TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

「なぜ山に登るのか」

2012年10月10日 | 山にまつわる話
傾山




学生時代、「なぜ山に登るの?」と、よく同級生に聞かれたものだ。
私はうまく答えることができなかった。
そんなとき、同期のSはこう答えていた。
「山はすかん。すかんけん登る」

一見矛盾しているようだが、あの頃の心情をうまく言い当てている。名言である。

山登りはきついから嫌だ。でも、きつさが理由の自分に負けたくないから登る。
解説を加えればこういうことだ。

あの頃は、私も実は山は好きではなかった。それでもワンゲルで4年間活動した。
山のきつさ以上の面白さ、魅力があの部にはあったからだ.

あれから30数年。今は時間があれば山に登りたいと思う。
なんという変化だろう。

念願の大崩山に登った次の日、傾山の山頂に立った。
登りたかったのである。

今、大崩・傾遠征を終え、次の山をどこにしようか思案している所である。
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