tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

お好み 太郎(小西さくら通り)が閉店!

2016年08月09日 | お知らせ
近鉄奈良駅前・小西さくら通り商店街に入ってスグのところにあった「お好み 太郎」(奈良市西御門町29-4)が閉店した。東向商店街の「おかる」、三条通の「かめや」と並んで地元民に愛されてきた「太郎」が、突然、2016年7月29日(金)をもって43年間の歴史を閉じたのである。閉店の理由は不明だ。こないだは筋向かいの文房具屋さんが閉店して建物が取り壊されたばかりだったので、「今度は太郎も…」と残念な気持ちで一杯である。

太郎は派手さこそないが、いつ行っても常連さんが来られていて、地元にとけ込んだという印象の店だった。お持ち帰りの常連さんも多かった。2階があったので、ちょっとした宴会にも使えた。そういえば何年か前には、お好み焼きが主体の居酒屋「平乃家(ひらのや)」(小西町1-6)も閉店した。



奈良に移り住んで約40年になる。近鉄奈良駅~JR奈良駅界隈の商店を見ていると、古くからあったお店が姿を消し、ファストフードや外食チェーンの店が増えるという傾向にあり、これでは奈良に来られた観光客にとっても、ずいぶん味気ないことだろう。中心市街地の活性化がいわれて何年にもなるが、老舗がなくなってチェーン店が入るような活性化では、意味がない。

奈良県は人口あたりの飲食店数が全国で最も少なくて、人口1万人あたり30ヵ店だ(日本で最も多いのが沖縄県で、1万人あたり68ヵ店もある)。「大阪で勤務して、そこで食べて帰る人が多いから」「外食より家で食べることを好む堅実な県民性がある」などといわれるが、観光県でもあるので、これ以上減ることは誘客面でも不利になる。県民の皆さん、もっと地元で外食しましょう!
コメント (2)
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