tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

奈良検定の体験学習「大和今井を歩く」

2010年08月26日 | 奈良検定
昨日(8/25)、第5回奈良まほろばソムリエ検定(奈良検定)の実施要項などを紹介した。「奈良通1級」の受験資格は、《「奈良通2級」合格者であり、一定の指定体験学習を受講した者》である。その体験学習は「体験学習プログラム」と呼ばれ、第5回の場合は30ものプログラムが用意されている。
http://www.nara-cci.or.jp/narakentei/05/index.html

なお30本のうち「認定対象バスツアー」11本は、奈良交通の「ビューティフルツアー」など一般のツアーで、これは誰でも奈良交通に申し込めば参加できるものである。
http://www.narakotsu.co.jp/ryoko/bt/index.html

私は、かつての体験学習プログラムで、「源流の森を歩く」(川上村三之公川の畔を歩いた)と、「大和の仏たち」(室生寺や聖林寺などを帝塚山大学・関根俊一教授のご案内で歩いた)に参加したが、とても良いツアーだった。

今年の体験学習プログラムで目を引くのが、「大和今井を歩く~中世の町並みが残る今井町の歴史を見る・食べる 平成22年9月12日(日)」だ。同プログラムに登場するのは初めてである。
※感動! 今井に学ぶもてなしの心 PARTⅠ.(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/3fc19abc7a9788e76d15ae6f941dffc7

私は昨年、同僚らと作る「第4回古社寺を歩こう会」という催しで訪れ(総勢37人)、町の人々による温かいおもてなしを受け、感激した。
※同 PARTⅡ.(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/990a6ad6cf6058f5ca6023128101e5d2

今回の体験学習プログラムでは、華甍(はないらか)での歓迎会に始まり、町並みを散歩(高木家などを見学)、茶粥の昼食(重要文化財の民家のかまどで焚かれた茶粥などをいただく)、音村家での呈茶(お抹茶をいただく)と名工の実演、豊田家・称念寺・順明寺などの見学、というスケジュールである。
http://homepage3.nifty.com/syodou-yamakitiman/source_source_source_app0001.bmp

私は、世界遺産登録をめざす今井町の町並みに圧倒されたが、手間のかかった茶粥の昼食にも驚いた。私たちのために作ってくださったリーフレットには、《茶葉~遣唐使によって渡来し、日本で最初に茶の木が植えられた大和高原の無農薬、自然栽培茶を使用 米~明日香村稲渕の千枚田で獲れた棚田米 水~吉野天川村洞川(どろがわ)のごろごろ水 漬物~下市町広橋の梅干し、今井町河合酒造の奈良漬 デザート~大峰山洞川の吉野葛で作った葛餅》。
※今井町の「もてなし」は「まごころ」満点(あをによし南都さんのブログ)
http://kichinosuke-kai-dog.blogspot.com/2009/09/blog-post_20.html

《食器~赤膚焼。赤膚山元窯の登り窯で今井の駒つなぎ、軒瓦(のきがわら)を特別に意匠して制作した茶碗・皿・箸置 膳~柿渋染めランチョンマット。今井町河合酒造の柿渋、柿は大和の名産で古くから柿渋が清酒清澄剤、血圧を下げる薬、木地食器等木製品に塗布するなど、生活に取り入れられていました。ランチョンマットは『大和今井の茶粥』と和紙に墨書してその上から柿渋を塗布し、若者たちが夜なべをして裏打ちをしました 箸~吉野の割り箸(吉野杉の端材を活用している。生産は日本一) 杓(しゃく)~硬くて丈夫な栗の木を匠の手でくりぬいた一品》とあった。

今井町は、最近では日本生命のテレビCMにも登場し、日夜、全国に放送されている。
http://www.nissay.co.jp/enjoy/cm/kakunin/nara.html

立派な町並みがあるだけではなく、この町を守り、受け継いで来られた町民の心意気が伝わってくる素晴らしいツアーだった。今回の体験学習プログラム(大和今井を歩く)は定員40人。締め切りは8/25だが、まだ定員に余裕があるので受け付けているということである。1級受験者の方、これはお薦めですよ!
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奈良検定(奈良まほろばソムリエ検定)

2010年08月25日 | 奈良検定
奈良まほろばソムリエ検定(奈良検定)とは、《奈良ファンや奈良に精通している方々を認定するための検定です。価値ある観光資源を持つ奈良をより多くの人に理解していただく一方、奈良を訪れる皆さんに、そのすばらしさを伝えることができる人材の育成を目指します》(主催者のHP)というものだ。
※奈良検定主催者(奈良商工会議所)の公式ホームページは、こちら

