tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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毎年4月24日は帯解寺で「小野小町忌」/毎日新聞「やまと百寺参り」第2回

2019年04月23日 | やまと百寺参り(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、毎日新聞奈良版に毎週木曜日、「やまと百寺参り」を連載している。4月11日(木)付で掲載されたのは「遺徳しのぶ小野小町忌/帯解寺(奈良市)」だった。執筆されたのは同会会員の倉本尚美さん。「小野小町忌」は毎年4月24日に開催されるので、もう明日に迫っている!急いで内容を紹介すると、

日本最古の子授け安産霊場、帯解寺(おびとけでら)。本尊は木造子安地蔵菩薩半跏(はんか)像で、国の重要文化財に指定されています。平安時代の八五八年、第55代文徳天皇と染殿(そめどの)皇后がこのお地蔵さまに子授け祈願をされ、第56代清和天皇を安産されました。喜ばれた天皇・皇后は伽藍(がらん)を整え、寺号を「無事腹帯が解けたお寺」として、帯解寺と名づけられました。

毎年4月24日、寺では小野小町(おののこまち)忌(き)が営まれます。平安時代の歌人・小野小町をしのぶ法要です。江戸時代の『南都名所集』巻8には、同寺が掲載されている絵の中に「小町之宮」が紹介されています。現在ではその推定地(寺南側の駐車場)に小町之宮が建立され、小野小町像が安置されています。

当日は14時から小町之宮の前で、一山の僧侶が出仕し法要が営まれます。法要のあと日本舞踊坂本流の名取・坂本晴千翠(はるせんすい)さんが「七小町の舞」の舞踊を本堂南側回廊で披露されます。春の陽気に包まれた一日、小野小町に思いをはせてはいかがでしょう。(奈良まほろばソムリエの会 倉本尚美)

(宗派)華厳宗(住所)奈良市今市町734(電話)0742・61・3861(交通)JR帯解駅から徒歩約5分、またはJR・近鉄奈良駅からバス「下山」下車、徒歩約10分(拝観)400円・秘仏公開中は500円(駐車場)有り(無料)


坂本晴千翠さんの「七小町の舞」とは、どんな舞踊なのだろう。ぜひ、明日は帯解寺にお参りください!

コメント (2)
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