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tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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五感で楽しめるハス、生蓮寺(五條市)副住職が育成中/毎日新聞「やまと百寺参り」第7回

2019年05月27日 | やまと百寺参り(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は『奈良百寺巡礼』(京阪奈新書)の発刊にあわせ毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまと百寺参り」を連載している。先週(5/23)掲載されたのは《「博士」が育てるハス/生蓮寺(五條市)》、執筆されたのは株式会社まつもり社長で同会理事の松森重博さん。
※トップ写真は生蓮寺(写真提供=同寺)

ボタンとシャクヤクが終わり、次はアジサイとハスの季節。その名も生蓮寺(五條市)では、120種・300鉢ものハスを育成している。ハスを育てている高畑副住職は、生命科学博士なのだという。では記事全文を紹介する。

奈良県北部から南へ、京奈和自動車道が延伸して、五條市は時間的にずいぶん近くなりました。その五條市の大和二見駅近くに、寄足山(よらせざん)生蓮寺(しょうれんじ)があります。

本堂には立派な子安地蔵があり、弘法大師が「晴れ祈願」したところから「晴れ祈願の地蔵様」として有名です。整った顔立ちのお地蔵像で「よらせの地蔵さんにべべ着せて奈良の大仏婿に取る」と歌われました。

また生蓮寺は寺名にも「蓮(はす)」が入っていますが、ハスで有名です。花は6月頃から蓮は咲き始め、普通4日間咲きます。境内の大鉢は120種300鉢を数え、順々に咲いていきます。昨年7月には良いことが起こるという双頭のハスが咲きました。

普通、蓮はお盆までで咲き終わります。ところが生蓮寺のハスは、9月の彼岸まで咲く種類もあります。副住職の田畑公紀さんが生物学で博士号をとられ、「見る、育てる、味わう、五感で楽しむ蓮図鑑」(淡交社)という本も書かれ、今も蓮の改良に努められているからです。

ハスは朝早くから咲き、昼ごろまでが見ごろです。生蓮寺では、6月15日から7月末まで、早朝から門が開けられ自由にお参りできます。駐車場も十分ありますので自動車が便利です(奈良まほろばソムリエの会理事 松森重博)。

(宗派)高野山真言宗
(住所)五條市二見7-4-7
(電話)0747・22・2218
(交通)JR大和二見駅から徒歩7分
(本堂拝観)9時から17時
(駐車場)有(無料)


ハスの季節には、ぜひ生蓮寺にお参りください!

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