奈良通2級、奈良通1級、奈良まほろばソムリエの3つの級があり、まず2級に合格し、所定の体験学習を受講すれば1級を受験でき、1級に合格すれば最上級のソムリエを受験することができる。私は今年(2010年)の1月、何とかソムリエに合格することができた。

2007年(平成19年)1月に第1回が実施され、来年(11年)には第5回検定が行われる。毎日新聞奈良版(10.8.11付)によると《奈良検定:来年1月9日実施 会場は奈良と東京を予定》《奈良商工会議所は10日、奈良の歴史や文化の知識を問う「奈良まほろばソムリエ検定(奈良検定)」の第5回実施要項を発表した。11月1~30日(郵送は12月1日必着)に申し込みを受け付け、来年1月9日に試験を行う》。

《専門的な「奈良まほろばソムリエ」と、高度な「奈良通1級」、基本的な「奈良通2級」の3ランクがある。奈良の歴史や神社仏閣、史跡・名所などに関する問題が出題され、1・2級は選択式で100問以内、まほろばソムリエは選択式が30問以内と小論文が3問以内。いずれも100点満点で70点以上が合格となる》。

改訂新版 奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック
奈良商工会議所編
山と溪谷社

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《会場は奈良会場(奈良大、奈良女子大)と東京会場(お茶の水女子大)を予定。各ランクの受検希望者を対象にしたセミナーを11~12月に奈良市と東京都で開催する。受験料は、奈良通2級3150円(税込み)▽奈良通1級4200円(同)▽奈良まほろばソムリエ6300円(同)。問い合わせは同商工会議所(0742・26・6222)》。

《同検定唯一の問題集、毎日新聞奈良支局編著「奈良商工会議所公認 チャレンジ奈良検定 出題全問+必勝整理ノート」(企画協力・奈良商工会議所、発売所・ジェイ・エヌ・エス、B5判、182ページ、税別1500円)が発売された。次回から過去問題も出題対象となるため、今年1月に実施された第4回検定問題が別冊でついている。購入は、主要書店かアマゾン・ドットコム、または毎日新聞奈良支局(0742・34・1521)へ》。

2級の問題はテキスト『奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック』(山と渓谷社刊)から9割以上、1級でも7割以上出題される(ソムリエの四択問題も、テキストから6割出題されていた)。また2級は過去問(過去に出題された問題)から5割程度、1級も過去問から2~3割出題されるから、上記の『チャレンジ奈良検定 出題全問+必勝整理ノート』は必修である。

チャレンジ奈良検定 出題全問 必勝整理ノート
毎日新聞奈良支局編
毎日新聞奈良支局

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2級受験者のために、私は『ズバリ!奈良検定2級の要点整理』という攻略本を書いた。350ページものテキストを35ページに要約したもので、2級はこれさえ覚えれば合格できる(公式テキストも購入し、辞書的に使っていただきたい)。無料でダウンロードできるので、これから2級を受験される方は、ぜひお読みいただきたい。

1級は、公式テキストを隅から隅まで読むことが、合格への早道である。ソムリエは、関連本をたくさん読んでサブノートにまとめて覚えること。山川出版社の『奈良県の歴史散歩(上・下)』を5回読んで合格した、という人もいた。また実際に県下の名所旧跡を訪ねることも必須だ。

なお、主催者が実施する「認定支援セミナー」は、受けた方が断然有利だ。《「奈良検定」受験者を対象とした「認定支援セミナー」を、次のとおり開催いたします。「奈良検定」合格を目指す方、奈良に関する基礎・専門知識を身につけたい方にも ご満足いただける内容です。是非ともご参加くださいますようご案内申し上げます》(主催者のHP)というものだ。

内容は《奈良通2級、奈良通1級 歴史、自然、神社仏閣、史跡・名所、仏像等奈良県全域の歴史や文化に関する事項を、公式テキストに沿って解説します。※内容は原則として各回共通ですが、担当講師により若干の違いが生じます》《奈良まほろばソムリエ 小論文問題の書き方のポイント等を中心に解説します》(同)。また最近は、NPO法人奈良まほろばソムリエの会が随時、検定合格のための講座を実施していて、ここに参加するのも良い。

テキストの「発刊の辞」には《奈良の歴史や文化は大きな観光資源でもあり、それらを学ぶ機会を提供することにより、観光振興に寄与するとともに、奈良に精通した「日本文化の伝道者」を育成し、観光客の皆様に対するホスピタリティー の向上を図りたいと思っています》とある。

私は、地元民が来県客をお迎えするためには、「奈良検定2級」合格は必須条件だと思っている。日本人の心のふるさと・奈良を盛り上げるためにも、ぜひ奈良検定にチャレンジしましょう!

