天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

岩手県陸前高田市「高田松原」の倒れた松で作られた聖観音像

2013-05-05 08:34:00 | 天真寺

本日、5月5日(日)住職の友人が住職をつとめる岩手県宮古市にある曹洞宗・常運寺様にて、岩手県陸前高田市の「高田松原」の倒れた松で作った聖観音像がおさめられます。常運寺様は、東日本大震災による津波によって甚大なる被災をされました。天真寺住職も、本日参詣しております。住職が帰寺しましたら、報告をさせていただきます。

詳細は、以下新聞報道をご覧下さい。

□読売新聞より
宮城県気仙沼市で昨春、清水寺(東山区)の森清範貫主らと東日本大震災の犠牲者を悼み、被災者を元気づけた舞鶴市紺屋の桂林寺住職能登春夫さん(62)=写真=らのグループが5日、岩手県陸前高田市の名勝「高田松原」の倒れた松で作った聖観音像を同県宮古市の常運寺に納める。今回、能登さんの友人が住職を務める常運寺があり、壊滅的な津波被害を受けた宮古市田老地区への訪問を決定。同行する森貫主から制作を頼まれた、京都伝統工芸大学校(南丹市)の教授で仏像彫刻家の須藤光昭さん(67)が先月、約2週間かけて聖観音像を一木づくりで彫り、柿渋や漆をすり込んで古色風に仕上げた。常運寺で5日午前、聖観音像の開眼法要が営まれる。桂林寺の檀家(だんか)の女性らがちりめんで手作りした地蔵約400体も被災者らに配る予定で、能登さんは「復興を応援する皆さんの心を現地に届けたい」と話す。(2013年5月3日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20130502-OYT8T01699.htm

□毎日新聞 5月3日(金)14時17分配信
東日本大震災:復興への元気を 応援プロジェクト「縁」、5日に岩手・田老地区で慰霊法要 /京都
 ◇清水寺・森貫主が聖観音像開眼も
 ◇舞鶴・桂林寺住職が発起人
 東日本大震災の被災地の人たちを元気づけようと府内の僧侶や市民が結成した応援プロジェクト「縁」が5日、津波で大きな被害のあった岩手県宮古市田老地区で慰霊法要を営み、手打ちそばやマッサージの接待で被災地の住民をもてなす。「今年の漢字」の揮ごうで有名な清水寺(京都市東山区)の森清範貫主もプロジェクトの一員として、京都伝統工芸大学校(南丹市)の学生が被災木で彫った聖観音像(高さ25センチ)を現地で開眼。一字揮ごうもする。
 発起人は、桂林寺(舞鶴市紺屋)の能登春夫住職(62)。震災直後に東北を訪れたのをきっかけに「現地の人を癒やし、復興への元気を取り戻す助けになろう」と呼びかけ、親交のある森貫主や東北各地の僧侶、綾部市のそば職人村上勝幸さん、安喰健一さん、舞鶴市の整体師増田典子さんらと結成。昨年5月に宮城県気仙沼市を訪れ、初めて法要と接待をした。
 今年は、津波が大防潮堤を乗り越え約170人の死者・行方不明者を出した田老地区で慰霊を続ける常運寺の高橋英世住職(62)が、能登さんの40年来の友人であったことから、総勢21人で同地区を訪問する。森貫主は、岩手県陸前高田市の被災松を使った大日如来坐像の制作を依頼した縁で、今回、同大学校に小型の観音像を依頼。須藤光昭教授の指導で、同様の材料に仏像彫刻科の3、4年生が約3週間かけて彫り上げた。
 当日は法要の後、そば、マッサージの接待、表千家堀内長生庵による茶会がある。観音像とともに、同寺の御詠歌講の女性らが布を縫ってつくった地蔵像(高さ10センチ)400体も贈る。能登さんは「僧侶、そば職人、お茶の先生、学生さんなど、それぞれ自分のできることを全力で準備しました。ひとときでも被災地の人たちが癒やされ、元気になれれば」と話している。
【鈴木健太郎】

(龍)

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