塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

築地市場で喰い道楽 やじ満で浅利拉麺

2010-04-10 12:06:21 | 築地市場で喰い道楽
 4月に入るとソワソワと落ち着かない。それは桜を愛でるのでは
なく、築地場内・魚がし横丁にある「やじ満」で振る舞われている
一杯の麺が気になるのだ。
 3月末で牡蛎拉麺が終了し、それに替わっての季節麺「浅利拉麺」
950円が始まっている。初日には伺えなかったが、本日の早朝、い
くぶん夜の帳の開けるのが早くなった築地場内へ。やじ満の店頭に
は緑色の紙に浅利の文字が躍っている。早速、暖簾をくぐり築地の
男衆の間に座る。
 浅利をコールして先に代金を払ってしまう。これなら、食べ終え
た後、ご馳走様と言ってササッと退席できる。“立つ鳥跡を濁さず”
のたとえとおり、これこそ築地での男衆の美学である。
 さて、今年初ものの一杯が目の前に登場。ホホー、今年の浅利も
粒が大きいし、身は風船のように弾んでおり、口に含むのが愉しく
なってくる。スープにも春を感じさせるように浅利の風味が香り旨
い。今年の浅利拉麺、期待通りで9月末までに何杯頂くことになる
のだろう。旨かったなあ、ご馳走様。
大粒の浅利  季節メニュー

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