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tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

万博も開幕し、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

真田丸(9)駆引

2016年03月12日 | 真田丸(NHK大河ドラマ)
日曜日(3/6)、NHK真田丸「第9回駆引」を見た。NHKのHP「あらすじ」によると、

北条・上杉の双方を信濃から撤退させることに成功した昌幸は、自らが大名となるべきか、あるいは国衆たちによる独立国家を作るべきか、大きな決断を迫られていた。いずれにしても、反目する室賀正武の協力が不可欠であった。一方、信繁は、手段を選ばない父への割り切れない思いが消えない。梅の一言をきっかけに、信繁は誰にも思いもよらない「命を損なわない戦」のための策を練る。

信濃は昌幸の暗躍により、北条と上杉が撤退し空白地帯となった。「おお、うまいことを考えたものだ」と思いきや、今度は徳川が真田を裏切り、北条と手を結ぶ。そして、真田の領地は徳川と北条が分け合うことになる…。まるでオセロゲームのように場面がくるくると展開し、真田はエライことになった。そこで信繁が動く、というところで今回はおしまいになった。信繁はどんな手を打つのか、これは次回(3/13)のお楽しみである。毎回、ちゃんと追っかけていかないと、頭がごっちゃになる。では最後に、「大河ドラマ特集 注目の見どころ応援サイト」から、筋書きを拾っておく。

北条家の殿(しんがり)として真田の郷に残った真田昌幸は、生き残るために懸命に知恵を絞るのだった。織田家は退き、北条家は矛先を変えて徳川家を攻めているが、上杉景勝は動かない。したがって信濃はぽっかりと空き、そこで真田昌幸は大名なしの国衆が治める国を目指そうとしていた。

反目していた室賀正武とも手を結び、小県の国衆はまとまり始める。甲斐に進出した徳川家康は北条氏直に攻められ、本多正信の進言で、真田家と手を結ぶことを決めた。約定は信濃一郡と上野の沼田城を真田領として進呈すること。これによって真田昌幸は北条家から徳川家に寝返る。軍議の場では真田信繁の「甲斐を攻める北条の兵站を断つ」という策が、真田軍が小諸城を押さえることで成功した。

「北条に泡を食わせ、徳川に恩を売る」ことができ真田屋敷に凱旋したところで、急を知らせる書状が届く。なんと今度は徳川家が真田家との約束を反故し、北条家と和睦して甲斐・信濃・上野を両軍で分け合うという約定を結んだのである。そこには真田の領地も含まれていた。
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真田丸(8)調略

2016年03月06日 | 真田丸(NHK大河ドラマ)
先週の日曜日(2/28)、真田丸「第8回調略」を見た。NHKのHP「あらすじ」によると、
※トップ画像はNHKのホムページ(フォトギャラリー)から拝借

北条氏政(高嶋政伸)と上杉景勝(遠藤憲一)。織田軍が撤退した後の信濃をめぐって、川中島を舞台とした大大名同士の直接対決が迫る。真田昌幸(草刈正雄)は上杉に臣従したように見せかけ、北条への寝返りを図る。昌幸の命を受け信繁(堺雅人)は上杉軍に潜入。旧武田家臣の春日信達(前川泰之)への調略に挑む。父の期待に応えようと奮闘する信繁。しかし、昌幸の策には、信繁にも明かされていない真の狙いが隠されていた…

おそらくこのドラマを半ばから見た人は、何が何だか分からなくなったことだろう。裏切りと騙し合いの総合商社なのだから。まるで狐と狸の化かし合いだ。

最後のあたりの本多正信(近藤正臣)の「もしそうなら、真田安房守(昌幸)は兵を一兵も使わずに信濃から上杉も北条も追い出したことになりますな」というセリフが利いている。真田昌幸は、スゴイ謀略家だったのだ。まぁこんな化かし合いをしなければ、小大名というのは生き残れなかったのだろう。

私も頭がこんがらがって、第8話のストーリーを正確に紹介する自信がない。前回同様、詳しい筋書きを「新米パパの子育てエブリディ」から拾っておく。

北条は上野を奪った勢いで二万の大軍で越後に侵攻。そのすきに徳川は甲斐に触手を伸ばしたため、北条、徳川、上杉が旧武田領をめぐって争奪戦を繰り広げているという状況。まず信繁、信尹の2人が春日信達に調略を仕掛けます。信達は上杉に仕えているものの、処遇に不満を持っているというところが狙い目。さぐりを入れると信達はもう一押しで寝返る気配。信繁はその一押しをやらせてくれと信尹に頼みます。