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奈良市職員養成塾(10年度第3回)で講話

2010年08月24日 | 観光にまつわるエトセトラ
8/18(水)午後6時30分から、奈良市役所6階の研修室で、講話をさせていただいた。市の職員さんを対象とした自主参加の研修会「奈良市職員養成塾」の本年度第3回である。受講者は20人あまり。約80分の講話のあと、約1時間のグループワークがあり、終了予定は午後9時だという。忙しい勤務のあと、またせっかくの早帰り日(水曜日)に研修とは、奈良市の職員さんは大変だ。

市長公室人事課のS係長の司会で、予定通り研修がスタート。まずは私の講話(基調講演)で、タイトルは「再発見!奈良の魅力…『近き者よろこび、遠き者来たる』の奈良へ」だ。私の講話は、たいてい同じタイトルだが、内容はリクエストに応じて変えている。話の概要は以下の通りである。


写真は、人事課のMさんの撮影。有り難うございました!

・平城遷都1300年祭は絶好調。この調子で、来年以降も奈良に観光客を引きつけよう。
・1300年祭のアンケートで、ボランティアや職員の応対、つまり「奈良のもてなし」が高い満足度を得ていることが分かった。
・シルバー層 や市民ボランティアは地元の宝(人財)であり、かくれ資産。これを活用しない手はない。
・奈良の魅力は奥深い。観光客にきちんと紹介できるよう、もっと地元のことを勉強しよう。当面の目標は、奈良まほろばソムリエ検定(奈良検定)2級だ。
・「歩いて巡る奈良」の魅力、「奈良に うまいものあり」を前面に打ち出そう。
・ブログやツイッターで、奈良の見どころ・食べどころを情報発信しよう。
・奈良県民は謙虚すぎて損をしている。もっと 奈良の魅力を積極的にPRしよう。
・講話のサブタイトル「近者説 遠者来」(近き者よろこび、遠き者来たる)は、論語(孔子)の言葉で、最近、同僚に教えてもらった。地元の人が楽しんでいると、遠くの人もそれを聞きつけてやってくるという意味だ。2011年以降も楽しいイベントを展開して、遠くから観光客を引きつけなければならない。

東京からわざわざ史跡頭塔(ずとう・特別公開)に来られた方が、「頭塔のことを、町の人は誰も知らなかった」と苦言を呈していたという事例も紹介した。そこで「奈良市の職員さんなら、せめて奈良検定2級程度の知識は身につけよう」とハッパをかけた。

市の観光パンフレットには良いものが多いのに、ネットに載っているものは少ない。「観光客はインターネットを見てやって来る。もっとネットで情報発信しよう」と呼びかけた。

絵とき「大和名所図会」という副題のついた『奈良名所むかし案内』(創元社)という本を読んでいると、今の観光地は江戸時代の『大和名所図会』とほとんど変わっていなくて愕然とした、というエピソードも披露した(個人的には、大仏前ではなく、大極殿と朱雀門のある「平城宮跡」こそがポスト1300年の奈良市観光のメッカになりうると考えている)。

「奈良にうまいものなし」という言葉は、奈良の人間が言い出した言葉である。「『昔から奈良はうまいものなしですので、こんなものしかありませんが…』と言って、美味しいものを出したのだ。今の時代、そんな謙遜は、百害あって一利なし。もっと奈良の良さを前面に、ストレートに打ち出すべきである…。



いくつか質問もいただいたので、ここでまとめて紹介する。
Q.観光について「市役所にこうしてほしい」という要望は?
A.観光交流課と観光協会がタッグを組み、率先して「おすすめプラン」を作って売り込みに行ったり、観光情報を発信したりと、もっと積極的に動いてほしい。

Q.奈良の良いものは、なぜ埋もれている?
A.それはひとえに私たち地元民が、発掘も情報発信もしないから。阿修羅像だって正倉院宝物だって、最近まで埋もれていた。

Q.奈良の豊かな観光資源と新しい観光(ニューツーリズム)は、どのように組み合わせれば、魅力を創り出すことができるか?
A.観光の「コーディネート役」が必要だが、組み合わせは無限にある。県全体だと、奈良→飛鳥・藤原→葛城→吉野という歴史めぐり。春日山原始林→大台ヶ原→十津川の自然体験。奈良市内だと唐招提寺、喜光寺、法華寺、般若寺という花の寺めぐりなど。禅寺(松と砂の庭)の多い京都と違い、奈良には花の寺が多い。これを活用しない手はない。

