天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

カブトムシ大発生

2009-08-14 16:29:46 | 天真寺
カブトムシがニューストピックに上がっていた。

長野県松本市で、大量発生したカブトムシが出荷前のブドウに群がる被害が相次ぐ。
というニュース。詳細はこちら→YAHOO!!NEWS / 時事ドットコム


幼少の頃、カブトムシといえば夢が一杯つまっていた。
先日もらったカブトムシも、
Kくんが家で飼ってくれるので、Kくんのもとへ。



そのカブトムシが、大量発生をして出荷前のブドウの果汁を食べてしまうと、害虫扱いになってしまう。

ふれあい農園でも思うことがある。
子どもの頃、野原に行って、一緒によく遊んでいた昆虫がバッタやカマキリ。
農園の食物を荒らすのもバッタである。
食物の育て方の本によれば、害虫扱いになっている。



さすがに、一緒に遊んでいた思い出があるだけに、バッタを殺すことはできない。
しかし、これが生活の為に農業を営んでいたならば、事態は違っていただろう。

今回のカブトムシの大量発生の原因については暖冬の影響を挙げられている。
「冬になると、例年土の上層部が凍るが、今年はほとんど凍らなかった。多くのカブトムシの幼虫が生き残れたのではないか」と推測するという。
いわゆる、人災である。

人間の都合によって、大好きな昆虫になったり、害虫になったりする。
親鸞聖人のお言葉「善悪のふたつ総じてもって存知せざるなり」という言葉が思い出される。

このニュースをみながら思うことがある。
人間の都合によって、善にも悪にもみえてしまう。
都合のいいものは善、都合の悪いものは悪という感じに。

しかし、私たちの善だろうが悪だろうが、どんな事情があるにせよ、
それぞれがそれぞれのいのちを精一杯に生きている。
それだけは忘れてはいけないような思いがする。

なぜならば、みんんが仏様の願いを生きているいのちだから。

(龍)


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