信繁は言葉巧みに信達が北条に寝返るよう迫りますが、あえなく失敗。信尹は「少々理屈が立ちすぎたな。」と信繁に言います。昌幸は調略の結果を待っていては機を逃すと考え、連絡を待たず北条氏直のいる小諸城に向かいます。昌幸は小諸城に着くと、北条の家臣たちが居並ぶ広間で氏直と対面。「敵方の武将、春日信達を味方に入れた」と嘘をつきます。

氏直が、春日ごときの力を借りる必要はないと息巻いているところへ、父の氏政が登場。氏政は昌幸を歓迎し、勝利の暁には信達に海津城を与えるとの書面が欲しいという昌幸の要望に応じ、昌幸に渡します。北条は小諸城を出陣、三万近い大軍で進軍し、対する上杉は海津城に七千の軍勢を集めます。

その矢先、昌幸が北条についたことがすぐに上杉景勝にバレてしまい、信尹が呼び出しをうけます。信尹は昌幸の不始末をわび、信春(信繁)と一緒に越後に骨を埋める覚悟だといって頭を下げその場をしのぎます。

昌幸の見切り発車で信尹と信繁は焦ります。信尹は、すぐに春日信達を見つけ出し、「北条は、この戦に勝てばそなたに海津城を正式に返すと仰せだ」と告げ、信達を寝返らせることに成功します。

真田を味方につけた北条軍と上杉軍は、千曲川を挟んでにらみ合います。北条氏直のもとに連れてこられた粗末な身なりの漁師が「上杉の大軍を目撃した」と言うのを聞き、氏直は動揺します。この漁師の正体は佐助でした。北条の見張りが上杉の陣で張り付けにされている信達を発見します。これで春日の裏切りによる加勢があてにできなくなり、氏直は昌幸に怒りをぶつけます。

昌幸は平然として、「なおも三万の兵力があるから大丈夫」といえば、昌相も今上杉を叩くべきだと同調します。昌幸と昌相、両名から戦を勧められた氏直は、「ここは兵を引く。甲斐の徳川を目指す」と反対の結論を出します。昌幸がなおも戦は引き際が肝心と言って食い下がると、氏直は「しんがりはそなたに任せる」と言い捨てました。

実は、しんがりを命じられることまでを含め、ここまでの一連の流れは昌幸の思惑どおり。結局、北条が撤退すると、上杉も反乱を起こした家臣を鎮圧するため越後へ兵を引き上げました。

信達が北条の陣で張り付けにされていたのは、単に裏切りが発覚したからではありませんでした。これは、信尹が信達に北条氏直の花押が記された起請文を届けに行ったとき、信達の隙をついた信尹が刺殺したという事情があったのです。現場で信達から斬りかかってきたように見せかける細工をして、信尹と信繁はうまくごまかします。直江兼続は信尹らに疑いの眼差しを向けています。信尹は信繁に「からくりが発覚する前に」と真田屋敷に帰るよう指示を出します。信達をなびかせておいて、隙をついて殺し、裏切り者に仕立てる。巧妙な昌幸と信尹の手口に信繁はショックを受けました。

真田屋敷に戻った信繁は信幸に一部始終を語ります。そこへやって来た昌幸は、「すべて計略どおりだ。国衆たちが集まれば、一つの大きな力になる。われらだけの国を作るのだ」と昌幸は息子たちに言います。

甲府にいた家康は、北条が兵を引き甲斐へ向かったことを聞くと慌てます。この様子はコントのようでした。この一連の動きがすべて真田の策ではないかと気づいた家康。「もしそうなら、真田安房守は兵を一兵も使わずに信濃から上杉も北条も追い出したことになりますな」と正信は答えました。

味方の信繁にすら詳細を隠して行われた昌幸と信尹の謀略は、複雑かつ巧妙で仕組みを理解するのに時間がかかりました。これが真実なら昌幸は本当に天才ですね。今回はお笑い担当のようになっている家康サイドも登場し、真田丸にやや明るさが戻ってきました。切れ者の昌幸がとぼけた風の家康と今後どのような対決を見せるのかが、ポイントとなって来そう。次回も楽しみです。
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真田丸(7)奪回

2016年02月24日 | 真田丸(NHK大河ドラマ)

日曜日(2/21)、真田丸「第7回奪回」を見た。内容は「奪回失敗」なのであるが。NHKのHP「あらすじ」によると、
※トップ画像は、NHKのHP「フォトギャラリー」から拝借

