『ミシュランガイド奈良2022特別版』に掲載された101ヵ店を1軒ずつ訪ね、当ブログで紹介している。今回紹介するのは、一つ星に輝いた「小粋料理 万惣(まんそう)」(奈良市鶴舞東町 2-26)だ。
学園前駅からまっすぐ北へ、ならコープ学園前店の角を東に折れた(坂を下りた)コナミスポーツクラブ学園前店のお向かいのビル2階にある。12/14(水)18時半過ぎ、知人のSさんなど総勢5人でカウンターに陣取った。
最初の一品、カブラ蒸し
具は帆立貝、椎茸、ギンナン
マスターの長田耕爾さんからは「ずいぶんお久しぶりですね、10年ぶりくらいではないですか?」。あとで調べてみると、2011年10月にお邪魔し当ブログで紹介していたので、実に11年ぶりということになる。
赤膚焼とガラスが合体!小粋なワイングラスだ
その頃に出版された『ミシュランガイド 京都・大阪・神戸・奈良 2012』に一つ星の店として紹介されたので、会社のもと上司だったMさん(お店の常連さん=当時)が連れて行って下さったのだ。
柿好きにはたまらない(=トップ写真)、小鉢の中には松前漬
おお、セコガニ(メスのズワイガニ)のほぐし身が詰まっている!
その後も長田さんとはFacebookでつながっていたので、そんなに間隔が空いていたとは気づかなかった。今月の初め頃に「体調を崩した」とお書きだったので少し心配していたが、見たところは相変わらずお元気そうだった。
特上の白味噌を使った白味噌椀が出てきた、具はマダラの白子、舞茸、チシャなど
蓋の裏の絵は、見る角度を変えると、色が変わって見える
年明けには4年ぶりに「大新年会」をされるそうだし、「来ないやつは、はみご(仲間はずれ)だ〜!!」とあるので、もしご招待状をいただけるのであれば、ぜひ出席させていただきたいものだ。2022年のミシュランには、このように紹介されていた。
昆布締めしたカンパチ、ヒラアジとアオリイカ、たまらなく美味しい
茶碗蒸しには、このわた(ナマコの内臓の塩辛)が入っていた
熟練の技を持つ長田耕爾氏は、奈良料理界の重鎮。献立に創意工夫を重ね、気さくにもてなす。初夏からの鱧料理を得意とし、鱧のすき鍋は名物。握りすしを欠かさないのも特徴の一つ。風呂吹き大根にフォワグラ、柿の白和えにレーズンバターといった品に和洋の感性が生きる。ジャズが流れる空間も小粋だ。
笹カレイ。身は風干しして焼いたもの、骨は唐揚げされていた
蒸しアワビ。ソースはアワビの肝から作られていた
フグと湯葉の唐揚げ
なお2012年版には、このように記されていた。
ジャズやサーフィンをこよなく愛する店主。フランシス・コッポラに呼ばれて日本料理を披露した経験もある。ここの魅力はカウンターで食す割烹料理。割いたり、煮たりと、主の熟練した手さばきを間近に見ることができる。
寿司も美味しい!米はコシヒカリだった
なんと!これはフランス直送「PECHEMIGNON パティシエ夫婦」のシュトレーンに生ハム
そぎ板に記された品書きには食材とその産地のみ。梅雨入りの頃から出始める鱧は目の前で骨切りし、焼き霜や鍋など、客の好みに合わせて調理する。秋が深まった頃に仕上がる手間暇かけたカラスミは、常連客の楽しみの1つだ。
次から次へと、逸品が流れるように繰り出される。今回はそれにワインを合わせた。家では全くワインを飲まないのに、外では不思議とワインが進む。
長田さん、また腕をお上げになったのではありませんか、ごちそうさまでした。Sさん、良い機会を作っていただき、ありがとうございました。皆さんも、ぜひお訪ねください!
※お店の公式HPは、こちら、食べログは、こちら
学園前駅からまっすぐ北へ、ならコープ学園前店の角を東に折れた(坂を下りた)コナミスポーツクラブ学園前店のお向かいのビル2階にある。12/14(水)18時半過ぎ、知人のSさんなど総勢5人でカウンターに陣取った。
最初の一品、カブラ蒸し
具は帆立貝、椎茸、ギンナン
マスターの長田耕爾さんからは「ずいぶんお久しぶりですね、10年ぶりくらいではないですか?」。あとで調べてみると、2011年10月にお邪魔し当ブログで紹介していたので、実に11年ぶりということになる。
赤膚焼とガラスが合体!小粋なワイングラスだ
その頃に出版された『ミシュランガイド 京都・大阪・神戸・奈良 2012』に一つ星の店として紹介されたので、会社のもと上司だったMさん(お店の常連さん=当時)が連れて行って下さったのだ。
柿好きにはたまらない(=トップ写真)、小鉢の中には松前漬
おお、セコガニ(メスのズワイガニ)のほぐし身が詰まっている!
