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「ランドオペレーター」という言葉を初めて耳にしたのは、NHK(奈良UHF)の番組だった。
「本音で語ろう!奈良 観光のこれから」という約70分の討論番組(07.3.23放送)で、(株)奈良ロイヤルホテル社長の八坂豊氏が「奈良の観光振興のためには、ランドオペレーターが必要だ」と発言されていたのだ。
「ランドオペレーター」には「現地手配会社」という意味もあるが、広義には、地元と旅行社・旅行代理店(エージェント)の間に立って、国内他府県や海外に対し、地元の観光素材を提供したりツアーや観光コースを企画・提案したり、また来県客を(直接・間接に)サポートしたり、という役割を担う人(または組織)のことで、いわば観光プランナー、旅行プロデューサーである。
※参考:外国旅行社誘致を(沖縄タイムス)
http://www.okinawatimes.co.jp/eco/20070215_1.html
だからランドオペレーターは、国内外のエージェントとの密接なパイプを持たねばならず、またプロのランドオペレーターを核とした(産官学民共同の)地元における支援ネットワーク作りも必要だ。
ランドオペレーターは、県下市町村がバラバラに行っている各観光地のPRを束ねたり、ホテル・旅館や交通手段と各観光地を結びつけてプランニングし、それをエージェントに提案する(いわばエージェントへの「卸売り」)。
奈良の観光情報は、国内の旅行雑誌に取り上げられることも少ないし、ましてや海外にはほとんど情報発信されていない。
しかし地元は宿泊観光客を増やそうと躍起になっているし、政府(国土交通省)はビジット・ジャパン・キャンペーンを張って海外からの旅行者を取り込もうと動いている。JR東海は、関東地区で「都のかほり」というテレビ番組(月~金のゴールデンタイム・4分間)や「うましうるわし奈良」のCMを放映してくれている。
※JR東海提供「都のかほり」(テレビ朝日)
http://www.tv-asahi.co.jp/miyako/
現在奈良には、奈良県観光連盟、奈良市観光協会、奈良コンベンションビューローと、観光関連の団体が3つ(奈良商工会議所を加えると4つ)もあるが、連携して(または切磋琢磨して)うまく機能しているとは言い難い。奈良県(観光交流局)、奈良市(観光課)、南都銀行(観光企画室)も同様だ。
幅広い知識や情報を持ち、強力な人脈とリーダーシップを兼ね備えた「奈良ランドオペレーター」が、日本中・世界中から観光客を呼び込むというグローバルな仕掛けづくりを望みたい。
※写真は薬師寺東塔(06.7.16撮影)
「本音で語ろう!奈良 観光のこれから」という約70分の討論番組(07.3.23放送)で、(株)奈良ロイヤルホテル社長の八坂豊氏が「奈良の観光振興のためには、ランドオペレーターが必要だ」と発言されていたのだ。
「ランドオペレーター」には「現地手配会社」という意味もあるが、広義には、地元と旅行社・旅行代理店(エージェント)の間に立って、国内他府県や海外に対し、地元の観光素材を提供したりツアーや観光コースを企画・提案したり、また来県客を(直接・間接に)サポートしたり、という役割を担う人(または組織)のことで、いわば観光プランナー、旅行プロデューサーである。
※参考:外国旅行社誘致を(沖縄タイムス)
http://www.okinawatimes.co.jp/eco/20070215_1.html
だからランドオペレーターは、国内外のエージェントとの密接なパイプを持たねばならず、またプロのランドオペレーターを核とした(産官学民共同の)地元における支援ネットワーク作りも必要だ。
ランドオペレーターは、県下市町村がバラバラに行っている各観光地のPRを束ねたり、ホテル・旅館や交通手段と各観光地を結びつけてプランニングし、それをエージェントに提案する(いわばエージェントへの「卸売り」)。
奈良の観光情報は、国内の旅行雑誌に取り上げられることも少ないし、ましてや海外にはほとんど情報発信されていない。
しかし地元は宿泊観光客を増やそうと躍起になっているし、政府(国土交通省)はビジット・ジャパン・キャンペーンを張って海外からの旅行者を取り込もうと動いている。JR東海は、関東地区で「都のかほり」というテレビ番組(月~金のゴールデンタイム・4分間)や「うましうるわし奈良」のCMを放映してくれている。
※JR東海提供「都のかほり」(テレビ朝日)
http://www.tv-asahi.co.jp/miyako/
