goo blog サービス終了のお知らせ 

tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

万博も開幕し、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

鶴瓶の家族に乾杯に 7月28日(月)、桜井市が登場!(2014Topic)

2014年07月26日 | お知らせ
7月28日(月)午前10時5分~10時50分、NHKテレビ「鶴瓶の家族に乾杯」(再放送)で、桜井市(穴師~笠)が紹介されます! これは7月21日(月)に放送された「西川貴教 奈良県桜井市」(後編)の再放送です。鶴瓶と西川貴教(T.M.Revolution)が、桜井市北部を訪ねます。番組のHPによると、

歌手の西川貴教が奈良県桜井市を旅する後編。西川は、山里で自分の事をあまり知らないお年寄りとの交流を楽しむ。一方、鶴瓶は、相撲発祥の地を訪れる際に美容室に寄り道。その店主に思わず心奪われる。また、西川の仕掛けたいたずらで、新たな出会いも。西川は、地元産のソバを堪能した後、奈良の伝統野菜を作るご夫婦と出会い、最後には、4世代家族の自宅を訪れ、家族の温かみに感動。鶴瓶もそうめん工場で4世代家族と出会う。

前編(7/7放送)には、大神神社や桜井高校が登場しました。後編では、穴師の美人美容師さんや笠そば処の美味しい蕎麦が紹介され、最後には笠にお住まいの4世代家族のお宅を訪ねます。私は後編の本放送(7/21)を見ました。ほのぼのと楽しい番組になっています。放送後の7/24(木)のお昼に「笠そば処」を訪ねますと、番組効果で平日にもかかわらず超満員の盛況でした。

平日の午前ですので、皆さん、ぜひタイマーをセットしてご覧ください!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奈良・正暦寺 大雪で破損 日本酒党ら支援イベント(2014Topic)

2014年07月25日 | お知らせ
朝日新聞夕刊(7/23付)1面に、こんな見出しが載った。《「発祥の寺」守れ 飲んべえ動く 大雪で破損 日本酒党ら支援イベント 奈良・正暦寺》。7/26(土)・27(日)や8/24(日)に、募金活動やチャリティーイベントを行うというものだ。記事全文を紹介すると、

「清酒発祥の地」と伝わる奈良市菩提山町の正暦寺(しょうりゃくじ)で今年2月、大雪で大木が倒れ、本堂が破損した。修理には多額の費用がかかり、日本酒ファンらが支援を呼びかけている。

2月14日、境内の裏山にある高さ約30メートル、直径約120センチのシイの木が根こそぎ倒れ、本堂の瓦が砕けて建物全体がゆがんでいるのが翌日見つかった。修復には3千万円かかる見通しだ。

寺は992年創建の古刹(こさつ)だが、本堂は重要文化財などに指定されておらず、国や県の支援は困難という。大原弘信住職(61)は「祈願に来る心のうちが『見舞い』になってしまうのは申し訳ない」と被害を伏せ、4月下旬に初めて公表した。日本酒ファンらは驚き、奈良市に住むデザイナー矢口大樹さん(49)は「正暦寺を応援する会」を仲間と結成。8月24日にチャリティーイベントを奈良市内で開く。

地元の九つの蔵元でつくる「菩提酛(ぼだいもと)による清酒製造研究会」は今月26、27日に近鉄奈良駅前で募金活動などを実施。今春、イベント「酒なら日本酒」を実施した飲食店主らも10月に支援イベントを行う。矢口さんは「寺を思う人たちの縁を結ぶ一助になれば」と願う。詳しくは正暦寺(電話0742-62-9569)のホームページ。(坪倉由佳子)

清酒発祥の地 室町時代り「御酒之(ごしゅの)日記」などによると、正暦寺では15世紀中ごろ、僧が透明度の高い「菩提泉」を醸造したとされる。こうじ米と掛け米の両方に精白米を使う技術を確立したと伝わる。兵庫県伊丹市も発祥の地を名乗る。1600年ごろ、武将が過って灰を濁り酒に落とし酒が澄んだと伝わる。奈良、伊丹両市は今秋、日本酒フォーラムを共同で開催予定。


正暦寺の本堂が半壊したという話は、当ブログでも「清酒発祥の正暦寺が、大ピンチ!」という記事で紹介した。修理に必要な資金3千万円のうち、まだ1千万円しか用意できていないそうだ。ぜひ皆さん、募金活動やチャリティーイベントに足をお運びいただきたい。お振り込みいただく場合は、以下の口座へお願いします!

