計画なら、今は博多に向かう「かもめ8号」の中。その後新幹線で名古屋、そこから「ワイドビューしなの15号」で松本に向かう予定でしたが、今は自宅でパソコンに向かっています。
昨日の「関東甲信越地方は本日梅雨明けしました」という報道には胸が躍りました。
そして、すべての準備を整えて、JRのみどりの窓口に切符を買いに行きました。
「この通りに切符をください」と、NAVITIMEで作成した乗り継ぎ計画書を示しました。
「はい、かしこまりました」
「往復割引でね」
などと余裕で窓口のお兄さんと話をしていたのですが、途中からお兄さんが不思議そうにパソコンにつぶやいたのです。
「おかしいな、切符が出ない」と。
いろいろと調べて、原因が分かりました。
先の台風8号の後の大雨で、南木曽あたりの架橋が流され現在不通になっているとのことです。
「えっ、行けないんですか?」
私のさっきまでの余裕がいっぺんで吹き飛びました。
お兄さんも気の毒そうに、東京まで行って松本に向かうなどいろいろと調べてくれましたが、到着が遅すぎです。
「出直してきます」と、みどりの窓口を後にしました。
そうだ、名古屋から高速バスで松本に向かおうと自宅のパソコンでバスを予約しようとしたのですが…。
あまりにも無警戒でした。
この北アルプス行きを計画したのは6月22日のことでした。
リフレッシュ休暇をとる関係で、1か月前には職場にも休暇願を出し了承をいただいていました。当然、山の前後に泊まるホテルや旅館も予約していました。
JRの切符は、平日の出発なので前日でよかろうと高をくくっていました。
甘かった!
北アルプスの天気は毎日チェックするなど情報収集には努めていたつもりでしたが…。
社会情勢、世の中の出来事に…。
そういえば、前代未聞の猛烈な台風とまで言われた8号、こちら長崎は厳戒態勢で臨み肩すかしを食わされた形でホッとしていましたが、あの後、本州で大雨の被害があったことをテレビで報じていたことを思い出しました。民家が流され、中学生が亡くなったことも…。
結局、高速バスもすでに満席で今回は残念することにしました。
自分が行きたかったのもありますが、北アルプスの感動の山々を家内に見せたかったというのが一番の思いでした。残念です。
SUWVの同期のみなさんや職場の方々に、「気をつけて行ってくださいね」と温かい言葉を掛けていただいていたのですが…。
元気であれば、また行く機会もあるだろうと気を取り直して、ぽっかりと空いた1週間を別のことで充実させたいと思っています。
以下は、出発前の準備風景です。
リストを元に装備品の最終確認をしました
ザックに防水スプレーをかけて干しているところです。
ズボン、靴にも防水スプレーをかけ万全を期しました。
猪木先生の名言をもじって自分にエールを…
「元気でいれば、チャンスはある!」
また、交通機関の心配をしなくて登れる地元の山(多良岳、雲仙)のありがたさをしみじみ感じているところです。
また登りましょう。