FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

5月8日のECB理事会で追加緩和が決まる可能性も否定出来ず。

2014-04-23 11:53:20 | 日記
<22日のニューヨーク外為市場の動向から> 
  22日終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対ユーロで弱含み、対円では横ばい、 欧州市場が復活祭の休日明けとなりましたが、欧州中央銀行(ECB)が追加金融緩和に踏み切るかどうか不透明感が広がっていることから、狭いレンジでの取引が続いています。 同日に発表された3月の米中古住宅販売戸数は予想を上回ったものの約1年半ぶりの低水準でしたが、相場への影響は乏しい結果となりました。

  ECBのドラギ総裁は、最近ユーロ高は金融緩和に動くきっかけになり得るとの考えを鮮明にするようになって来ています。 また24日には講演が予定されています。 主要政策金利は現行の0.25%よりも引き下げられる余地もあるのか。 ただECBが実際に行動を起こすまでは、ユーロはレンジ内の動きにとどまると見ておいた方が良さそうです。 早ければ5月8日のECB理事会で追加緩和が決まる可能性もあるかも知れません。

  23日には、4月ユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値や24日の4月IFO独業況指数の結果も見極めようとしていることから、IFO指数やドラギ総裁の講演が控えていることで、今週は弱含み傾向となりそうだです。 来週に4月のユーロ圏消費者物価指数が出てくるため、ユーロの下げ余地も限られそうです。

  米経済指標や米企業業績の改善を背景にドル買いの妙味が出始めていて、予想よりも良好な企業業績が米株式市場への資金流入を再び活発化させて、ドルを支える可能性もありそうです。

本日のドル・円相場の予想推移 <102.30~102.80>

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