1.銀行口座 南都銀行帯解支店 普通預金口座 2037910「宗教法人 正暦寺(しょうりゃくじ)」 
2.郵便振替口座 口座番号 00970 8 319594「正暦寺(しょうりゃくじ)」

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

全国源流サミット(第5回)は、9月5日(金)~7日(日)!(2014Topic)

2014年07月24日 | お知らせ
「第5回全国源流サミット in 奈良県川上村」が9月5日(金)~7日(日)に開催される。11月16日(日)に開催される「第34回 全国豊かな海づくり大会」の70日前プレイベントとして位置づけられている。。サミットのサブタイトルは「真の流域連携とは何か!? ともに語りつなげよう」。5日は関係者のみ対象の「開催地視察」なので参加者は限定されているが、6日と7日は誰でも参加できる。川上村のHPによると、

9月6日(土)
10:00~12:00
全国源流の郷協議会サミット(首長会議)【入場無料】
会場:川上総合センターやまぶきホール
加盟市町村首長による「我が源流の郷PR」ほか
(休憩)
・会場周辺にて、村弁(村おこし弁当)を販売します。(事前にお申込みください)
・全国源流の郷各地の名産を集めた物産展を開催(10:00~15:00)

13:00~17:00
「全国源流の郷・流域ミーティング」【入場無料】
オープニング
紀州真田太鼓保存会(和歌山県九度山町)
開会挨拶
実行委員長(奈良県川上村長) 栗山忠昭
全国源流の郷協議会会長(山梨県小菅村長) 舩木直美 様
来賓祝辞
国土交通省近畿地方整備局長 森昌文 様
奈良県副知事 松谷幸和 様
「源流×流域パネルトーク」
そこが知りたい!これが言いたい!うちの流域連携・自慢と課題。多摩川、木曽川、吉野川・紀の川から、流域連携のキーマンが登壇。コメンテーターからのアドバイスや情報提供、また、会場からの発言も織り交ぜながら会場一体となって流域連携について考えます。
コーディネーター
早稲田大学教授 宮口侗廸 氏
コメンテーター
国土交通省河川環境課長 渥美雅裕 氏
独立行政法人水資源機構経営企画部長 須見徹太郎 氏
サントリーホールディングス株式会社チーフスペシャリスト 山田健 氏
NPO法人全国源流ネットワーク代表 中村文明 氏
「クロージングセレモニー」
おおたき龍神湖から未来への物語(スライドショーほか)
イメージソング「源流の郷」
(コンポーザーピアニスト山川亜紀さん、コーラスグループ華音さん)
紀の川河口からのメッセージ
(和歌山市議会議長 前森林環境保全促進和歌山市議会議員連盟会長 寒川篤 氏)
次期開催地への引き継ぎ

18:00~20:00
全国源流のつどい
会場:川上中学校体育館
参加費5,000円 ※事前にお申し込みください

9月7日(日)
川上村エクスカーション
参加費:1,000円 ※事前にお申込みください
Aコース:定員20名
吉野川源流-水源地の森ツアー
Bコース:定員20名
北股の森におけるゴイシツバメシジミ保護・増殖事業見学ツアー
Cコース:定員20名
吉野林業版、古からの水と人の繋がり探訪ツアー
終了後、“自然発生ミーティング”(川上村役場にて)で、感想を共有しましょう!

各種ダウンロードはこちらから
源流サミットチラシ
お申し込み書
会場・宿泊施設マップ
エクスカーションのご案内
主催/第5回全国源流サミット実行委員会
問い合わせ/奈良県川上村水源地の村づくり課内 実行委員会事務局
〒639-3594奈良県吉野郡川上村大字迫1335-7 TEL0746-52-0111


盛りだくさんな内容である。私の生まれ故郷の「紀州真田太鼓保存会」も、参加するのだ。9/6の「サミット」とお弁当、「全国源流の集い」、9/7の「エクスカーション」は、申し込みが必要である。

たくさんの方のご参加を、お願いします!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふるさと元気 吉野まつり2014は、7月26日(土)開催!(Topic)