Q.ブログを書くのに気をつけていることは?
A.奈良の悪口を書かない、不確かな引用はしない(きちんと調べてから引用する)、「身辺雑記」は書かない、少なくとも1日おきに記事を更新する。

Q.奈良検定1級受験者用の「仏像」「古墳」の参考図書は?
A.仏像のお薦めは、紺野敏文著『奈良の仏像』アスキー新書。写真中心の本では『奈良大和路の仏像』JTB刊。しかし最近では『平城京の仏たち』東京美術刊をはじめ、たくさんの仏像本が出ているので、書店で実際に手にとり、フィーリングの合うものをお求めになるのが良い。古墳では『大和の古墳を語る』六興出版刊が、分かりやすいし多くの古墳をカバーしている良書だが、絶版なので古本屋で探すしかない(私はアマゾンの古本屋で見つけた)。

あとになって保育社の『日本の古代遺跡シリーズ』を思い出した。奈良は北部(4)、中部(5)、飛鳥(7)の3冊。一冊2000~2500円だが、ソムリエ合格まで使える本である。なお奈良検定1級は、公式テキストを隅々まで読むのが一番良い勉強法だ(発展学習として、またソムリエを視野に入れて詳しい本を読んでおくのは良いが)。過去問からも2~3割出題されるから、こちらも押さえておいてほしい。主催者の「認定支援セミナー」は、必ず受講すること。



さて、5分間の休憩をはさみ、午後8時から「ワールドカフェ」というグループワークが始まった。いただいた資料には《メンバーの組み合わせを変えながら、4~5人単位の小グループで話し合いを続けることにより、あたかも参加者全員が話し合っているような効果が得られる会話の手法》とある。オープンカフェでコーヒーを飲みながらダベるように、メンバーの組み合わせを変えながら、気軽にブレーンストーミングをするのである。

奈良の観光振興に関し、3つの切り口から話し合い、最後に全員がカード型のポストイット(付箋)にキーワードを書き、ホワイトボードに貼りつけて発表する。私の目に止まったカードは


紙に落書きを残しておくと、メンバーが変わった場合に便利なのだ

・顧客(観光客)のターゲットを絞る(富裕層とか若い女性とか=マーケットセグメンテーション)
・京都と明確な差別化を図る(商業の街と文化の町)
・「祇園祭を見て、奈良に泊まろう!」キャンペーン
・2011年に、せんとくんと全国ツアー
・「奈良の語り部」を育てる
・地元民しか知らない奈良の顔(早朝、夜など)を地元民がガイド
・暗闇を楽しむ(夜の何もない奈良公園を楽しむ)
・寺で(精進料理を)食べる夜のツアー
・ガイドツアーと「奈良のうまいもの」の店のコラボ
・若手シェフを誘致し、奈良の「食」をアピール
・東大寺より、「平城宮跡」を目玉に
・奈良の花の名所めぐりツアー
・「恋がかなう仏像」など、ストーリーを作る
・鹿の赤ちゃん抱っこ体験(※小鹿に人の匂いがつくと親鹿が面倒を見なくなるので、これはダメだそうだ)
・歩く前に荷物を置いたり、歩いたあと汗を流せる施設
・レトロな銭湯をPRする
・ウンチクが楽しい奈良(大人向けに)
・小学生向け「奈良検定ジュニア版」


意外と、他市町村に住んでいる職員さんが多かった

楽しいアイデアが、こんなにたくさん集まった。さすがに奈良市には、素晴らしい職員さんがいらっしゃる。お開きは9時半を回っていたが、皆さん晴れ晴れとした表情で家路についていた。

翌日、人事課のMさんから、研修時のアンケート結果の一部(主なコメント)を見せていただいた(匿名)。かいつまんで紹介すると

・地元の悪口は言わない、良いところを見つけてPRしたい。その技術としてパソコンもっと活用できるようになりたい
・「奈良の悪口を言わないで」には同感
・tetsudaさんは本当に奈良が好きで、それを多くの人に発信されていて、感動しました
・「奈良の寺には花がある」という言葉が印象的。今あるのものに、違った角度から光を当てることが大切
・「差別化」「奈良の独自性」という言葉が印象的
・「奈良の観光地は、江戸時代から変わっていない」は印象に残った
・奈良をもっとよく知る必要性を感じた
・市の職員として、奈良検定2級は取っておこうと思った
・ブログの『奈良検定の要点整理』を見ながら、奈良検定2級に挑戦します



私にとっても収穫の多い研修会となった。若い人や、観光の仕事をされている職員も多かったので、ぜひ今後の参考としていただきたい。

このような機会を与えてくださった人事課のS係長、Mさん、観光交流課のSさん、有り難うございました。

※トップ写真は浮見堂(奈良公園内)。05.7.24撮影
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ケーブルテレビで「仏像案内人」!

