FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

今週は、ユーロ圏の景況指数(PMI)やドイツのIFO企業景況指数に注目。

2014-04-22 20:36:17 | 日記
<今週のユーロの動向から>
  今日、クーレECB理事から、 ”ECBには利下げの余地がある” また ”ユーロが上昇すると、緩和政策がより正当化される”  と言うようなハト派的なコメントが出ています。 

  今週はユーロにとってさらなる悪材料が見込まれることが予想されます。 ユーロ圏の景況指数(PMI)やドイツのIFO企業景況指数には注目が集まりそうであり、これらが悪化すればユーロにはさらなる下押し圧力がかかりそうな雰囲気です。 また、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は24日の講演で再びユーロに言及する可能性もあるのではないでしょうか。 

  しかしながらこれらのリスク要因をよそに、全体的な資金フローが依然としてユーロを支えているのも確かであり、ECBの政策行動が近づいていると思われるまで、ユーロの下値余地は限られると想定していた方が良さそうです。

<ユーロのテクニカル分析から>
  為替相場の日足テクニカルによると、ユーロ・円は5日移動平均線141.45~50円(22日の東京市場時点)が下から25日線141.40~45円を上抜けるという、ゴールデンクロス(ユーロ買いシグナル)を巡る攻防に直面してきています。

  短中期のトレンドラインを示す5日線や25日線の方向性は、微妙な上向き化となっています。 これから5日線の25日線 ”上抜け” が定着してくると、ユーロの下落リスクが後退し、5日線や25日線などを下値メドとしたユーロの押し目買いと、緩やかな下値切り上がりのトレンド移行が注目されやすいと思われます。

  反対に上抜け定着に失敗すると、ユーロの下値リスクが再燃し、5日線や25日線などを上値メドとしたユーロの戻り売りと、下攻めのトレンドが本格化する可能性も消えていません。

本日のドル・円相場の予想推移 <102.30~102.75>

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