますが、具体的参加の仕方は、それぞれの国の歴史や文化などで違ってもいいと思います。事実、フランスやドイツは参審制です。
大事なことは、国民が過大な無理を感ずることなく参加出来て、適正な裁判がされることだと思います。