本能寺の変後の混乱に乗じて、昌幸(草刈正雄)は領地の奪回を狙う。滝川一益(段田安則)と北条氏政(高嶋政伸)が戦っているすきに上州の沼田城と岩櫃城を取り戻す。信繁(堺雅人)は一益に人質に取られていた祖母とり(草笛光子)、きり(長澤まさみ)を救出するため小諸城に潜入。信繁の知恵で成功するかに思われたが…。勢いに乗る北条に周囲の国衆たちがなびく中、昌幸は上杉景勝(遠藤憲一)に会いに行くことを決意する。

今回は全く「虚々実々の展開」という言葉がピッタリと当てはまる。昌幸と信繁のトリッキーな動きがとても面白い。それは当記事の最後の「ストーリー」でお読みいただきたい。今回も草笛光子が光っていた。「ドラマなブログ」には、

今回は何といっても草笛光子さん演じるとりが大活躍でした。松の救出に続き、またしても人質の奪回に失敗してしまった堺雅人さん演じる信繁に対し、「信じる者に道は開ける」という名言を与えて元気づけます。

そして人質として木曽義昌に引き渡されて動揺する信繁らに対して、根拠のない安心感を与えたかと思えば、実は木曽義昌の恥ずかしい過去を知る存在として絶大な力を発揮。

人質の身ながら義昌にビンタをかまして信繁と長澤まさみさん演じるきりを解放させてしまった肝っ玉は圧巻でした。また、長澤まさみさん演じるきりの、うるさくてめんどくさい女っぷりが面白いですね。


単発のドラマなら、一直線に信州→関ヶ原→九度山→大坂の陣、と話が展開するところだが、大河ドラマは1年あるので、サイドストーリーというか、少し脇道にそれた「小ネタ」が面白い。脚本家の三谷幸喜の面目躍如といったところか。殺伐とした戦さの場面にはめ込まれた「日だまり」のようなシーンは、週末に家族でテレビを囲んで見るにはうってつけである。では今回の詳しいストーリーを「新米パパの子育てエブリデイ」から拾っておく。

天正10(1582)年6月18日、上野の神流川で北条軍と戦い、北条の大軍の前に敗北し総崩れとなった滝川軍は箕輪城へ敗走します。真田が領地を取り戻す絶好の機会。昌幸(草刈正雄さん)は人質に取られているとり(草笛光子さん)を救出するため、沼田城に兵を送り城を奪回します。ところが、肝心のとりは見つかりません。とりは滝川一益(段田安則さん)が箕輪城に引いた際、一緒に連れて行かれていたのでした。

昌幸は、沼田城を矢沢頼綱(綾田俊樹さん)、岩櫃城を信幸(大泉洋さん)に任せ、自身は信繁(堺雅人さん)を連れて箕輪城に乗り込みます。滝川一益は負け戦の最中、真田が沼田城と岩櫃城を取り返したことにまだ気づいていないだろうと見込んでの策ですが、ウソをついていると一益に知れたら大変ですね。

昌幸と信繁が箕輪城に入ると、真田が援軍に来たと誤解した一益が満身創痍の姿で出迎えます。一益は、これから本領の伊勢に帰る、滝川勢が無事に信濃を抜けるまでは人質のとりを預かっていたいと言います。昌幸は断れず、一益と別れの杯を酌み交わすことになります。

信繁は、 矢沢三十郎(迫田孝也さん)と城の奥に忍び込み、人質のとりときりを見つけました。「必ず助け出す」と約束し、信繁たちはいったん引き上げます。

昌幸が一益と酒を酌み交わしていると、一益が「岩櫃城と沼田城を二つとも返そうと思う」と話し出し昌幸は驚きます。一益は織田家の立て直しが急務であるとし、上野と信濃はそれぞれの国衆に返すというのです。酒宴が終わると、後ろめたい昌幸は信繁に事の次第を話します。「わしは嘘ばかりついているからな。このことが知れたら、一益様も怒りに火がつくだろう」 案の定、真田が沼田城と岩櫃城を奪回したことは一益の耳に入り、昌幸の嘘はすぐにバレてしまいます。