2010年08月23日 | マスコミに紹介されました!
おそれ多くも、仏像案内人(!)になってしまいました。ケーブルテレビの「奈良の秘仏めぐり」という30分の特番(前編・後編の2回)に登場します。
http://tv.kcn.jp/kpn/index.html

奈良県北西部を中心にサービスエリアを持つ「近鉄ケーブルネットワーク(KCN)」の独自チャンネル(ファミリーチャンネル)で放送されている「Kパラnext(ケーパラ・ネクスト)」という番組の夏季特番「奈良の秘仏めぐり」です。新聞で仏像を紹介したことはありますが、テレビでは初めての経験です。
※伝香寺の地蔵菩薩立像(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/9cda99460c359fcd75ef3bbfa42a2a29

レギュラー出演されている藤原了さんと中村百合さんという若いタレントさんを案内して、奈良市内のお寺を訪ねるという企画です。平城遷都1300年祭の「祈りの回廊~奈良大和路 秘宝・秘仏特別開帳」のお寺を中心に、お参りします。
http://tv.kcn.jp/



1.前編は、新薬師寺、不空院(ふくういん)、食事(旬彩ひより)、大安寺
※不空院、新薬師寺、鏡神社(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/a86d1f7dc7e7ce2868d743ea31be263f
※旬彩ひより(同)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/b878f64ebf6d67cec27b5eb166bfbd55

2.後編は、珹寺(れんじょうじ)、誕生寺・高林寺・徳融寺、食事(喫茶お食事 みよし)、史跡頭塔(ずとう)
※裸形阿弥陀仏の寺・珹寺(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/2bdb4ec1171dad2392ef7bbd9da5b834
※誕生寺、高林寺、徳融寺(同)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/cfb3583230e4aef6aad46feae35827d2
※喫茶お食事 みよし(同)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/a42f7428a0f365880d04eeffa470bb6e
※頭塔(同)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/1dae2ad2d7d39064309249b353ee7dfe



放送日は以下の通りで、再放送が何度もあります。
1.前編
本放送8月24日(火) 11:30~12:00
再放送8月24日(火) 15:00~15:30、20:00~20:30、21:00~21:30、23:00~23:30
8月25日(水) 9:00~9:30、11:30~12:00、15:00~15:30、20:00~20:30、21:00~21:30、23:00~23:30

2.後編
本放送8月27日(金) 11:30~12:00
再放送8月27日(金) 15:00~15:30、20:00~20:30、21:00~21:30、23:00~23:30

収録はとても暑い日(8/18~19)で、鼻が真っ赤になったり、蚊に刺されたりと大変でしたが、何とか無事、終えることができました。慣れないお寺の案内でしたが、地元民でもあまり知らないお寺や仏像が登場しますので、興味を持って見ていただけると思います。ぜひ、ご覧下さい!

※トップ写真は、高畑の不空院。今年は、重要文化財の不空羂索観音像が特別開帳される(10/16~11/14)。
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観光地奈良の勝ち残り戦略(37)知事と県民のつどい

2010年08月22日 | 観光地奈良の勝ち残り戦略
昨日(8/21)、奈良県社会福祉総合センター(橿原市大久保町)で開かれた平成22年度第3回「知事と県民のつどい」に参加した。知事と県民の集いとは《県政の現状を県民の皆様にお伝えするとともに、今後の県政運営の参考とさせていただくため、荒井知事が県民の皆様から直接ご意見をいただく機会として、「知事と県民のつどい」を開催します。平成22年度は、奈良の未来を創るうえで、「こうあればいい」「これをやりたい」という願いをまとめた「5つの構想案」について県民の皆様と意見交換を行います》というものだ。
http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-12017.htm

まず知事が50分ほどの話をされ、5人の「意見発表者」が提案・質問(5分間)、それに対して知事と担当部局長が答える。会場からも質問ができ、同様に答えてもらえる。意見発表者は、あらかじめ意見(提言)を500字以内にまとめて応募する。審査により選ばれれば、その意見を5分間(1600字程度)に敷衍(ふえん)して発表する。

この日のテーマは「5つの構想案」のうち、「ポスト1300年祭構想(観光振興)」だった。この催しを知ったのは、応募締切日の3日前だったが、興味のあるテーマだったので、すぐさま提言を書いて応募したところ、幸い意見発表者の1人に選ばれた。
※5つの構想案(県のホームページ)
http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-16382.htm