2014年07月23日 | お知らせ
今年の「ふるさと元気 吉野まつり」は、7月26日(土)に開催される。花火大会のほか、灯籠流し、町コン(婚活パーティー)などが開催される。「吉野スタイル」の磯崎典央さんのFacebookによると、

7月26日(土)夜8時から、上市の川原で「ふるさと元気吉野まつり2014」の一環で花火大会が行われます。打ち上げ場所は連合会の土手からで、毎年飯貝の我が家から見せていただいていますが、今回からは近鉄電車から見てみようと思っています。

近鉄では、大和上市から吉野神宮駅までの鉄橋の真ん中で約30秒間停止。その一瞬に打ち上がる花火と、吉野川の川面に映る花火を見ることができます。又灯篭も眼下に見えるかもしれません。時間は吉野神宮からの20時09分発と20時39分の上り列車。そして大和上市駅からは20時18分発と20時21分(特急)発の4便で花火を楽しむことができます。

そこで、吉野神宮を20時09分に乗り、今度は大和上市を20時18分、そして最後に吉野神宮を20時39分に乗ると、都合3回花火を車中から楽しめます。一度吉野川に架かる鉄橋からの花火も見てみませんか。近鉄さん有難うございます。

なるほど。近鉄も、なかなか粋なサービスをする。



7月26日は花火だけでなく、灯篭流しや「町コン」などイベントが盛りだくさんです。上市の町家(北岡本店事務所の斜め向い)では、灯り作家の坂本尚世さんの灯りの展示があります。以前ここでは吉野 山灯りイベントの際、坂本さんに「灯りバー」をしていただいた事がありました。

その際坂本さん自らがバーテンダーとなって戴いた事を思い出します。日本酒ベースにした「伊勢街道・夢街道」。ジンベースの「ドラゴン・ゲート(龍門)」などを企画していました。今回坂本さんのバーテンダー姿は見れませんが、坂本尚世ワールドをお楽しみください。

チラシ(PDF)からイベントの概要を拾うと、

1.花火大会
日時:7月26日(土)午後8時~ 小雨決行
(荒天および河川増水の場合、7月27日に順延します)
場所:リバーフィールドよしの(吉野町上市 吉野川河川敷)
主催:ふるさと元気・吉野まつり実行委員会
問合せ:同事務局=吉野町役場文化観光交流課TEL0746-32-3081(代表)

2.吉野川上市 灯籠流し
日時:7月26日(土)受付 午後6時~、点灯 午後7時頃、流し 午後7時30分頃
(荒天および河川増水の場合、7月27日に順延します)
場所:吉野町上市の吉野川河川敷(桜橋の下付近)
主催:上市商店会青年部

3.吉野『町コン』
日時:7月26日(土)午後2時~午後6時 雨天決行
場所:リバーフィールドよしの(吉野町上市 吉野川河川敷)雨天の場合は近隣室内で
料理:フレンチ(飲み放題つき)
募集人数:男女各50名(20~45歳の独身者)
参加費:男性6,500円、女性4,500円(女性のみ浴衣で500円割引)
主催:吉野町商工会青年部
問合せ:吉野町商工会 0746-32-3244
最新情報・お申し込みは、こちら

※会場周辺の駐車場は、収容台数に限りがあります。また、会場周辺は交通規制を実施し、渋滞や混雑が予想されますので、公共交通機関をご利用ください。


「ふるさと元気 吉野まつり」は2011年から開催され、今年で4回目になる。ますます充実のお祭りに、ぜひご参加ください!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

観光力創造塾(第2回)レポート(by 星乃勝氏) 観光地奈良の勝ち残り戦略(82)

2014年07月22日 | 観光地奈良の勝ち残り戦略
7/17(木)に開催した「第2回 観光力創造塾」(南都銀行主催)の概要を、NPO法人「スマート観光推進機構」理事長の星乃勝さんがまとめて下さった。いただいたメールには、

7/17に南都銀行主催の「観光力創造塾」に参加しました。テーマは”奈良の食”についてでした。感想から書きますが 奈良のシンポジウムは熱心な人が多く、特に「文化」と「観光」に関心が強いようです。今日も学ぶ点が多かったですが、やはり点と点で活動していてもダメで「連携」しかないと感じました。



奈良の食材は生産量が少ないそうです。少なければそれを逆手にとって、奈良でなければ食べられないくらい、奈良の食材を使って美味しい料理を提供するほうがよいと思います。小さな地域ほど、生産者と料理人との交流から新しい町おこしが起こっているように思いました。レポートを書きましたのでお読みいただければ幸いです。