翌日、一益は箕輪城を出て、小諸城に入ります。小諸城には滝川の兵と小諸城の兵が入り混じっている。信繁はそこを狙い、とりたちを救い出す作戦です。夜、信繁と三十郎は城に忍び込み、小諸城の兵士に対しては滝川の家臣を装い、 人質の居場所を突き止めます。見張りの滝川の武士に対しては小諸城の兵に成りすまし、あと少しでとりときりを救い出せるところでしたが、結局素性がバレて一益に捕らえられてしまいました。真田は一益の信頼を失い、信繁、三十郎、とり、きりの四人は人質として木曽谷を支配する木曽義昌(石井愃一さん)の居城・木曽福島城に送られます。

義昌は人質を見回すと、横柄な態度で「いずれわしは大名になる」と豪語しますが、人質の中にとりの姿を見つけると表情を変えます。その後、義昌は信繁たちの部屋にやってくると、とりにあいさつし平身低頭しています。とりは義昌が子どものころからよく知っているような存在でした。結局、義昌ととりが話をつけ、とりは人質として残り、信繁はきりを連れて真田の郷に帰ることになります。

真田屋敷に帰った信繁は、またしても人質を連れ帰れず、すっかり自信をなくしてしまいます。信幸(大泉洋さん)は、奪回した岩櫃城と真田屋敷の留守まで任されて手いっぱいで信繁に何も言ってやることができませんでした。

その頃、昌幸は上杉景勝(遠藤憲一さん)に会いに行き、信濃は上杉に敵対しないと宣言します。「真田は、上杉の兵。力を合わせて北条から信濃を守りましょう」という昌幸に景勝は「わかった。共に戦おう」と答えます。景勝からよい返事をもらった昌幸は信尹(栗原英雄さん)と落ち合い、「頼んだぞ」と声をかけます。昌幸が上杉に近づいたのは、昌幸の計略だったのです。

真田屋敷に戻った昌幸は、とりの救出に失敗した信繁を叱りつけます。信繁がしくじるのは、勘に頼りすぎるからだ。でもくそ真面目な信幸と違い面白い。面白いお前にもう一つ仕事を任せようといい、密命を与えます。

昌幸は、元は武田家臣で今上杉家につかえる春日信達を調略し、北条に寝返らせろと信繁に言います。昌幸は表向きは上杉につき、裏では北条につこうという腹。これは北条に服属する際に真田を少しでも有利な立場にするための作戦でした。この調略は次回に続きます。
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真田丸(6)迷走

2016年02月21日 | 真田丸(NHK大河ドラマ)
先週の日曜日(2/14)、NHK真田丸「第6回 迷走」を見た。NHKのHP「あらすじ」によると、
※写真はNHKのホームページ「フォトギャラリー」から拝借

本能寺の変、直後の安土。信繁は松を連れ信濃へ逃げようとするが、明智兵に見つかってしまう。追いつめられた松は思わぬ行動に。真田の郷では、「信長公のあだを討つべし」と正論を主張する信幸に対して、昌幸の策は意表をつくものだった。一方、信長の死を知った北条氏政は、信濃に狙いを定め、北条への恐怖におびえる故郷に、信繁が悲しい知らせとともに帰ってくる。

明智方に追い詰められた松は、琵琶湖に大ジャンプ。ここで松は亡くなったのかと思いきや、番組の最後のあたりで粗末な小屋で農民に助けられた松が登場し、ホッとする。一方、滝川一益(織田方)への人質には昌幸の母「とり」(草笛光子)に頼むことに。とりのキッパリとした態度には、サムライの妻(および母)の気概が感じられる。

主君・信長を失って迷走する昌幸。織田につくか、北条につくかで迷うが、最後には「どんな手を使っても、真田を守り抜いてみせる。大ばくちの始まりじゃ」と、滝川と北条が戦っているすきに、岩櫃城と沼田城を奪い返すと宣言。これは次回が楽しみである。今回はブログ「新米パパの子育てエブリデイ」から、ストーリーを拾っておく。

「本能寺の変」から2日たち、安土城は明智軍に占拠されます。信繁たちは粗末な小屋に身を潜め、脱出する機会をうかがっていました。しかし、身を隠すには人数が多すぎたのかあっさり明智の兵に見つかってしまいます。信繁、三十郎、茂誠は必死の抵抗を見せ、人質は四方に散らばって逃げました。

松が明智の兵に囲まれ追い込まれたところを、佐助(藤井隆さん)が駆けつけて一度は敵兵の手を逃れますが、とうとう崖まで追い詰められてしまいます。行き場をなくした松は、琵琶湖に飛び込み行方知れずとなってしまったのでした。

