スペースX社が開発していたドラゴン宇宙船の試験機が、日本時間の9日午前0時43分にファルコン9ロケットで打ち上げられ、軌道を周回後、無事、太平洋に着水した。NASAによれば、軌道から帰還した商業宇宙船は初めてとのこと。
ファルコンロケットとドラゴン宇宙船には前から注目していた。民間による最初の有人軌道宇宙船の開発をめざしていること、来年、引退するスペースシャトルの代替候補の中で、もっとも実現が早いと思われることなどがその理由だった。
多少の遅れはあったが、着実に成果を積み上げているのはさすがである。
今後は、無人試験機によるISS(国際宇宙ステーション)とのランデブー、ドッキングをへて、無人補給機として実用化、その後、乗員7名の有人宇宙船の実現に挑むことになる。
ドラゴン宇宙船の運用コストは約35億円と、スペースシャトルの10分の1以下になると見られている。スペースシャトルはメンテナンスの問題から1回あたりの運用コストが500億円以上にはねあがり、宇宙開発予算の足をひっぱっていた。ドラゴン宇宙船が実現すれば、宇宙はもっと身近なものになるだろう。
十年ほど前まで、シャトルの後継はX-33のような単段式のシャトルか、空中発射式のシャトルになると思っていた。ところが、ふたを開けてみれば、マーキュリー計画以来のカプセル型が未来を担うことになった。しかも当のNASAではなく、民間の手で。
いずれラムジェットやスクラムジェットを搭載した宇宙機が登場するだろうが、それまではドラゴンとソユーズという古典的形式の宇宙船が活躍することになる。
技術進歩のジグザグというのはおもしろい。
グーグルの「新戸雅章」検索ヒット数が4万件程度に落ち着いてきた。あの2億3千万件はなんだったのだろう。
ファルコンロケットとドラゴン宇宙船には前から注目していた。民間による最初の有人軌道宇宙船の開発をめざしていること、来年、引退するスペースシャトルの代替候補の中で、もっとも実現が早いと思われることなどがその理由だった。
多少の遅れはあったが、着実に成果を積み上げているのはさすがである。
今後は、無人試験機によるISS(国際宇宙ステーション)とのランデブー、ドッキングをへて、無人補給機として実用化、その後、乗員7名の有人宇宙船の実現に挑むことになる。
ドラゴン宇宙船の運用コストは約35億円と、スペースシャトルの10分の1以下になると見られている。スペースシャトルはメンテナンスの問題から1回あたりの運用コストが500億円以上にはねあがり、宇宙開発予算の足をひっぱっていた。ドラゴン宇宙船が実現すれば、宇宙はもっと身近なものになるだろう。
十年ほど前まで、シャトルの後継はX-33のような単段式のシャトルか、空中発射式のシャトルになると思っていた。ところが、ふたを開けてみれば、マーキュリー計画以来のカプセル型が未来を担うことになった。しかも当のNASAではなく、民間の手で。
いずれラムジェットやスクラムジェットを搭載した宇宙機が登場するだろうが、それまではドラゴンとソユーズという古典的形式の宇宙船が活躍することになる。
技術進歩のジグザグというのはおもしろい。
グーグルの「新戸雅章」検索ヒット数が4万件程度に落ち着いてきた。あの2億3千万件はなんだったのだろう。