将来有望な若手はいいですね。

「２日間にわたり、色々ありがとうございました。

　先生はほんとに弁が立ちますね。
　相手を納得させる論理的な話の組み立て方は勉強になりました。

　また、最近は厳しい指摘をして頂ける税理士の先生も少なくなってきたので、
　色々ご指摘頂いたことは有難い限りです。

　厳しいご意見を頂けたことは自分の成長につながります。」

調査官は最後にこう言われて頭を丁重に下げ、爽やかにお帰りになられました。


昨日の税務調査の立会いは、若い調査官お一人で来られました。

私より一回りは若いご年齢でしたが、なかなか見所のある将来有望な方でした。



調査の中で、調査官のヒアリングの仕方や経理処理の論点に対する質問の言い回し
に対し、問題点に感じたことがありました。

よって、税理士として指摘のコメントをお伝えしたのですが、彼は大変素直な姿勢
を持ち合わせていて、私も途中からは税務調査の流儀について若手に教育している
というセルフイメージをもって対応できました。


彼は「脱税は絶対許さない。正直者が馬鹿を見る世の中にしてはいけない」という
強い正義感を持ち合わせていらっしゃいました。

そして、彼には私の下記の言葉に共鳴してもらいました。

「税務行政の秩序は、税務署・税理士・納税者の三者がもっと進化して、
　三位一体となっていかねば実現できない」

有望な若手の調査官の存在は、税理士としても今後に勇気が持てますね。



一方、わが社の若手スタッフ２名も最近メキメキ力をつけてきました。

この半年間は、私も経営者として長い目で人材を育成すべく、目先の労働生産性
には目をつぶり、多くの仕事を与えて潰してしまわないように、じっくり構えて
やってきました。


やはり何事も一朝一夕ではいきません。

人材を人財にしていくには、それなりの時間が必要ですよね。

でも、その甲斐あって、先日の確定申告の繁忙期を経て、めざましい進化を
遂げてきました。

この２人は、ハートというか、心構え＆仕事に対する考え方が大変素晴らしい。

先日の朝のミーティングのグッド＆ニューでも、この若手スタッフの一人が

「１０年後に、なりたい自分に出会えるよう、これから頑張っていきます。」

というコメントもしていました。


社外でも、社内でも将来有望な若手からエネルギーをもらうことができました。


私も今年４０歳のオッサンになりますが、若手に負けないよう、頑張ります！