「いかなる権力も、いずれは荘厳期を迎え、その後は、衰退期に入る」と前田康博先生から学んだ。
今、将に、安倍政権は「日露会談の失敗」をキッカケに衰退期に入ることとなった。
そのスタートが予想外のトランプ政権誕生であり、今、起きている諸事件である。
籠池事件は安倍総理の「家庭内の秩序維持の甘さ」に対する「在野の同調勢力」からの反撃であり、防衛相の文書問題は安倍総理の側近政治に対する「防衛関係者」からの反発であると思う。
前者については、政権側は「ここまで脇の甘い総理夫人」とは思っていなかっただろうし、ネットの威力(敵はtwitter,youtube,などIT機器を酷使して来た)を甘く見たから、打つ手が後手後手に回った。
後者については、恐らく、防衛関係者の間では「安倍総理の後ろ盾があり、かつ『日本会議』の幹部であるということから、言動に思い上がりが目立ち、服装も軍事を理解していないチャラチャラぶりが目立つ稲田氏を快く思っていない」ということの表れであると思う。
私は、今回の2つの事件を見ていて、2.26事件を想起した。
2.26事件は、一般には、金融恐慌や冷害などで苦しむ東北の農民出身の兵を動かし、国政を改めさせることが目的であったと言われるが、その本質は、海外膨張をもくろむ軍部の軍事予算増加に対して歯止めをかけようとする勢力(その代表が高橋是清蔵相である)の抹消であった。
この乱自体は平定されたが、その年に「軍部大臣現役武官制の復活」「日独防共協定調印」、翌年の「盧溝橋事件」「南京事件」へと急速に進んだのである。
「安保法制」「防衛予算の増加」と来て、次は「自衛隊経験者の防衛大臣制」と行けば、相似形ではないか?
自衛隊の南シナ海派遣に続き日米韓の合同軍事演習もあり得るのではないか?
現在の諸問題の根っこは、「対中国、対北朝鮮から見て、安倍は甘すぎるし、とてもではないが稲田とやってはいけない」という勢力の行動ではないか。
稲田更迭、あわよくば安倍政権崩壊となれば、より強硬派の政権になる可能性があるが、それに共産党を含む野党も全面的に協力してくれたということになりはしないか?
(2017年3月に書いたものですが、稲田さんの今回の応援演説を聞き、ますます確信を深めた)
今、将に、安倍政権は「日露会談の失敗」をキッカケに衰退期に入ることとなった。
そのスタートが予想外のトランプ政権誕生であり、今、起きている諸事件である。
籠池事件は安倍総理の「家庭内の秩序維持の甘さ」に対する「在野の同調勢力」からの反撃であり、防衛相の文書問題は安倍総理の側近政治に対する「防衛関係者」からの反発であると思う。
前者については、政権側は「ここまで脇の甘い総理夫人」とは思っていなかっただろうし、ネットの威力(敵はtwitter,youtube,などIT機器を酷使して来た)を甘く見たから、打つ手が後手後手に回った。
後者については、恐らく、防衛関係者の間では「安倍総理の後ろ盾があり、かつ『日本会議』の幹部であるということから、言動に思い上がりが目立ち、服装も軍事を理解していないチャラチャラぶりが目立つ稲田氏を快く思っていない」ということの表れであると思う。
私は、今回の2つの事件を見ていて、2.26事件を想起した。
2.26事件は、一般には、金融恐慌や冷害などで苦しむ東北の農民出身の兵を動かし、国政を改めさせることが目的であったと言われるが、その本質は、海外膨張をもくろむ軍部の軍事予算増加に対して歯止めをかけようとする勢力(その代表が高橋是清蔵相である)の抹消であった。
この乱自体は平定されたが、その年に「軍部大臣現役武官制の復活」「日独防共協定調印」、翌年の「盧溝橋事件」「南京事件」へと急速に進んだのである。
「安保法制」「防衛予算の増加」と来て、次は「自衛隊経験者の防衛大臣制」と行けば、相似形ではないか?
自衛隊の南シナ海派遣に続き日米韓の合同軍事演習もあり得るのではないか?
現在の諸問題の根っこは、「対中国、対北朝鮮から見て、安倍は甘すぎるし、とてもではないが稲田とやってはいけない」という勢力の行動ではないか。
稲田更迭、あわよくば安倍政権崩壊となれば、より強硬派の政権になる可能性があるが、それに共産党を含む野党も全面的に協力してくれたということになりはしないか?
(2017年3月に書いたものですが、稲田さんの今回の応援演説を聞き、ますます確信を深めた)