その後も長田さんとはFacebookでつながっていたので、そんなに間隔が空いていたとは気づかなかった。今月の初め頃に「体調を崩した」とお書きだったので少し心配していたが、見たところは相変わらずお元気そうだった。
特上の白味噌を使った白味噌椀が出てきた、具はマダラの白子、舞茸、チシャなど
蓋の裏の絵は、見る角度を変えると、色が変わって見える
年明けには4年ぶりに「大新年会」をされるそうだし、「来ないやつは、はみご(仲間はずれ)だ〜!!」とあるので、もしご招待状をいただけるのであれば、ぜひ出席させていただきたいものだ。2022年のミシュランには、このように紹介されていた。
昆布締めしたカンパチ、ヒラアジとアオリイカ、たまらなく美味しい
茶碗蒸しには、このわた(ナマコの内臓の塩辛)が入っていた
熟練の技を持つ長田耕爾氏は、奈良料理界の重鎮。献立に創意工夫を重ね、気さくにもてなす。初夏からの鱧料理を得意とし、鱧のすき鍋は名物。握りすしを欠かさないのも特徴の一つ。風呂吹き大根にフォワグラ、柿の白和えにレーズンバターといった品に和洋の感性が生きる。ジャズが流れる空間も小粋だ。
笹カレイ。身は風干しして焼いたもの、骨は唐揚げされていた
蒸しアワビ。ソースはアワビの肝から作られていた
フグと湯葉の唐揚げ
なお2012年版には、このように記されていた。
ジャズやサーフィンをこよなく愛する店主。フランシス・コッポラに呼ばれて日本料理を披露した経験もある。ここの魅力はカウンターで食す割烹料理。割いたり、煮たりと、主の熟練した手さばきを間近に見ることができる。
寿司も美味しい!米はコシヒカリだった
なんと!これはフランス直送「PECHEMIGNON パティシエ夫婦」のシュトレーンに生ハム
そぎ板に記された品書きには食材とその産地のみ。梅雨入りの頃から出始める鱧は目の前で骨切りし、焼き霜や鍋など、客の好みに合わせて調理する。秋が深まった頃に仕上がる手間暇かけたカラスミは、常連客の楽しみの1つだ。
次から次へと、逸品が流れるように繰り出される。今回はそれにワインを合わせた。家では全くワインを飲まないのに、外では不思議とワインが進む。
長田さん、また腕をお上げになったのではありませんか、ごちそうさまでした。Sさん、良い機会を作っていただき、ありがとうございました。皆さんも、ぜひお訪ねください!
※お店の公式HPは、こちら、食べログは、こちら
ご指摘のとおり、長田さんは奈良料理界の重鎮ですが、学園前「あらき」の大将とも大変お親しく、荒木さんのことを「あらちゃん」と呼んでおられます(笑)。「万惣」は個性的な創作料理、「あらき」は伝統的な京料理という感じですが、おすすめの日本酒はかなりタイプが異なり、長田さんのおすすめは端麗辛口、荒木さんのおすすめは「花巴」「凱陣」などボディのあるタイプですね。料理との組み合わせの妙でしょうか。
今年もいよいよ残り少なくなりました。寒さ厳しくなる中、御自愛の上、よいお年をお迎えください。
長田さんと荒木さんがご友人とは、初めて知りました。料理人としてのタイプは、全く違いますね。
万惣さんは「学園前駅から遠いな」というイメージを持っていましたが、試しに歩いて行くと、全く遠くなかったです。これからは運動を兼ねて、せっせと通うことにいたします。
井上さんも、良いお年をお迎えください!
今朝は雪が舞い散っていました。寒くなりましたね。
今迄暖かすぎたので・・寒さ堪える(笑)
素敵なお店ですね。弟の家が近くみたいですので一度は行ってみたいお店です。店主の方がプロそのもの。。。メモメモ、記事も印刷させて頂きますね。
いつも有り難うございます。(2023.12.21)
> 今迄暖かすぎたので・・寒さ堪える(笑)
気温が体に馴染むのには、1週間かかるそうです。ここしばらくは、ムリされませんように。
> 弟の家が近くみたいですので一度は行って
> みたいお店です。店主の方がプロそのもの
ご店主の長田さんは、素晴らしいウデの持ち主です。きっとご満足いただけると思います。弟さんたちと、ぜひご一緒に!