この日、意見を発表したのは私のほか、発表順に野村幸治さん(高取土佐街なみ天の川計画実行委員会代表)、西川佳廣さん(飛鳥京観光協会会長)、勝川喜昭さん(明日香村伝承芸能保存会代表)、宮本貴之さん(大和橿原シティホテル代取)の4人。すべて観光や地域おこしに携わっておられるベテランばかりで、一介のサラリーマンは私だけ。それなのに私は質問のトップバッターだったので、緊張した。何とかピタリ5分に収まって、ホッとしたが…。この日はうだるような暑さとなったが、会場参加者(事前申し込みが必要)は約120人もお越しになり、最後まで熱心に聞き入っておられた。


会場内の写真は、N先輩の撮影。有り難うございました!

最初は知事のお話。1300年祭の「中間まとめ」と、「ポスト1300年祭構想(観光振興)」の概要を説明された。中間まとめでは「巡る奈良」事業の好調、特に「秘宝・秘仏特別開帳」の好評ぶりに触れておられた。来場者アンケートでは、宮跡会場の清掃状況やトイレ・休憩所の満足度の高さ、ボランティアなどの対応の良さをアピールされた。一方、「飲食・物販の満足度の低さは、残念」。

菟田野(宇陀市)製の鹿皮の話もされた。イタリアのフィアットの関連グッズに、菟田野製のセーム革(鹿皮)を使ったキーホルダーや眼鏡ケース、ストラップが採用されたという話だ。将来的には、座席カバーなど自動車部品への販路拡大も視野に入れているという。県産セーム革は、全国9割以上のシェア誇っており、そのブランド力の向上をねらっているのだ。

さて、私の提言は「奈良県における『ツアーオペレーター』組織の必要性について」。これまで当ブログでは「ランドオペレーター」と表記してきた旅行のプランナー、コーディネーターのことだ。今回は、分かりやすさに配慮して「ツアーオペレーター」とした。以下、提言の概要を紹介する。
※奈良に「ランドオペレーター」を!(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/fa0f7a902e18a70a7670b2d99ed017aa

《今日は「ツアーオペレーター」(ランドオペレーター、旅行コーディネーター)の導入に関する提案をさせていただきます。私は5年前から、奈良の観光に関するブログを書いておりまして、ただ今の知事さんのお話は、大変興味深く拝聴いたしました。これまで奈良の観光に関する大きな出来事といたしましては、1988年に「なら・シルクロード博」が開催されました。この年、奈良に来られた観光客は4100万人で、当時、この博覧会は大成功だと言われました。しかし翌年から観光客が激減しました》。


私が赤で野村さんが緑。「次に黄が来ると、信号機ですね」と笑い合った

《その反省を踏まえ、今回早々に打ち出された「ポスト1300年祭」の16の構想は、素晴らしい提案であると思いました。特に私の印象に残りましたのは、4. 中南和の魅力振興に取り組みます、6.「食」の集客力に着目した奈良の食の魅力向上に取り組みます、14.「歩くなら」の新しい取り組みを進めます、16.記紀・万葉集を題材とした記念事業を実施するためのプロジェクトを立ち上げます、の4つです》。

《ただ、これらは大変素晴らしい構想ですが、料理にたとえますと「食材」「材料」の段階です。現実には、これらの素晴らしい食材を、上手に調理して、美味しい料理に仕上げてお客さんに出すというプロセスが必要です。つまり、奈良には観光の「シェフ」、観光の「コーディネーター」が必要なのです》。

《6年前、「私のおすすめ“奈良の朝”50選」が選ばれました。奈良公園の朝が素晴らしいと聞いて、実際にやって来た人がいました。しかし、飛火野を朝早く散歩したあと、ちょっとひと休みしてコーヒーを飲みたい、サンドイッチをつまみたいと思っても、お店がありません。お寺に行っても、お堂は閉まっています。その人は結局諦めて奈良公園を一周したあと駅まで戻り、チェーン店のハンバーカーを食べて帰った、ということでした。これは、笑い話のような本当の話です》。



《「奈良公園の朝」を観光振興に結びつけるためには、臨時のオープンカフェを開くとか、お寺の朝のお勤めに参加させていただくとか、朝だけの特別開帳をしていただくとか、そういった仕掛けが必要です。そのようなコーディネートをすることによって、奈良に来られたお客さんが1泊して、翌朝、奈良公園に散歩に行ってくれるわけです》。

