突然の停電

明日は投票日。十二月三日の雪に続いての大雪である。
投票率に影響が出る事は間違いない。特に高齢者は、雪道を往復する手段が無い。投票所までの高低差約１００ｍ、距離１２００ｍ。高齢者は、雪道での行動は無理である。

昨夜来、停電も頻発している。暖房器具は、全て電動。
暖を取るにも手段が無い。アー・・・・練炭火鉢が懐かしい。

三角点、水準点

奥様は先日まで「新田二郎著　剱岳」を熱心にお読みに成っていた。
奥様の七変化が始まった。　其れまで興味を示さなかった、「水準点、三角点」に興味を持ち始め、食事の時にあれこれと質問してくるので、「自分で見に行ったら」と私の住まいする近隣町内の数箇所を教えておいた。数日前、ご近所の奥様方と散歩がてらお出かけし、数箇所の「三角点」や「水準点」を散策されたらしい。夕刻ご機嫌でご帰宅された。
その間私は夕食の買出しに行き、写真のような一等水準点を買い物先のスーパーの傍の歩道で見つけた。
奥様は若き時分、一人で「立山」へ出かけたり、登山サークルの方たちと、広島近郊の山へ登っていたようであるが、「三角点」や「水準点」は知らなかったようである。広島近郊の山の中には、別名で「火の山」と呼ばれる所がある。地元人だけがそう呼んだところが多いが、戦時中は高射砲が設置された、大変見通しの良い山である。そうした山には、一等、二等、三等三角点が設置されている事が多い。
私は仕事柄か、基準点と呼ばれる国の設置した各種の「点」を頼りに仕事をしてきた関係上からか、通りすがりに目に入ったら、これらの「基点」を記憶してしまうらしい。
それにしても奥様の「点」に始まった質問は、久しぶりに私の脳を活性化してくれた。

戦前回帰はごめんこうむりたい

菅原文太さんが亡くなったそうだ。映画「仁義なき戦い」を思い出す。広島のやくざ社会を描いた物であった。
昭和４０年代、島根県鹿島町の原発工事で松江に半年間生活したが、宿屋の主人が広島の人間と言えば「仁義なき戦い」に出てくる人を連想していたのには、聊か閉口した思い出がある。
現在私が住んでいる町は、その戦いの火蓋が切られた嘗ての「ジャングル温泉」跡地から西に直線で３００ｍであり、子供時代に住んでいたのは、旧「打越組」の縄張りのど真ん中で、小学校一年生の時、ＭＰと「打越組」が闇市の取締りの攻防戦で実弾が飛び交った町であった。
又戦後の一幕を飾った人が旅立っていった。
なんとなくこのたびの選挙は、戦前への回帰を狙った「財閥」対「私のような貧乏人」の戦いになってきたような気がする。
果たしてどの政党が「貧乏人」の味方なのであろうか？・・・・。