現在奈良には、奈良県観光連盟、奈良市観光協会、奈良コンベンションビューローと、観光関連の団体が3つ(奈良商工会議所を加えると4つ)もあるが、連携して(または切磋琢磨して)うまく機能しているとは言い難い。奈良県(観光交流局)、奈良市(観光課)、南都銀行(観光企画室)も同様だ。
幅広い知識や情報を持ち、強力な人脈とリーダーシップを兼ね備えた「奈良ランドオペレーター」が、日本中・世界中から観光客を呼び込むというグローバルな仕掛けづくりを望みたい。
※写真は薬師寺東塔(06.7.16撮影)
特にイベントが多い奈良はコンテンツリッチですし、山焼きやお水取りだけではありませんしね。
奈良のソフトのイメージが今ではぼんやりしてきているのかもしれません。
とりあえず大河ドラマでもいいから思いっきり奈良に行きたくなるような映画とかドラマなどあってもしかるべきですよね。
京都なんてしょっちゅうドラマや映画になっていて今やっている「舞妓haaaaan!」なんてすごく影響があると思います。
「大仏さ~ん!」は無理としても、今話題の「鹿男」や或いは時代劇では「柳生一族」とか。。。
『鹿男あをによし』、残念でした。他力本願する一方、地元行政批判をするだけの自分が歯がゆいです。
奈良町を訪れる人に気持ちよく過ごしてもらえるよう、土曜や日祝日は自分なりにホスピタリティを発揮することが精一杯です。
> 巧い情報発信が必要でしょうね。
そうです。それが出来ていないのが、奈良の最大の問題です。これを補うのが、ランドオペレーターの仕事です。
> 奈良町を訪れる人に気持ちよく過ごしてもらえるよう、土曜や
> 日祝日は自分なりにホスピタリティを発揮することが精一杯
それが第一歩だと思いますし、酒仙堂さんが毎週実践されていることは、素晴らしいと思います。奈良ファンを1人でも増やすため、観光客の方に温かいおもてなしをお願いします。
実際にはランドオペレーターは業界の下請け中の下請けです。現実は土産物屋さんからのキックバックに収入源をたより、送り出し会社からはランド手数料=0円なんていうのもざらです
まして、観光コースの手配や企画やプランニングなんていう仕事はできません。いやしません。とにかくキックバックが得られる店に連れて行き、そこでインセンティブをいただいて、従業員の生活を豊かにすることしか考えられません。
奈良に必要なのは、そういう業ではなく、観光地やショッピングコース、ホテル、食事どころを上手く組合せ、売り出し側旅行者に 「より付加価値の高い奈良」売り込める「観光プロデューサー」だと思います。
そしてその仕事は 民間ベースではすぐには成立しませんから奈良県観光連盟と奈良市観光協会が今すぐにでも合併して、不要な人材を、淘汰し、浮いた財源で本当に、競争力のある奈良の集客力を内外の送り出し側旅行者に売り込める人材を雇うことでしょう。
ただ、現実には奈良だけの観光はありえませんから、大阪や京都、関空 といったところとの組合せで提案できる人材でないと意味がありません。奈良だけでは売れませんから。
でも奈良にもホテルが増えると聞いています。そのプロデューサーには奈良滞在で京都・大阪観光の提案を是非して奈良を関西観光のキーステーションになるような方向で動いていただきたいと思います
少し理想論が過ぎましたが この方向はまず8割方間違いないところだと思います。
> 実際にはランドオペレーターは業界の下請け中の下請けです。
私はブログに、ランドオペレーターには「現地手配会社という意味もある」と書きましたが、それは狭義の「ランドオペレーター」です。
> 奈良に必要なのは、そういう業ではなく、観光地やショッピングコース、
> ホテル、食事どころを上手く組合せ、売り出し側旅行者に 「より付加
> 価値の高い奈良」売り込める 「観光プロデューサー」だと思います。
私は、その意味で「ランドオペレーター」という言葉を使っています。
> 奈良県観光連盟と奈良市観光協会が今すぐにでも合併して、不要な人材を、
> 淘汰し、浮いた財源で本当に、競争力のある奈良の集客力を内外の送り出し側
> 旅行社に売り込める人材を雇うことでしょう。
これには大賛成です。 「観光プロデューサー」としてのランドオペレーターが、大阪などとも手を結んで、大々的に奈良を売り出さなければなりません。
昨日、奈良にもできるという東京の「マリオット・コートヤード」に泊まり、外国人客の多さに驚きました。(7/29付のプログ記事をご覧下さい。)
こういう素材をうまく使い、世界に関西を、そして奈良を売り込んでいただきたいと思います。そのために必要なのは人材ですが、コアになる人をヘッドハンティングするのが早道だと思います。
今年夏まで北海道にいて、ランド・オペレーターの役割の重要性と悩みを強く認識しました。