《今回の16のカテゴリー別構想も、互いに関連づけて、旅行商品に仕立て上げ、それを強力にPRする必要があると思います。いわば、自前で「デスティネーション・キャンペーン」を張るのです。そのためには、観光情報を発信し、旅行をプランニングし、自らツアーを催行できる組織が必要です。それが奈良の「ツアーオペレーター」です。イメージ的には、旅行業の免許を持った、半官半民の組織、ということになります》。

《また県下には、たくさんの「観光ボランティアガイド」さんがいらっしゃいます。お隣の野村さんは、まさにそのリーダーでいらっしゃいます。1300年祭の「奈良大和路 秘宝・秘仏特別開帳」では、南都銀行のOB・36人による「ナント・なら応援団」が大活躍しています。奈良県下の観光ボランティアガイドは1,261と、人数的にも全国で5位です。このようなボランティアとタイアップして旅行商品を組み立てるということも、「ツアーオペレーター」の大切な役割です》。

《観光業の振興は、奈良県の経済活性化のために残された「数少ないカード」の1枚です。このカードを生かすも殺すも、ポスト1300年の取り組みに如何にかかっていると思います。ぜひ強力な奈良の「ツアーオペレーター」を組織していただいて、「観光立県」を実現していただきたいと思います》。

私のあと、野村さんが「奈良の観光力向上と中南部振興について…歴史文化を見て回る観光から、住民と交流する観光へ」というテーマで、野村さんご自身がプロデュースされた「町家の雛めぐり」を例に、「住民が交流する観光は、シニア住民にとっては心身の活性化にもつながる」と、マイクも持たずに力説された。



発表のあと、まず文化観光局長の廣野隆信氏が「奈良県ビジターズビューローの商品企画部が、ツアーオペレーターの役割を担えると思います。旅行商品は、旅行業者である奈良交通とタイアップすることにより組成が可能で、まほろば巡礼ツアーや、奈良・大和路秘宝秘仏特別開帳バスツアーなどの実績があります」と答えられた。

そのあと知事が「おだやかな口調でおっしゃいましたが、大変深い問題点を指摘されました。観光の組織は難しいです。なぜ今まで十分機能しなかったのか、それを考えるところから始めなければなりません。『旅行業の免許を持つ半官半民の組織』とは、良い着眼点だと思います」。知事は運輸省で運輸政策局観光部長や鉄道局次長、自動車交通局長などを歴任されたので、観光には造詣が深いのだ。

「私は知事になって初めての年、観光プロモーションのためソウルを訪れました。先方はびっくりして『ヨソからはたくさん来られるが、奈良がプロモーションに来られたのは初めてだ。大仏さまが歩いてきたのか』と言われました。従来の『大仏商法』を揶揄されて、そうおっしゃったのでしょう」。



「地域おこしができるのは『ヨソ者、若者、バカ者』だとよく言われます。燈花会の朝廣さんも、ヨソからお嫁に来られた方です。観光振興は、このような『元気リーグ』と手を携えて(任せっぱなしにするのではなく)やらなければなりません。私は県庁で『バカよばわりされるほどやれ』とハッパをかけています。前向きの失敗経験は、大切です」。

「観光客の『財布を狙うのではなく、その下のハートを狙え』と言われます。おカネを愛しているのか、地域を愛しているのか。奈良にはありがちですが、短絡的におカネを狙ってはいけません。ハートが開けば、自然と財布も開くものです」「県は、ヤル気のある市町村とタイアップして、連携事業を進めたいと思っています。相手が1つの市町村では難しいので、複数の市町村がタッグを組んでくれれば、県としても進めやすいのですが」。

「私は、インターネットで情報発信するのが最も大切だと考えています。信頼性のある商品・サービスをどんどん発信しましょう。小規模な新商売を立ち上げたいという人には、『マイクロファイナンス』のような手法が使えないものか、と考えています」。
http://tv.starcat.co.jp/channel/tvprogram/0432201008202200.html



マイクロファイナンスは、前日(8/20)にNHKが「常識破りの金融マンに密着 貧しい人向け金融ビジネスに世界が注目 格差ぶっ飛ばす斬新秘策大公開」というドキュメンタリー番組で紹介していて、これを知事が見て感動したということだった。
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/archive/20100821

マイクロファイナンス(マイクロクレジット)とは《1970年代の中頃、それまで融資の対象とされていなかった貧困層に対して、生産活動・所得創造のための資金を小額ながら無担保で提供するという画期的な取り組みがバングラデシュで始まり、アジアやラテンアメリカの幾つかの国々においても、同じ時期に同じような試みがそれぞれ独自の手法で行われました。それは壮大な実験でした。貧困層に無担保で融資するなんてとんでもない - それが当時の常識であり、いずれ行き詰るという冷やかな視線の中でのチャレンジだったと言います》。
http://www.daiwa.jp/microfinance/01.html