では、以下にレポート全文を紹介する。
当日出席されなかった方でも、全体像を把握していただける好レポートである。

第2回 観光力創造塾

日時:2014年7月17日(木)13:30~16:30
場所:奈良商工会議所5階大ホール
主催:南都銀行(担当:公務・地域活力創造部)

基調講演:「誘客のカギは『食』にあり」門上武司(「あまから手帖」編集顧問)
・料理人は、食材をどのように調理し料理にするかを考えており、編集能力に優れた人材だ。
・お客さまは、味に感動したのか/料理のかたちに感動したのか/その土地に感動したのか?
・料理人と食材生産者がつながることが感動を生む。 1+1=無限大。
・京野菜だって30年の歴史にしか過ぎない。
・京都を繁盛させるためバックアップしたのは料理人である。半分は自分のお店のためだが、半分は京都というブランドのために考え、行動した。
・京都市役所前に屋台を作って、京野菜を展示し、料理人が調理して提供した。
・大阪は「なにわ野菜」を復活させたが、出口としての料理人が求められる。
・山形・庄内にイタリアンのアル・ケッチァーノの奥田シェフが、庄内でしか採れない野菜を使った料理を提供して評判になった。観光地でもない庄内に人を呼び込んだ。



・ここ十数年、スペイン料理がフェラン・アドリアという料理人を通じて世界から注目を受けている。
・料理を美味しいだけにとどまらず、何故このように料理するのだろう? 何故この順番に料理を出すのだろう? 何故このように並べるのだろう? と考えさせた。
・今はレストランでなく、ラボで料理の研究に専念されている。
・セオリーを取り払って新しい料理にトライした結果、こんな料理の仕方があったのかとスペインに世界の料理人が通ってきた。 今、世界の料理人が日本に学びにきている。
・昔、北欧には美味いものなしと言われていたが、nomaの活躍で一変した。今は世界の注目を集めている。



・料理人と生産者がタッグを組むことによって大きな力を生み出すことができる。
・生産者:田鶴農園。よい野菜を工夫して作っている。
・料理人:イル・ギオットーネの笹島シェフ。京野菜を使って京都イタリアンを創作した。
・京都で、何処でも食べられるイタリアンやっていても仕方がない ⇒ そこで京都野菜を使った京都イタリアンを創った。
・和歌山の生産者:宮楠農園。料理人から要望のある野菜を少量多品種生産している。
・料理人:Villa AiDaの小林シェフ。宮楠農園の野菜を使っていたが、自分で野菜づくりを始めた。
・「奈良フードフェスティバル」も5年目になった。メディアがついてくるようになった。
・大阪のなにわ野菜も10数年の歴史。京野菜もたかだか30年の歴史。
・料理人が交流することにより新しい気付きがあり、生産者が交流することで美味しい食材を提供できる。交流が奈良の新しい美味しいを創る。



パネルディスカッション:「『食』で奈良を盛り上げよう!」
自己紹介
■「アルコドウ」オーナーシェフ 川島 宙氏
・料理人になって25年目を迎える。今、教えること、広げることに力を入れている
・奈良には美味しい食材があるが、流通がうまくいってない。もったいない。
■手作りハム&農業レストラン「ばあく」 泉澤 ちゑ子氏
・平城遷都1300年祭をめざした県の「奈良のうまいものづくり部会」に参加する機会を得て、生産者以外の方との交流が生まれた。
・この活動を「一般社団法人 奈良のうまいもの会」で継続していかないかと声を掛けていただいた。
・今年、JR奈良駅構内に「奈良のうまいものプラザ」ができた。
■奈良県農林部次長 角山 美穂氏
・農村女性の自立普及員の仕事が財産になっている。
・おばあちゃんから聞き取りをしているなかで、家庭で育まれた食への思いが高まった。
・2002年に「奈良のうまいものづくり部会」がスタートした。それが「一般社団法人 奈良のうまいもの会」に発展した。
■南都経済研究所 参与研究員 井阪 英夫氏
・奈良は、海産物の食材に乏しい。これが「奈良に美味いモノ無し」の根拠にもなっている。
■南都銀行 公務・地域活力創造部 鉄田 憲男氏(コーディネーター)
・京都市から若狭湾までの距離と、奈良市から伊勢湾までの距離は同じ。「海がないからうまいものがない」とは言えない。
■門上氏
・関西に来たら「美味いもの食べたい」という人が多いので、連れ歩いているうちにこの立場になった。
・「食」は、いかにその時間を楽しく過ごすか。人と人を結びつけるかが大切である。
・奈良の料理人の人が頑張り始めている。マグマのように燃え始めている。

