遠藤周作文学館に行ってから無性に「沈黙」が読みたくなりました。
「沈黙」の中のフレーズが所々で紹介されていて、興味がわいてきたからです。
例えば、文学館から車で5分ほどの所にある「沈黙の碑」
石には次のフレーズが刻まれています。
人間が
こんなに
哀しいのに
主よ
海があまりに
碧いのです
遠藤周作
外海の碧い海
文革館に隣接する思索空間アシャンティ
碧い海に向かって並べられている椅子、そのカウンターには遠藤作品のフレーズを刻んだプレートが貼られていました。
「私がその愛を知るまでには、今日までの全てが必要だった。『沈黙』」
文学館の中は言わずもがなでした。
家に帰り、しばらく遠藤周作文学館の余韻に浸っていました。
その余韻は、日が経つにつれて「沈黙」を読んでみたいという気持ちに変わりました。
幸い、連れが昔読んだという文庫本を持っていたのですが…
字が小さくて読むのが苦になりました。
若い頃は何でもなかったのでしょうが、ちなみにこの本は昭和56年に出版されたものでした。
それでも「沈黙」が読みたくて図書館へ行くと、ありました。
大きな活字の「沈黙」。
先ほどの文庫本と比べると、こんなにも字が大きいのです。
図書館にあったのは「大活字文庫」と名のついた22ポイント・ゴシック体で印刷された本でした。
活字が大きい分、嵩は張ります。
文庫本1冊が3分冊
本の厚さ
文庫本の7倍の厚さになります。
その分文字が大きく、これなら目に負担を掛けないでどんどん読めそうです。
ただ、ページを頻繁にめくらなければなりませんが…
「沈黙」の中のフレーズが所々で紹介されていて、興味がわいてきたからです。
例えば、文学館から車で5分ほどの所にある「沈黙の碑」
石には次のフレーズが刻まれています。
人間が
こんなに
哀しいのに
主よ
海があまりに
碧いのです
遠藤周作
外海の碧い海
文革館に隣接する思索空間アシャンティ
碧い海に向かって並べられている椅子、そのカウンターには遠藤作品のフレーズを刻んだプレートが貼られていました。
「私がその愛を知るまでには、今日までの全てが必要だった。『沈黙』」
文学館の中は言わずもがなでした。
家に帰り、しばらく遠藤周作文学館の余韻に浸っていました。
その余韻は、日が経つにつれて「沈黙」を読んでみたいという気持ちに変わりました。
幸い、連れが昔読んだという文庫本を持っていたのですが…
字が小さくて読むのが苦になりました。
若い頃は何でもなかったのでしょうが、ちなみにこの本は昭和56年に出版されたものでした。
それでも「沈黙」が読みたくて図書館へ行くと、ありました。
大きな活字の「沈黙」。
先ほどの文庫本と比べると、こんなにも字が大きいのです。
図書館にあったのは「大活字文庫」と名のついた22ポイント・ゴシック体で印刷された本でした。
活字が大きい分、嵩は張ります。
文庫本1冊が3分冊
本の厚さ
文庫本の7倍の厚さになります。
その分文字が大きく、これなら目に負担を掛けないでどんどん読めそうです。
ただ、ページを頻繁にめくらなければなりませんが…
コメントありがとうございます。
「人間の弱さに寄り添い、共に苦しむ母のようなイメージをキリストに見いだした」と、どなたかの評論を遠藤周作文学館の中で見かけました。
「苦しみの連帯、弱者への共感」が遠藤周作文学の根底に流れるテーマとも。
「沈黙」を読む前に「海と毒薬」を先に読みました(これも大きな活字本)。
中学生の時に一度読んでいたのですが、あの頃は奥底に流れているテーマを理解できていませんでした。
改めて読み返し、その奥の深さに心が震えました。