会場のすぐ近く、本薬師寺跡のホテイアオイ(トップ写真とも。04.8.18撮影)
※参考:本薬師寺跡のホテイアオイ(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/ab5007636b14f0228af2822c0ddf68ff

《しかし、「担保なんて裕福な人しか持ち得ないのに、それを前提にしたサービスしか提供できないのでは、いつまでたっても貧困にあえぐ人々の自立を促すことはできないではないか。彼女たちは最初の一歩を踏み出すためのわずかな資金さえあれば、経済的に自立に向けた道を進んでいけるはずだ」という信念のもと、単なる融資を超えた地道な活動が各地で行われました》。

《やがてそれらが実を結び、多くのプログラムが既存の銀行融資を大きく上回る返済率を示していることが明らかとなります。こうしてマイクロクレジットが開発プログラムとしてもビジネスとしても持続可能であることが明らかになるにつれ、慈善事業家や開発機関だけでなく研究者や実務者の間でも大きな注目を集めるようになりました。そして2006年、マイクロクレジットのビジネスモデルを確立したグラミン銀行のムハマド・ユヌス総裁がノーベル平和賞を授与されたことで、マイクロクレジットという用語が一般に広く知られるようになったのです》。



このあと西川さんが「明日香における歴史展示の推進について」、勝川さんが「明日香村伝承芸能保存について」、宮本さんが「中南和エリアにおける観光振興策について」、それぞれ意見を発表された。これらに対する知事のコメントで印象に残った部分を紹介する。

「飛鳥は韓国の人が評価しています。『百済のあとが飛鳥にある』と言われます。百済は660年に滅びたので、遺物がほとんど残っていないからです。百済と飛鳥は地形がよく似ています。法興寺(飛鳥寺)と百済の寺は、伽藍配置を始め、共通する点が多いです」「京都と奈良は大きく違います。京都は国風文化ですが、奈良は国際交流のなかで出来上がった文化です」。

「富山県の高岡市では毎年、(万葉集全20巻朗唱の会が)万葉集全20巻4,516首の歌のすべてをリレー方式で歌い継ぐイベントを行っています。朗唱者は全国から募集し、連続3昼夜にわたり2千人を超える人々が朗唱します」「鳥取県では、大伴家持が万葉集の最後の一首(新しき年の初めの初春の 今日降る雪のいや重け吉事)を詠んだというだけで、因幡万葉歴史館という立派な記念館を建てられました」。



「中南和には車で来てもらって駐車したあと、コミュニティバスや自転車で移動してもらうのが良いと思います」「県立橿原公苑の宿泊室を、ジョガーズステーション(ランニングステーション)にしようと思っています。走って汗をかいた人に、ここでシャワーを浴びて休憩してもらえます」。

会場からは4人の質問があった(会場で紙ペースにより受付)。2012年の「古事記編纂1300年」にちなみ、古事記などを活用したイベントを行うという知事の構想(16.記紀・万葉集を題材とした記念事業を実施するためのプロジェクトを立ち上げます)について、N先輩が「古事記だと、神話と歴史の峻別が難しいのでは」という質問をした。知事は「神話は神話として、歴史は歴史として、区別して取り上げることで問題は回避できると思います」とお答えになっていた。



最後に知事が「今日は良いご意見をいただきました。ポスト1300年祭の事業を推し進める上で、具体的に参考とさせていただきます」と締めくくられた。

今回の「知事と県民のつどい」は、とても参考になった。特に荒井知事のコメントは、議会の答弁のようなものではなく、相当踏み込んだもので(ブログに書けない話もある)、知事のホンネや奈良観光の問題点が浮き彫りになった。私が遠慮して遠回しに発言した部分も、ちゃんと本心を読み取っていただき、フォローして下さったのも有り難かった。話に夢中になるあまり、知事の持ち時間が相当オーバーし、2度ほどレッドカードが回っていた。

「つどい」が終わって、会議室を出てエレベーターに乗り、玄関先の車に乗り込むまで、ずっと知事とマイクロファイナンスの話をしていた。実際にグラミン銀行などの先例があるので、何か条件を付け加えれば、日本でも可能かも知れない。秘書に急かされて知事が車に乗り込んだあとも、気になっていた。少し、考えてみることにしよう。

今回は初めて「観光振興」がテーマとなったが、こんなに有益な話が聞けるのなら、毎回来たいと思う。次回を楽しみにしている。
コメント (3)
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