信繁は、せめて松のそばにいたいという茂誠を残し、三十郎、佐助とともに信濃を目指します。そしてその途中、出浦昌相(寺島進さん)と遭遇。昌相は、信濃を脱出する織田家臣・森長可(谷田歩さん)を警護してきたのでした。信繁が「明智が天下を取るのか」と聞くと、昌相は「どれだけ味方を増やせるか。主人を不意打ちで襲った人間に付くものは少ないだろう」と答えます。昌相は、乱世だからこそ素っ破の流儀に値打ちが出るというのです。

真田屋敷に戻った信繁は、松を助けられなかった不手際を詫びます。これも人質の宿命だと、昌幸(草刈正雄さん)、信幸(大泉洋さん)は信繁に声をかけますが、薫(高畑淳子さん)は娘を失った悲しみから信繁を責めます。

この後、粗末な山小屋で粗末な服をまとった農民らしき男に助けられた松が画面に映し出されました。松は崖から飛び降りたにも関わらず、奇跡的に助かっていたのです。

伊賀越えの疲れを癒すため、家康(内野聖陽さん)が側室の阿茶局(斉藤由貴さん)に足をもませているところに、本多忠勝(藤岡弘、さん)がやってきます。明智討伐をする気はないという家康に、忠勝は驚きます。本多正信(近藤正臣さん)の進言もあり、北条との戦いに援軍を求めてきた滝川一益 (段田安則さん)に対して、「兵を出すと伝え、のらりくらりとやり過ごす」ことになります。

昌幸は、信長の死を知った一益に呼び出され人質を要求されます。すでに国衆を集め、上杉に付くとの方針を伝えていた昌幸は、どの勢力に付くべきか身の振り方に悩み、信幸(大泉洋さん)の意見を聞きます。信幸は「自分の意見が今まで採用されたことがないのに答える意味があるのか」とふてくされながらも、「織田につくべき」と答えます。昌幸は、「お前はまっすぐな男だ」と信幸をたたえるのでした。

昌幸は屋敷に国衆を集め、一益を盛り立てていこうと今後の方針を伝えます。ところが室賀正武(西村雅彦さん)が、昌幸を朝令暮改と批判し、一益ら織田勢を追い払い北条に仕えると言って国衆をまとめます。それを聞いた昌幸は「よかろう。では、われらは北条に従う」と答えます。昌幸の変わり身の早さにあぜんとする信幸。父の昌幸の言動に振り回され、長男の悲哀を感じさせる信幸を演じる大泉さんがいい味出していました。

6月13日。明智光秀が「山崎の戦い」で羽柴秀吉(小日向文世さん)に敗れます。秀吉は草履取りから己の才覚だけでのし上がり、一益によれば天下人に最も近い男。秀吉の勝利を見た北条は、5万の大軍で上野に攻め込みます。上野の滝川方の兵力は2万足らず、一益は真田に援軍を要請しますが、昌幸は動こうとしません。

信幸と信繁がやきもきする中、ようやく心を決めた昌幸が立ち上がります。信濃は豊富な資源があり、自然に恵まれ、東西を結ぶ要の土地。この地を手に入れようを上杉、北条、徳川が躍起になっている。それならば、それを逆手にとってやろう。この信濃があれば真田も大名と対等に渡りあえるはず。手始めに、滝川と北条が戦っているすきに、岩櫃城と沼田城を奪い返すと昌幸は宣言します。「どんな手を使っても、真田を守り抜いてみせる。大ばくちの始まりじゃ」
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真田丸(5)窮地

2016年02月14日 | 真田丸(NHK大河ドラマ)
昨日(2/13)のNHK「ブラタモリ」(第31回)は「真田丸スペシャル・沼田~真田は沼田でどんな城下町をつくった?~」だった。見逃した方は「NHKオンデマンド」(無料・要会員登録)で今日(2/14)の午前10時以降、視聴することが出来るほか、再放送(予定では3/13 13:05~13:50)もある。番組のサイトによると、

大河ドラマ「真田丸」スペシャル!舞台は群馬県北部の沼田市です。沼田は、堺雅人さん演じる真田信繁(幸村)の兄・信之(信幸)がまちづくりを行った城下町。さらに、タモリさんが学生時代“地形好き”に目覚めたという思い出の場所でもあるんです!まさに「ブラタモリ」のルーツは、沼田にあった!?