『訪日観光客の観光地やショッピングコース、ホテル、食事どころを上手く組合せ、売り出し側旅行社に 「より付加価値の高い奈良」を売り込める「観光プロデューサー」』の登場を熱望します。
今年は、中国大陸の訪日観光客が激増しています。帰国者の声として、日本人のホスピタリティー(接客態度や親切さ)への高い評価が聞こえてくる一方、問題も顕在化してきています。
ここ数年は非常に大切な期間だと思っています。
> 日本人のホスピタリティー(接客態度や親切さ)への高い
> 評価が聞こえてくる一方、問題も顕在化してきています。
やはり、そうですか。
> 「より付加価値の高い奈良」を売り込める
> 「観光プロデューサー」の登場を熱望します。
同感です。というより、今までいなかったのが不思議なくらいです。
これまでは、出発地の旅行社が集客もプランニングもやり、現地ではいろんな業者が勝手に動いていました。
奈良の価値をよく知った人が、うまくプランニングして観光資源を組み合わせ、奈良を売り出すことが必要です。
「奈良ランドオペレーター構想」は、何としてでも実現しなければ。
>>国内他府県や海外に対し、地元の観光素材を提供したりツアーや観光コースを企画・提案したり、
>>また来県客を(直接・間接に)サポートしたり、という役割を担う人(または組織)のことだ。
ランドオペレーターがどういう組織かはよくわかりませんが、奈良観光を成功させるには、老若男女の誰もが参加できる組織(NPO)が必要です。
ネットで奈良を調べてきましたが奈良に関するブログが意外とたくさんありました。しかし・・・それぞれが個人の力だけで終わっています。「奈良観光を成功させる」と言う目的を持つ方はたくさんいらっしゃるのに、奈良観光の組織がないので個人がバラバラです。
個人の力では少しの結果しか出せません。組織化できたら多くの結果を出せます。
私は奈良観光がまずする事は「奈良の魅力の情報発信」だと言いました。その情報発信も組織化して情報発信すればより多くの情報発信、より満足度の高い情報発信が可能になります。
tetsudaさんはお知り合いが多そうです。ネット以外で普段から仲間とグループを作ってお話されているのですか?なら県民電子会議室のように?
なら県民電子会議室に参加しようと思っていたのですが・・・・書き込み不可になってしまった事が非常に残念でなりません。
> 奈良観光を成功させるには、老若男女の
> 誰もが参加できる組織(NPO)が必要です。
ランドオペレーター(観光プランナー)を組織化できれば、奈良の観光は飛躍的に伸展すると思います。
> 奈良観光がまずする事は「奈良の魅力の情報発信」だと言い
> ました。その情報発信も組織化して情報発信すればより多く
> の情報発信、より満足度の高い情報発信が可能になります。
それは間違っていませんが、組織化したからといって、発信する情報のコンテンツが良くなるわけではありません。ブログでもツイッターでもいいので、質の高い情報をどんどん発信すべきです。
> ネット以外で普段から仲間とグループを作って
> お話されているのですか?なら県民電子会議室のように?
そうです。「奈良を良くしたい」という仲間が、私の周囲にはたくさんいますので。先日も、ポスト1300年祭のことで、熱い議論をしたばかりです。「なら県民電子会議室」は、役割を終えて終了となりましたが。
yugiさんも、ボランティア団体などに入って活動していると、そのうち仲間がたくさんできますよ。
>>コンテンツが良くなるわけではありません。
サッカーの日本代表は・・・
同じ目的を持ち、
岡田監督が全体をまとめ、
戦略・戦術を作り、
組織を作り、
(★)選手がポジション各所の仕事をする
から勝てるのです。
逆に、選手個人が好きな事をしているとどうなるでしょうか?「俺はロングシュートが好きだ」「俺はヘディングシュートが好きだ」「俺はドリブルが好きだ」では勝てません。
野球でも、選手個人がホームラン、ヒット、バントを好き放題に行い、個人プレーしていては勝てません。
奈良は個人プレー(★)からはじめています。チームプレーができていないからいつまでたっても京都や大阪に勝てないのです。
奈良県民がチームや組織のすごさに気づき、できるだけ早くチームや組織を作ってほしい。言うだけなら簡単ですが、それでも言います。
平城遷都1300年祭のような盛り上がりは今後何十年もないですから。
>>ブログでもツイッターでもいいので、
>>質の高い情報をどんどん発信すべきです。
おっしゃるとおりです。私も人に情報発信を言うだけではなく、ブログを作って情報発信します。