tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

真田庵は花まっ盛り!

2009年04月29日 | 九度山町
真田庵(正式名称は善名称院:ぜんみょうしょういん)は、九度山(和歌山県伊都郡九度山町)にある尼寺で、真田幸村の屋敷跡。牡丹の名所として知られる。4/26(日)に訪ねると、境内は牡丹真っ盛りだった。以下にその一部を紹介する。
※参考:もてなしの街・紀州九度山で人形巡りと真田祭(JanJan)
http://www.news.janjan.jp/area/0904/0904292378/1.php





Wikipedia(善名称院)によると、このお寺は《和歌山県九度山町にある高野山真言宗の寺院。真田昌幸・信繁の隠棲時代の屋敷跡。和歌山県の史跡に指定されている。別称は真田庵(さなだあん)。牡丹の名所としても知られ、城郭風の本堂の八棟造も有名である》。文中の信繁とは、真田幸村の本名(=歴史上、正しい名前。「幸村」は講談や小説に出てくるいわば「芸名」)である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%84%E5%90%8D%E7%A7%B0%E9%99%A2


背景は真田庵の宝物資料館

《慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦いで西軍に属して敗れた真田昌幸・信繁父子は、女人禁制の高野山に配流の身となった。しかし、妻を連れていたために九度山に移され蟄居生活を送った。善名称院には、その屋敷があったと伝わるが、屋敷は遍照寺の近くにあったという説もある》。



《その後、寛保元年(1741年)に九度山出身の大安上人が、真田昌幸の墓所に地蔵菩薩を安置した一堂を創建した》。



牡丹はこのような咲きっぷりなので、おそらく真田祭りの頃(5/4~5)には散ってしまっているだろう。しかし、ご心配なく。境内には牡丹以外に、こんなに多くの花があるのだ。


境内のあちこちにミヤコワスレ(都忘れ)が咲く


ダッチアイリス(オランダアヤメ)。ひろこさんに名前を教えていただいた、深謝


同じくダッチアイリスの色違い

真田庵周辺の町なかにも、たくさんの花が咲いている。九度山の「町家の花めぐり」をしてみると…。



九度山町の紹介が、「柿の葉寿司 九和楽」のHPに出ているので引用する。《世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道 その一つに高野街道の町石道(ちょういしみち)があります。その登山口が和歌山県伊都郡九度山(くどやま)町です》。




清楚なオオデマリ(大手鞠)。いずれも松山常次郎記念館前で

《天照大神(あまてらすおおみかみ)の妹君、丹生都比売大神(にゅうつひめおおみかみ)が此の地に米作を伝えた時始めて竈(おくどさん)を据えた所でおくどさん(お九度山)》。


こちらはテッセン



《高野山の開祖弘法大師が女人禁制の修業の地と定めた高野山に,遠く四国より訪ね来た母に、我が母も例外では無いと結界外に庵を築き母君にお住み頂き、月の内九度,母のもとに参ります(九度の山)と約束をしたとか》。


こんな大きなフジが藤棚から垂れ下がっていた

《弘法大師のお母君をお祀りしているのが、慈尊院(じそんいん)です。このお寺から 石塔を1町(109m)ごとに高野山の根本大塔まで180本と、根本大塔から奥の院までの37本が建てられました。此が高野街道町石道です》。


ヤマフジは至る所で見かける。いっそ「九度山の花」にしてはどうだろう

以上、九和楽(くわらく=食うは楽の意)のHPから引用させていただいたが、ここの柿の葉寿司が美味しいのだ。鯖はやや厚めで、酢の味も濃い「しっかり味」。柿の葉も、地元の葉にこだわっておられる。HPには《南海高野線の九度山駅より西へ、時間に追われる方は、ただひたすら黙々と、ゆとりのある方は、ぶらりぶらりと、途中5百メートルくらいの所に『柿の葉寿司 九和楽』があります。6百メートルには真田庵(真田幸村親子をお祀りしているお寺)があります。真田庵から慈尊院までは早い人で5分、ユックリ歩いて30分》。
※柿の葉寿司 九和楽のホームページ
http://www.kuwaraku.jp/



