tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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談山神社・春のけまり祭は4月29日(昭和の日)/毎日新聞「ディスカバー!奈良」」第61回

2018年04月21日 | ディスカバー!奈良(毎日新聞)
談山神社(桜井市多武峰)の春のけまり祭は、毎年4月29日(昭和の日)に開催される。NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」が毎週木曜日に掲載している「ディスカバー!奈良」、4/12(木)に掲載されたのは「優雅なけまり祭 桜井市の談山神社」、執筆されたのは桜井市在住の雑賀(さいが)耕三郎さん。雑賀さんは長年、同祭の写真を撮り続けている。今回の写真は、まさに会心の作である。では、全文を紹介する。
※写真は全て雑賀さんの撮影

優雅なけまり祭 桜井市の談山神社
談山神社(桜井市多武峰)は春と秋に、「けまり祭」を開催しています。演者の男女は華やかな伝統衣装に身を包み、「アリ」「ヤア」「オウ」と独特の声を掛け合いながら、一つの鞠(まり)をけりまわします。鹿革で作られた鞠は紙風船のように軽いものですから、微妙な風で揺れ動きます。雨が降ればできませんし、お天気が良すぎても地表に微妙な上昇気流が生まれ、条件が悪くなるそうです。

京都蹴鞠保存会の演者が「優雅さにひかれ入会しましたが、1年間は見習いでした。試験に合格して会員になれました」と話してくれました。見習いの初めは歩くことからで、歴史も勉強し、その奥深さが感じられます。談山神社の春のけまり祭は4月29日(昭和の日)、秋の祭は11月3日(文化の日)、いずれも神社の境内で行われます。
■メモ■ 談山神社へは桜井駅からバス20分(奈良まほろばソムリエの会理事 雑賀耕三郎)。


「鹿革で作られた鞠は紙風船のように軽い」というのは、驚きだった。革張りなので重そうなイメージがあるからだ。また雑賀さんのFacebookによると《「見習いは蹴る練習からですか」と尋ねると、「いやいや初めは歩く練習だけです。けまりの歴史も勉強しました」とのことで、その奥深さが感じられました》、これは大変だ。

当日は混雑しそうなので、ご見学の方はぜひお早めに現地入りしてください!



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