笛吹き朗人のブログ

器楽は苦手でしたがサラリーマンを終えた65歳から篠笛を習っています。篠笛を中心に日々のリタイア生活を紹介します。

恩師

2011-11-25 11:26:06 | 日記
昨夜は、友人と二人で大学時代の恩師M先生をお招きし、「フグとしゃぶしゃぶ」でおもてなしして、3時間ほど談笑しました。酒は、日本酒利き酒師の資格を持つ私の推挙で、料理を考えて秋田の「飛良泉」の純米吟醸酒を選びました。私達が20歳を過ぎたばかりの青二才で、先生は30代前半の若手の新進気鋭の政治学研究者として学会でも大変注目されていた時に、3年間指導を受け学問への関心を植え付けられました。
卒業後は、私達は仕事が中心になり、また転勤などもあり、こちらからの年賀状のご挨拶に対し、時宜にかなったコメントを頂くばかりでした。退職してからは年に一回は三人で食事する機会をとって頂くようにしています。
多分、来年は80歳になられるのだと思いますが、良く飲まれ、良く召し上がられ元気一杯で嬉しくなりました。相変わらず沢山の本を読んでおられ、「人類の驕りが急速に進んでいて、地球の未来に大変な危機感を持っている」といわれました。「今度、講談社から出た加藤陽子の昭和天皇と戦争の世紀は素晴らしい。読んだか?」などと煽られる思いでした。「莞爾として死を迎えられるように、本当に自分が心底やりたいことをめざせ」といわれました。楽しい一夜でした。
帰りに早速その本を買って帰る私でした。

コメント
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