塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

ミュージアム巡り 刀剣博物館_3

2010-07-05 06:24:22 | ミュージアム巡り
 日本刀イコール太刀が日本国内に登場したのは平安時代中期以降
といわれ、それ以前は反りのついていない直刀だった。
 大陸から鉄の鍛錬技術が伝播してくると新たな技法も生み出され、
平安後期から鎌倉、南北朝、室町、桃山、江戸へと時代と共に日本
刀の姿形が変わっていく。反りのある太刀は斬ることを目的として
おり、戦闘様式とともに工夫改良が進められてきた。
 当時の日本刀の製作は、大和、備前、山城、相模、美濃の5カ国
を中心に名工が登場してくる。これを“五カ伝”と呼ぶ。
 奈良時代までは「直刀」、それから平安から室町時代初期までは
反りが高い「太刀」が普及してくる。ミュージアムでは刃を下にし
て展示されているケースが多い。室町から江戸時代末期までは太刀
に代わって反りの低い「刀」が出てくる。太刀とは逆に刃を上にし
て腰指しにする。
(渋谷区代々木4-25-10)
刀が出来るまで_2