この柿の葉寿司を私は「招福庵」で買い求めたが、もちろん「柿の葉寿司 九和楽」でも買える。九和楽は《売り切れ御免の小さな店です。行列が出来るほどこしらえていません。前日までに予約を頂ければ有り難いです》ということだ。
※招福庵のホームページ(紀州九度山 六文銭)
http://kisyu-kudoyama-rokumonsen.com/index.html

これから5/5にかけて、九度山町は観光のピークを迎える。人形めぐりに加えて、5/4~5には真田祭りが催されるからだ。駐車場が増えたとはいえ、ピーク時には、とても間に合わない。公共交通機関(南海高野線・九度山駅から徒歩10分)をご利用になり、ぜひ町をお訪ねいただきたい。

※参考:九度山の人形めぐりは、こんなに楽しい!(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/fedb0180abb05b57fa3c491ed8c73891

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ピザハウス Mieux(ミュー) | トップ | ならまちで昼食を(10)囲炉... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
真田庵 (かぎろひ)
2009-04-29 21:40:57
連日の九度山情報ありがとうございます。
真田庵は、私も昨日28日立ち寄ってきました。黄色の牡丹が珍しいと思いました。
さて、私の実家からお出しした人形は、梅下さんで飾っていただいています。明治41年のお雛様と並べて飾ってくださっていました。
お世話してくださったO氏は、なんとtetsudaさんと同級生だそうですよ。世間は狭い、九度山はなお狭い、という感じですね。
「日々ほぼ好日」のこともお知らせしておきました。たぶん見ていらっしゃると思いますので、そのうちコメントがあるかもしれません。

私は真田祭には行けそうにありません。ご報告を楽しみにしております。
返信する
お雛さま (tetsuda)
2009-05-01 05:51:31
かぎろひさん、コメント有り難うございました。貴HPの掲示板に、なかなかコメントが返せなくて、失礼しています。

> 私の実家からお出しした人形は、梅下さんで飾っていただいて
> います。明治41年のお雛様と並べて飾ってくださっていました。

そうでしたか。明治40年代と41年が並んでいるのですね、ぜひ拝見して写真に撮ってきます。お世話されたのが同級生とは、奇遇です。

> 真田祭には行けそうにありません。ご報告を楽しみにしております。

了解しました。今年はたっぷり時間を取りました。後日、当ブログで報告させていただきます。
返信する
一度行きたい! (ひろこ)
2009-05-03 21:23:46
九度山って行ったことがないのですがこちらのブログを拝見しているととても行きたくなってきました。お花とおいしいものには目がないので・・・
それにしてもtetsudaさんのお写真はいつも素敵ですね。特に花の写真はすばらしいです!ただ、花の名前はあまりお詳しくてはおられないのかな?「カキツバタ?」とおっしゃる写真はダッチアイリス(オランダアヤメ)ですね。その下のキショウブと書いておられるのも同じくダッチアイリスの色違いの品種です。「いずれがアヤメ、カキツバタ」なんて言われるように甲乙つけがたいとともに、これらの仲間は外来種含め種類が多いうえに見分けがつきにくいですね。カキツバタは水辺や湿地を好み花弁がもう少しふっくらたれんとしています。葉も根元からしゅうっと伸びて柔らかな感じです。キショウブもカキツバタと生育地や花の形は似ていて、葉が長く葉の中央にはっきりした脈が目立ちます。しょうもない蘊蓄ですが参考になりましたらば。
返信する
援軍あらわる (tetsuda)
2009-05-05 19:25:39
ひろこさん、コメント有り難うございました。

> 九度山って行ったことがないのですがこちらのブログを
> 拝見しているととても行きたくなってきました。

九度山最大のイベント「真田祭り」は本日終了しましたが、ブログに書きました真田庵、世界遺産の慈尊院と町石道など、素朴ながら見どころがあります。いちどお訪ね下さい。

> 「カキツバタ?」とおっしゃる写真はダッチアイリス
> (オランダアヤメ)ですね。その下のキショウブと書いて
> おられるのも同じくダッチアイリスの色違いの品種です。

おお、援軍あらわる! 有り難うございます、早速、加筆修正しておきます。アヤメの仲間は、みんな同じ顔に見えてて見分けがつきませんでした。花の写真は大好きなのですが…。私が名前を書かない花は、自信のない花です。ぜひ、お気づきの都度、コメントいただきたく。
返信する

コメントを投稿

九度山町」カテゴリの最新記事