堺雅人さんから“指令”を受けたタモリさん。向かった先は、沼田市の巨大な「河岸段丘」!実は沼田は、巨大な段差の上に城とまちが築かれた、“天空の城下町”なんです。その高低差は、実に70メートル以上。市内には、真田が段差を存分に生かしてまちづくりをおこなった痕跡が、今もたくさん残っています。

街道に仕掛けられた、奇想天外の防御策とは?だらだらと続く長い坂道に隠された秘密とは?そして知られざるタモリさんの学生時代…。大学入学のため上京し、真っ先に沼田を目指したというタモリさん。いったい何が、若き日のタモリさんを惹きつけたのか?タモリさんの思い出の場所に向かうと…???


私も知らなかったが、沼田の市街地は巨大な河岸段丘の上に建っていたのだ!さてドラマ「真田丸」の話だ。先週の日曜日(2/7)、真田丸「第5回 窮地」を見た。NHKのHP「あらすじ」によると、

本能寺の変。安土城下の信繁は京に向かうが、その隙に松を混乱した兵たちに奪われてしまう。一方、徳川家康と本多忠勝は明智の軍勢から逃れるため、険しい伊賀山中を抜けての脱出を決断。野盗の群れが次々と襲うが、そのときある人物が現れる…。信州で事件を知った昌幸は激しく動揺する。再び主を失った真田家を守るため、越後の上杉景勝を頼ろうとするが…。

本能寺の変を知り、急いで逃げようとする家康の動揺ぶりと、険しい伊賀山中での逃避行がユーモラスに描かれる。番組の最後のほうで信繁は、野良猫を見て安土城で井戸に抜け道があることを知る。姉の松や捕らえられている女性たちをここから逃がすシーンも、見ものである。

本能寺の変については、明智光秀の子孫が『本能寺の変 431年目の真実』 (文芸社文庫)という本を書いていると、同僚のWくんに教えてもらった。そこには「光秀の末裔がついに明かす衝撃の真実!! 名門・土岐明智氏の行く末に危機感を抱いていた光秀。信長の四国征伐がさらに彼を追いこんでゆく。ところが、絶望する光秀の前に、天才・信長自身が張りめぐらした策謀が、千載一遇のチャンスを与えた! なぜ光秀は信長を討ったのか。背後に隠された驚くべき状況と、すべてを操る男の存在とは! ? 新事実をもとに日本史最大のクーデターの真実に迫る、壮大な歴史捜査ドキュメント!」 (Amazonの内容紹介」)という話が出ているそうだ。

 本能寺の変 431年目の真実 (文芸社文庫)
 明智憲三郎
 文芸社

では最後に、「大河ドラマ特集 注目の見どころ応援サイト」から、今回のストーリーを紹介しておく。

1582年6月2日、明智光秀による謀反で、織田信長が本能寺の変で命を落としました。
武田勝頼が自刃してから僅か3ヶ月後の事です。また、織田信忠も二条城にて明智勢と戦い、自害して果てました。この時、堺を遊覧していた徳川家康は人生最大のピンチに立たされます。

大阪・堺から本拠地・岡崎城に戻るにしても、京は明智勢がおり、海は海賊と進む道がありません。一緒にいた穴山梅雪は単独で琵琶湖付近から東へ進む道を選択しますが、徳川家康は、付き従っていた石川数正、本多忠勝らと伊賀を越えて行く事になりました。

この頃、人質として松を届けるため、安土城下に滞在していた真田信繁は、京で変事があったことを知ると、小山田茂誠に松を託して、矢沢頼康(矢沢三十郎)と共に京に行ってみて何があったのか確かめる事にします。まだ、本能寺の変を知らない真田の里では、高橋内記は娘・キリを真田家へ奉公に出し、将来、真田信繁に嫁いでくれる事を願っていると伝えます。

徳川家康は伊賀に縁がある服部半蔵の手助けもあり、命からがら岡崎城へ入りました。真田昌幸は、京から戻った薬売りからの情報で、本能寺にて織田信長が討たれた事を知ると、そこに明智光秀からの使者が書状を届けてきます。そして、真田昌幸は、他の国衆ヘの書状はすべて燃やし、急ぎ召集をかけました。

京にて明智光秀の謀反を知った真田信繁は、安土城の姉上が危ないと悟ります。招集した国衆からは、織田家についた真田のせいだと言う意見もでるが、真田昌幸は上杉景勝に臣従すると言い、既に向かわせていた真田信尹は、上杉景勝から快諾を得ていました。

安土城では、松を探し出しますが、一緒に捕われている20名ほどの女性と一緒に逃げると言い、明智勢に包囲されると真田信繁は井戸の抜け道を見つけて安土城の外に逃れます。
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