■質問Ⅰ.奈良を訪れる観光客にお勧めしたい料理
・「茶粥」を勧めたい。奈良のなかでは日常食だが、季節ものを入れて作っている。奈良では茶粥を「おかいさん」と呼ぶが、この呼び方がふさわしい。
・立ち食い蕎麦のように「茶粥」や「柿の葉寿司」が食べられるようになればよいのだが。
・奈良といえば「三輪そうめん」が代表的。
・初夏の青葉や秋の紅葉の柿の葉で包んだ「柿の葉寿司」など季節感を出せばよい。
・お酒の相性にも優れた蕎麦屋の「玄」がある。奈良市内の蕎麦が美味しいのは、「玄」さんがあるから全体レベルが上がっている。
・お勧めする理由を明確にすることが大切である。



■質問Ⅱ.奈良の人は、奈良のうまいものを知らないのでは
・「流通」のさせ方と「プロモーション」のさせ方の二つの問題がある。
・良い素材があっても、良い料理が提供できなければ、消費者に伝わらない。
・まだまだ拘った生産者が少ない。
・奈良の農産物の生産量は少ない。そのため流通量も少ない。
・農産物を入手するため膨大な労力と、送料負担が伴う。農産物の流通の仕組みができればよいのだが。

■質問Ⅲ.京都や大阪と差別化するために、どのような「奈良の食」をアピールすれば良いか
・かつては奈良県民としての意識は持ち合わせてなかったが、奈良に来た人から「奈良は素晴らしい、転がっている石にさえ歴史を感じる」といわれて、認識が変わってきた。
・奈良県民は奈良以外の所のほうが美味しいと思っているのだろうか?
・県民に対して「どうすれば奈良へ来る観光客を増やすことができるか」のアンケートに、40%以上の方が「美味しい食べ物を作ればよい」と答えた。奈良の食の情報が県民に伝わってない。
・食品売り場で「奈良の食材」に「奈良のレシピ」をつけてはどうか。
・志賀直哉が「奈良に美味いものなし」と書いたというが、原文を読んでみると、奈良の自然や建物の美しさを褒めちぎっている。「美味いものがない」と書いているのではない。
・10年前に「あまから手帖」が奈良特集を始めてやった。そして爆発的に売れた。特に地元で売れている。

■質問Ⅳ.これから「奈良にうまいものあり」をどのようにPRしていけば良いか
・奈良県は、人口当たりの飲食店数は日本一少ない。
・食材をうまく集めて来る人が現れてくると、生産者にも料理人にも喜ばれる。
・県民が謙遜で言った「つまらないもの」や「美味しいものがありませんので…」の言葉が、「奈良に美味いものなし」を広めた。これからは、むしろ自慢していくほうがよい。
・「食」も文化。日本の食文化の始まりは、奈良にある。
・素材を当たり前と思っているが、観点を変えて発信する必要がある。
・京都・大阪と比較しても仕方がない。
・奈良県に拘らず、100km圏内で食材調達を考えたほうがよい。



和田悟氏(南都銀行 公務・地域活力創造部長)の閉会挨拶

■最後に一言
・北欧に美味しいものなしといわれた所がトップを走っている。スペインのバスク地方も、優れた歴史と素材を再構築して取り組み、国をあげてPRした結果、世界に認められた。
・食材、流通、調理、PRなど「トータルコーディネート」する組織や、「コーディネート役」を置いてもらいたい。
・「料理」は風俗の範疇になっているので、人間国宝はいない。京都は特区を作って料理人を無形文化財にしている。
・東京に奈良の食材を直送しており、認知されるようになっている。
・奈良県南部地域産業復興推進大会(なんゆう祭)で「村弁当コンテスト」を行った。コンテストに出すような料理がないと村のおばあちゃんは言ったが、素晴らしい弁当ができた。


レポートは以上です。星乃さん、力作を有難うございました!
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする